RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(7)

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(7)

さて今回は前回からの続きで「Z計画」における変形機能を持つMSが現れてくる状況ににいたるまでの経緯を追ってみましょう。Zガンダムでこの計画が終わったかと言えばそうではなかったと思われます。事実RXナンバーは少しもじって使われている機体もあるぐらいですし…書いていて何時しかタイトルの趣旨とはかけ離れた文章もかなり出てきますがその辺は大目に見てやって下さい。


はじめに

「ハマりすぎに注意!」
でもやめられないんですよね~!!!

SLOTの画像です、大迫力ですね!

今回は僕にとって思い入れの強い機体が多いので文章が少し長くなるかもしれません。しかし当時から今でも思うところが多い作品群の時期でその辺はもし、時間があればお付き合いいただければ幸いです。
僕の感じたこと、感じている事がうまく伝わればいいのですが・・・
機体の並び順はUCの時間軸上に合わせているつもりですが、開発の始まりと完成は必ずしも順序が一致するとは限りませんので多少前後しているかもしれません。悪しからず。

第2世代から第3世代へ 可変機登場の産みの苦しみ

MSN-00100

頭頂高 18.5m
本体重量 31.5t
全備重量 54.5t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力 1,850kW
推力 18,700kg×4(背部)
(総推力)74,800kg
センサー有効半径 11,200m
武装
60mmバルカン砲×2 ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル(型式番号BR-M-87及びBR-M-87BB)
クレイ・バズーカ(型式番号AE/ZIM.C-BAZ-531)
メガ・バズーカ・ランチャー トリモチランチャー

百式[HYAKU-SHIKI]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

さて、いよいよ可変機の登場かと思いきや、この機体がその初めての・・・記念すべき1機であったはずが・・・産みの苦しみとはこういうものなのでしょう。可変型のガンダムタイプMSとして設計されていたが、技術不足からこれを断念し通常のMSとして完成したという経緯は詳しく説明をするべきとはいえ、余りに長くなりますのでかいつまんで・・・。
「本機はまず非可変型MSとして設計され、その後可変型MSへの転用を検討、最終的に再び非可変型MSに差し戻された開発経緯を持つ。」と資料にあるということは何があったのか。『エゥーゴがガンダムMK-Ⅱ強奪に成功し、実機を実戦投入しておりそのノウハウを持っていたこと、そのことからAE社にも強奪したうちの1機が持ち込まれ解析され「ムーバブル・フレーム」の開発が進んだこと、リック・ディアスに使われたガンダリウムγ合金がその性能の高さを実証していたこと等により可変機の開発が可能と思われたこと』などにより、設計の時点で変更されていました。しかし開発途中コンピューターによるシミュレーションの段階で変形時のバインダーの耐久性と駆動部のストレス、ムーバブルフレームの強度の問題が解決できず、その構造上の問題から計画を断念せざるを得ませんでした。しかし非可変機といえどもその性能は高くこれを実機として開発、実戦投入可能にしたものです。
第2世代MSとしてはエゥーゴとAE社共同開発の初めての機体でしょう。
それは時間との兼ね合いがあったのでしょう、一刻も早く実機をアーガマに送り込まねばならなかったという事だったのではと想像できます。(クワトロ・バジーナ大尉専用機として)

可変機登場!

MSA-005

全高
26.0m
頭頂高
18.1m
本体重量
27.8t
全備重量
52.4t
装甲材質
ガンダリウム合金
出力
1,640kW
推力
18,600kg×3(背部)
10,600kg×2(脚部外側)
(総推力)77,000kg
センサー
有効半径
11,300m
武装
アーム・ビームガン(出力2.0MW)×2
ビームサーベル(出力0.5MW)×6

