「おごってジャンケン隊」のプロフィール。
作者、現代洋子さんについては、よく知らなかったので、調べてみました。
現代洋子 - Wikipedia
「現代洋子」という珍しいペンネームは、「現代用語の基礎知識」から来ていたんですね。
エスプリの効いた、早稲田の秀才らしいネーミングだと思います。

現代用語の基礎知識。
現代用語の基礎知識2018年版 通常版 | 池上彰/佐藤優/竹内洋岳/飯田泰之/平田直/島薗進/五野井郁夫/伊藤真/金子勝/森永卓郎/清家篤/湯川れい子/塚田穂高/伊勢崎賢治/やくみつるほか |本 | 通販 | Amazon
「おごってジャンケン隊」の魅力。
これはぐるナイの「ゴチになります」でも言えることなのですが、文化人や芸能人など数人が集まり、おいしい食事を囲みながら、これまでの人生観を語り合い、「これは勉強になるなー」と思ったラストに、いきなり「おごるか!?」「おごられるか!?」の金銭をかけた壮絶バトルが始まるところですね。
この急展開が、大げさですが「手に汗にぎる」大勝負となります。
しかも、この漫画の場合、その決め方が、「ジャンケン」という非常に子供みたいなツールを使って行うところに、よりシュールさが増す要因となっています。
「おごってジャンケン隊」第1巻に登場するゲストの皆さん。
爆笑問題/田尾安志/アニメタル/一条ゆかり/上原きみ子/大川興業/相賀昌宏(小学館社長)/B.B.WAVES/串間努/伊集院光/山田美保子/金谷ヒデユキ/中井美穂/神山雄一郎/八谷和彦/西村知美/槙原寛己/河原純一/入来祐作/光浦靖子/獣神サンダーライガー/北村和夫/今村昌平
第1回 ゲスト 爆笑問題
太田光(ヒカリ)さんと田中裕二さんのコンビですね。「ヒカル」さんではなく「ヒカリ」さんと読むそうです。
この作品上では、「若手漫才の筆頭」と、現代さんが評しています。
1997年11月10日に「収録」されたようで、今やベテランのお2人も、20年前は「若手」と言われていたんですね。
それでは本編へ。
第1回ということで、イントロみたいなやり取りから始まります。
編集者「Y」からは、現代さんは「ゲストと食事をしてそれを記事にするだけですよー」とだけ言われていたらしく、当日になって、いきなり「ジャンケンで負けた人が全額支払います!」とYから言われ、現代さんは驚愕します。
しかも、優しいゲストが「私が支払いますよ」と申し出ても、編集者Yは、「いえ、ジャンケンがルールですから。」と断るシビアさ。
ちなみに、「Y」とだけ書かれていたこの編集者さんは、現代さんの恨みを買い、すぐに次の回で実名をさらされてしまいます。
ネタは太田さんがほとんど作っていたそう。
本編の会話が始まります。
今回のゲスト、爆笑問題のお2人。
平均睡眠時間は3~4時間だそうです。テレビに出て、ネタを作って、となるとやはり、睡眠時間を削っていかなければならない、厳しいお仕事であることがうかがえます。
ネタは、太田さんがほとんど作っているとのこと。
ネタの元は田中さんの役目。
社会風刺などを得意とし、「TVタックル」などの報道番組にもよく出演している太田さんですが、意外にも新聞を取っていないそうです。(もちろん20年前の話なので、今はわかりませんが。)
田中さんが新聞記事をスクラップして、それを太田さんが読んで、ネタを考えていくそうです。
ボルシチスープを食べながら、コーラを飲むお二人。
爆笑問題のお2人は、お酒を飲めないそうです。なので、食事にはコーラを飲んでいたとのこと。
今更ですが、太田さんの妻が社長とのこと。
これだけ有名な方ですので皆さんご承知と思いますが、爆笑問題のお2人のプロダクションの社長は、太田光代さん。太田さんの妻ですね。
光代さんも元タレントで、夫婦でお互いの才能を認め合っているところを、現代さんは羨ましがっていました。(当時は現代さんは独身。)
いよいよジャンケンタイム!!
さて、カメラマンやマネージャーも含めた総勢8人でのジャンケン大会。その結果は・・・?

現代洋子さん、見事「自腹」第1号!!。
小学館「おごってジャンケン隊」第1巻 10ページより。
見事、最初のお支払い者は作者現代洋子さん本人となりました。
46,830円!大金ですねこりゃ。
こんな調子で、この後いろいろなジャンルの人が出てきます。
今回は作品の説明のため、1回分しかご紹介できませんでしたが、有名人がたくさん出てくる作品ですので、また次回、ご紹介したいと思います。