☆元気な女の子のための新まんが雑誌というキャッチコピーで登場☆
少女漫画雑誌と言えば、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」だった時代
当時、りぼん、なかよし、ちゃおなどの有名少女漫画雑誌の中で、特に売れっ子作家さんの作品は切なくて大人っぽい恋愛漫画が殆どでした。
ギャグ漫画や4コマ漫画なども載ってはいましたが、表紙を飾ったり推されまくっていたのはやっぱり恋愛漫画なのでした。
そんな中、ぴょんぴょんはギャグだったりスポ根だったり、とにかく元気いっぱいで明るい作品が多くを占めていました。
筆者も何かに悩み気分が落ち込んでいた時、ギャグもので大笑いしたり、ファンタジーものや、壮大なストーリーで現実逃避してみたりして、ぴょんぴょんには随分元気づけられたものでした。
まるで少女漫画版コロコロコミック!?

愛の戦士ヘッドロココ
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ぴょんぴょんで掲載されていた代表漫画には、「ビックリマン」に登場するヘッドロココが主人公の「愛の戦士ヘッドロココ」というタイアップ作品がありました。
ヘッドロココは天使の王・スーパーゼウスの孫で、男子です。
今でこそ、男子が主人公の少女漫画も珍しくはありませんが、当時はまだまだ少なかった時代。
ビックリマン自体がどちらかと言えば男子向けだったのもあり、かなり異色な少女漫画でした。
但し、絵柄は王道のキラキラ系で、ヘッドロココも女子と見紛うほど綺麗に描かれており、天魔界の王女のワンダーマリアとの許されざる恋愛ストーリー仕立てであるところは、まさに少女漫画でした。

ビックリマン版ワンダーマリア

ぴょんぴょんコミックス版のワンダーマリア
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実写特撮ドラマとのタイアップ作品

美少女仮面ポワトリン
主人公の村上ユウコは普段は普通の女子高生ですが、ポワトリンに変身すると赤い仮面に赤マントという怪盗の様なコスチュームを着て、町内に出没する怪人を退治します。
超ミニスカートが眩しかった!
「コスモ・マジック!メタモルフォーゼ!!」という呪文や、「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!!」や「たとえ○○が許しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません!」といった登場時の台詞、「ごきげんよう〜」と言って去るという上品且つ丁寧な台詞は当時流行しました。
正体がバレるとカエルにされてしまいます。

魔法少女ちゅうかなぱいぱい!
くだん書房:目録:マンガ:雑誌:小学館:ぴょんぴょん
ポワトリンと同じく、変身少女ものです。
但し、中華魔女であり、人間界に逃げてきたという点が普通の人間であるポワトリンとは違います。
アニメ化された作品も!

あさりちゃん
くだん書房:目録:マンガ:雑誌:小学館:ぴょんぴょん

あさりちゃんとどろろんぱっ!
くだん書房:目録:マンガ:雑誌:小学館:ぴょんぴょん
人気漫画だったあさりちゃんは、小学館のコロコロコミックや小学一年生~六年生などでも連載していましたが、それに並行してぴょんぴょんでも連載をしていました。
主人公の小学4年生浜野あさりを取り巻くドタバタ劇は、2014年には女性作家2人組によるコミックシリーズとして最多の発行巻数として、ギネス世界記録に認定されました。

みい子で~す!
くだん書房:目録:マンガ:雑誌:小学館:ぴょんぴょん
主人公のみい子は小学5年生。
塾帰りにファーストフードを食べたいという理由で塾に通い始めたり、連載当時同年代だった筆者にとって、とてもリアルで親しみやすいキャラでした。
ちゃおに移った後は、「こっちむいて!みい子」というタイトルに変わり、そのタイトルでアニメ化もしました。

ママは小学4年生
主人公の水木なつみは夢が丘小学校に通う小学4年生の女の子。
未来の自分から託され、15年後の未来からやってきた自分の赤ちゃんを育てることになります。
こちらも主人公が筆者と同年代だったため親近感がありましたが、当時経験したこともない育児がテーマだったので、どこか不思議な感覚で観ていたのを憶えています。
壮大な名作も生まれました

光のパンジー
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ジャングルでチンパンジーに育てられた少女が、次第に人間の少女らしくなっていき、数々の陰謀に立ち向かいながら成長していく姿を描いた壮大なストーリー。
読者からの高い評価を受け、2004年には復刊もされました。
スーパードッジボールを題材にしたスポ根ものも!

はずんでキャッチ
はずんでキャッチ(1) - 漫画(マンガ)・無料試し読み・電子書籍 | BookLive!
少女漫画には珍しく、スーパードッジボールを題材とした作品です。
主人公の川原ひとみは弱小男子ドッジボールに入部し、強豪の女子ドッジボール部と対戦し、勝利を収めます。
ぴょんぴょんには珍しく恋のライバルが登場する作品で、続きがとても気になったものでした。
なんと、ドラミちゃんやおぼっちゃまくんも出てきました!

さすがは小学館です
言わずと知れたドラミちゃんのスピンオフ漫画です。
絵は藤子・F・不二雄ではなく、いそほゆうすけが描いていました。
最終号では、ちゃおと合体します!と宣言し、いわゆる吸収合併という形で廃刊へ…

そして涙の最終号…
くだん書房:目録:マンガ:雑誌:小学館:ぴょんぴょん
ぴょんぴょんは、当時大人気だったりぼんやなかよしに押され低迷が続きました。
そこで、同じように低迷していたちゃおとの合併が決まったのでした。
ぴょんぴょんが無くなってしまうと聞いた時、筆者の落ち込みようは半端なかったです。
ただ唯一の救いは、人気作品は同じ小学館から出ているちゃおで引き続き掲載されるということでした。
しかし、私が好きだったのはあくまでぴょんぴょんです。
あの、ぴょんぴょんという跳ねるようなタイトルに、カラフルで賑やかな表紙、そしてぴょんぴょんで掲載されていた全ての作品をひっくるめて大好きでした。
初めのうちはちゃおを購入することもありましたが、そのうちに筆者も中学生になり、もっと大人向けな雑誌に興味を持ち始めたこともあり、徐々に購入することはなくなってしまいました。
現在のちゃおはと言うと…

キラッキラですね~☆
ぴょんぴょんが吸収合併された後もどんどん変化を遂げ、人気漫画雑誌となったちゃお。
ぴょんぴょんが廃刊になって20年以上が経った今も、応援したいものですね☆