メタス[METHUSS]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

一年戦争も終わり、各地で頻発していた小規模なゲリラ戦が続く中、連邦軍は一年戦争当時よりもさらにピッチを上げてMSの開発に力を注いでいたようです。
そしてUC0083年を迎え、デラーズ・フリートの抗争という大紛争が起きます。このことは連邦軍にさらなる危機感を持たせるに至り、ティターンズの勃興を呼び起こします。このことが連邦軍内部での軋轢を生じさせたのは言うまでもないでしょう。
なぜ今更のようにこの部分をピックアップするかと言えばここからティターンズ対エゥーゴという図式が発生し、両者共に画期的な技術を手に入れたからです。
そうMSの第2世代の幕開けです。ティターンズは「ムーバブル・フレーム」の開発に成功し、エゥーゴはクワトロ・バジーナの持ち込んできた新素材「ガンダリウムγ合金」を手にし、
そして新興ではあるものの既に既存の軍事産業(旧ジオン公国所属企業も含め)を吸収し巨大企業となっていたアナハイム・エレクロニクス社(以下AE社)が(裏表のある企業ですね。どっからそんな金を用意したのでしょうね?答えは…)地球圏に近づいてきたアクシズの技術さえ利用しながら介在することで次の第3世代MSまで視野に入れる事となったようですね。
エゥーゴはガンダムMK-Ⅱを奪取することにより「ムーバブル・フレーム」の技術をAE社と共に解析、転用し、考えとしてはこの時代以前よりあった可変機の開発計画「Z計画」に取り込む形でトライすることになり、ティターンズも素材の問題をどこから漏洩したかは判りませんが「ガンダリウムγ合金」まで入手することから解決、「TMS」(Transformable Mobile Suitの略)の構想を実現しようとしていた時期でした。そして上記引用の通り先に可変機を手にしたのはエゥーゴでした。「メタス」の登場です。それにしても原型とされる「アニュス・デイ」とはどんな機体だったのでしょう?AE社が自衛のために使い又自動で動いていたとの説も在り、なんの資料も無いまま姿を消しています。一体どんな機体だったのか僕で無くとも知りたいですよねw。言葉通り「神の仔羊」であるならば「神」は一体誰なんでしょう・・・

MSZ-006X1

型式番号
MSZ-006-X1 / X2 / X3
全高
19.6m
本体重量
29.9t
全備重量
52.1t
装甲材質
ガンダリウム合金
出力
1,790kw
推力
99,000kg
センサー
有効半径
14,000m
武装
ビームサーベル×2
ビームライフル

プロトZガンダムX

さてこの3機、非可変機ながらかなりの高性能機だったようですが、戦力UPを急務としていたエゥーゴでなぜ実戦配備された記録が無いのでしょう?それほどピーキーな機体だったのでしょうか?それでは誰がテストパイロットを務めたのでしょうか?様々な資料の矛盾と言い疑問だらけの機体です。まぁそれは置いておくとしても、いよいよZガンダムの完成間近との感じがひしひしと伝わってくることを告げている機体と言えるでしょう。

MSZ-006

全高   19.85m
頭頂高  19.85m
本体重量 28.7t
全備重量 62.3t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力   2,020kw
推力
腰部   12,200kg×5
脛部   10,600kg×2
脚横   7,600kg×4
(総推力)112,600kg
センサー有効半径14,000m
武装 ビームサーベル×2 シールド
   シールド内ミサイル ビームライフル
   バルカン砲×2 ハイパー・メガ・ランチャー
   2連装グレネードランチャー×2
その他 姿勢制御バーニア×8
WR(MA)形態 全長 24.32m 全幅 18.61m

Zガンダム[Z-GUNDAM]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

本機を開発するにあたり、総合技術オブザーバーは旧ジオン公国出身のアレクサンドロ・ピウスツキ博士が担当した。先ず当時開発が進められていた機体をベースとした、MSN-001 デルタガンダムを設計したものの、これはフレームの強度不足から採用が見送られた。その後、アクシズからの技術交換によって得られたデータを元に、より変形機構が簡易なMSA-005 メタスを開発したが、これは難なく進捗し、データ収集も完了したものの、既存のMSからはスタイルが異なる試作機の域を出ないものであり、白兵戦には適さない機体だった。そこでさらに非変形型のMSZ-006X プロトΖガンダムが開発されたが、この機体はアナハイム・エレクトロニクス特有のブロックビルドアップ機構により生産・整備性を高める狙いがあったものの、制御系に課題を残した。そして、このMSZ-006Xをベースに変形機構を盛り込む試みを行い、変形機能こそ実証したものの、フレームの設計からMS形態時における金属疲労に耐えきれなかった事から実用化にはいたらなかった。その後、ティターンズが開発したガンダムMk-IIが同社に持ち込まれたことで状況は一変。ガンダムMk-IIに採用されたムーバブルフレームの設計思想は斬新であり、可変MSに要求される機能を十分に備えたものであった。アナハイム・エレクトロニクスは、この技術の取得後に大気圏突入能力の実証を目的とし、フライングアーマーを開発。ガンダムMk-IIのオプションとして用意し、データの収集を行った。さらにカミーユ・ビダンによる変形MS案のプロットを採用。ムーバブル・フレームによる可変機構はアナハイム・エレクトロニクス所属のゲルハルト・グルック博士の手により実用化される。こうして完成したΖガンダムは「ウェイブライダー」(以下WR)と呼ばれる巡航形態への変形能力を有し、大気圏突入をも可能とする破格の汎用性を実現した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%96%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0

