『ガンプラり歩き旅』その34 ~ゲルググに、当たりキットはなかったのか!?~

『ガンプラり歩き旅』その34 ~ゲルググに、当たりキットはなかったのか!?~

ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、今改めて当時のキットから現代キットまで発売年代順に、メカ単位での紹介をする大好評連載の第34回は、ゲルググの1/144 HGUCをご紹介!


今回は、シャア専用ゲルググと、量産型ゲルググの二つを当然用意してみたのだが。
量産型ゲルググは、それだけではバリューが薄いと思われたのか、それとも先行していたシャア専用ゲルググに対するwebでのダメ出し反応を見て、今後のバリエーション展開が期待薄と感じ取ったのか、最初からMSVのゲルググキャノンのパーツが一式、追加で入っており、量産型ゲルググとゲルググキャノン、どちらかコンパチで組める仕様になっている(だから、ゲルググキャノンの追加パーツ分だけ、シャア専用よりも100円高い)。

ゲルググキャノンは、旧キットMSVシリーズで、13番目に当たるキットとして1/144で、1983年の9月に発売された。
この時点で「ゲルググに当たりなし」を払拭しようとした意欲的なガンプラであり、その出来もよく、その金型は『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)で、肩バインダーなどを改修されてリゲルグとして改めて発売されたほどであったが、なにせMSVの頃はまだ、ガンプラはポリキャップは標準装備ではなかったので、このキットも可動がかなりアクティヴに進化しているのだが、全てがプラ関節なので、今の時代では評価はし難い立ち位置になってしまっている。

量産型ゲルググは、劇中では宇宙空間を舞いながらライフルを撃っている印象が強い

閑話休題。
筆者は、1st世代ではあるが、MSVはさすがに追いかける年齢でもなかったので、このHGUCでも、ゲルググキャノンに用はないので、ゲルググキャノン用パーツは速やかにジャンク流用パーツ行きである。
このキットの、他のバリエーションとしては、後に2013年頃、こっそりとプレミアムバンダイweb通販限定で、ライフルだけ新規パーツで、後は成型色だけを変えた、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年)のガトー専用ゲルググが発売されたらしいが、筆者はそんなアニメの存在すら認めていないので用はない。

塗装に関しては、むしろこのキットの場合、ABS樹脂のパーツにしか塗る要素はないので、上でも書いたプライマーを吹いて、ライフルをミディアムブルー、ライフルのスコープ部分をピンク、関節部分を、シャア専用はシャアピンクで、量産型はニュートラルグレーで、それぞれ塗装。

ちなみに、量産型ズゴックのモノアイと似たような逆の例として、1stマニアであれば外してはならないツボが「ゲルググの腹部のコックピットハッチの色は、量産型ではボディと同じグリーンだが、シャア専用機ではピンク、それも、四肢のシャアピンクとは色合いが違う、純粋なピンクで塗られていること」という蘊蓄がある。なのでそこは忘れずにしっかりピンクで塗装。

完成したゲルググは、プロポーション的には全く問題はない

こうして、シャア専用ゲルググと、量産型ゲルググは準備が完了した。
旧キットと並べてみると分かるが、HGUC ゲルググの方が頭一つ以上、背が高く作られている。なぜかというと、ゲルググの頭頂高は19.2m(21.0m説あり)と設定されているが、旧キットの場合は、シャア専用の角の頂点までを頭頂高としてサイズを設定していたのだが、HGUCでは量産型の頭のてっぺんまでを頭頂高として設計しているためと言われている。この説の信憑性は正確には分からず。

しかし、ゲルググMやゲルググJなど、派生デザインでは傑作キットが並ぶのに、なぜいつまで経っても無印ゲルググ決定版の傑作キットが出せないのか、謎のままのゲルググである。

市川大河公式サイト

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