Ζガンダム - Wikipedia

お待ちかねのZガンダム登場!です。この機体をエゥーゴが手にする事になりました。
何故でしょう?ティターンズはガンダムMK-Ⅱという機体を独自で開発し、曲がりなりにも4機生産しテストまで漕ぎ着けていたにも関わらず・・・です。エゥーゴではそのうちの1機を実戦に投入し、(パイロットの能力の高さがあったにせよ)非常に高い戦果を上げるほどの機体だったのですからティターンズはこの時点ではアドバンテージがあったと思われますよね。
にもかかわらずエゥーゴに先を越されたのはこのガンダムMK-Ⅱの開発からAE社を排除したことにあるからの様なんです。ティターンズの思想から考えても判ることではありますがジオン系の開発者を抜きに「純然なる地球人」のみを採用することとなった開発者チームのメンバーで開発を成功させなければならなかったのですから旧ジオン公国系の開発者を大量に雇い入れているAE社に任せるわけなどなかったのです。そこでAE社はエゥーゴと組みまた裏ではアクシズとの技術交換など取引もあり~の・・・となるわけでした。納得いきますよね?この経緯。
さてこの機体について特筆すべきはやはり言わずもがなの変形機構による「ウエーブ・ライダー」(以下WR)形態でしょう。バリュート成しで単独で大気圏再突入も可能でそのまま大気圏内で運用も出来てしまう優れモノでしたね。この時期のMSとしては考えられないほどの汎用性と高機動性を併せ持ち、尚且つパイロットはニュータイプとこの時期もくされていた「カミーユ・ビダン」となればその高性能を如何なくかつそれ以上の性能まで引っ張り出すことに成功しています。この後、UC120年代まで主力MSの座を明け渡すことは無く、第4世代の限られたパイロットのみが操る事が出来るMSでは戦力的に「性能」より「数量」で圧倒されてしまいますから当然のことでした。「ゼータ乗り」とはエースパイロットのことを指すようになったぐらいの名機となり、後々まで後継機種が乗り継がれていくこととなります。そう云えば「機動戦士ガンダムUC RE:0096」でリディーが乗ってミネバを地上に降り立たせた時に使ってた機体もZ系の機体でしたね。あぁそう云えばこの機体の開発主任は誰でしたっけ・・・『その開発者の子供がZガンダム系のパイロットになっていたなんて事になると、それでは私のようなものでもつい信じたくなってしまうじゃなか・・・彼らの見た狂気の夢をね!』(どっかで聞いたようなセリフを一人つぶやいてみました。(笑))

ティターンズの可変機・RXナンバーを継ぐ機体たち

この項ではTMSに基づく機体たちをご紹介させていたっ抱きます。結局のところ「Zプロジェクト」と同じ素材、フレーム構造、可変構造どれをとっても同じものにつながって最後に1点に収束されていくわけですけれども同じ第3世代の機体と言ってもその運用目的や戦略的、戦術的な違いから大きく外見上の違いも現れてきます。戦略的にはコストの高い第3世代の機体だけでMS部隊を編成することは当然無理がありますから中距離、または長距離の支援部隊を第2世代のMSをあて、または混在させることで補っていたわけでしょう。とにかくここでは第3世代のMSを
1機1機見てみましょう。

RX-110

頭頂高 18.5m
本体重量 32.6t
全備重量 56.2t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 1,800kW
推力 125,200kg
センサー有効半径 10,900m
武装
バルカン砲
肩部メガ粒子砲×2
ビーム・サーベル×4
フェダーインライフル
姿勢制御バーニア×16
MA形態
全長 26.5m、19.2m(機体長)
推力 277,200kg(総推力)
武装
肩部メガ粒子砲×2
クローアーム×2
フェダーインライフル

ガブスレイ[GABTHLEY]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

TV版での初登場シーンが印象的でしたね。月のフォン・ブラウンを制圧する「アポロ作戦」を直前に控えていたこの時期に艦隊と合流せず単独行動をとっていたパプテマス・シロッコの目的はこの機体の性能テストと完熟訓練であったようです。見慣れぬその機体色と複雑な変形機構、そしてその格闘性能はシロッコ自身が操縦したメッサーラを相手に互角以上の模擬戦を行い、ニュータイプでなくとも十分な性能を見せていました。火力も申し分なくMK-Ⅱ相手なら一撃でしとめられるとジェリドのセリフがある通り艦艇でも同じような結果が得られることは間違いなさそうな威力のロングライフルを装備しています。それにしてもシロッコの女ったらしぶりはここでも存分に発揮されます。こいつだけはジェリドではないですがどうもムカつく野郎ですね~。まぁそれはそれとして話を戻しましょう。このシーンで初めてこの機体の変形が見られます。これがまた複雑でした。
説明はWikiからちょっと引かせていただきましょう。『MS形態から体を二つ折りにし、下腿部アーマーが左右に分割して露出した脚内部のムーバブルフレームのみを180度回転させて前方に突き出し、破砕式のクローアームを形成する(下腿部外殻はスラスターごと後方に向けられる)。両腕は縮められて手首が内部に収納され、背部のコブ状のアーマーが上面に移動して頭部を覆うことでカメラ、センサー類を複数持つ機首として機能し、さらに腹部のマウントラックにフェダーインライフルを接続することでMA形態を取る。』とこうなるわけなんですが、訓練のためにか、この複雑さからかは判りませんがZガンダムに比べると時間がかかるようでした。
アーガマ隊との初戦闘でエマ・シーンの乗るリック・ディアスをその両肩に装備している戦艦クラスのメガ粒子砲で一撃で戦闘不能に陥らせ、カミーユのMK-Ⅱをそのクローで押しつぶし撃破していました。ファーがZガンダムをもって助けに来なければカミーユは確実に死亡、MIA(戦闘中行方不明)扱いになっていたところでした。変形時間も戦闘中はいたって短時間になっていましたし充分な力を発揮していましたね。MA形態の形状は小説版ではセミに例えられるなど余り恰好のいいものでは無かったかもしれませんが僕は大好きな機体です。

RX-139

頭頂高 19.9m
本体重量 34.6t
全備重量 56.9t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 1,540kW
推力 29,900kg×2
(総推力)59,800kg
センサー有効半径 10,020m
武装
背部ビーム・ライフル×2
テールランス
ビーム・サーベル×2
腕部クロー×2
海ヘビ
フェダーインライフル
ビーム・ライフル
その他
姿勢制御バーニア×4

ハンブラビ[HANBRABI]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

ゼダンの門(旧:ア・バオア・クー)工廠で9番目に開発された可変MSであるため、型式番号がRX-139となっている。アポロ作戦後にティターンズが制式採用した。同時期に開発されたガブスレイに比べ、変形機構が「両脚を背中に折り上げるだけ」という、ほとんど可変機とはいえないほど簡単なものであるために生産性や整備性に優れているが、実際の生産は少数の試作機のみに止まった。細長く尖った頭部と背中から左右に広がる固定式ウィングバインダーにより、MS形態はヒトデ、MA形態がエイのような特異な姿を持つ。ガブスレイ同様、設計にはパプテマス・シロッコが関与している。 数値上の性能はマラサイに劣るが、その性能差を覆して余りある活躍を実現したのは、パイロットとしての技量に優れたヤザン・ゲーブルが搭乗したためだけではなく、TVシリーズで「(ハンブラビは)得体の知れない力を感じる」とヤザンが述べていたように、シロッコがジ・Oに先んじて機体の追随性を上昇させるバイオセンサーを試験的に組み込んだためとの説もある。また、ヤザンの発言に対しシロッコは「それ(を得体の知れない力と感じるの)はヤザン大尉が、今まで楽をして来たからだ」と回答し、具体的な技術的明言を避けていた。 ヤザンとその部下であるダンケル・クーパーやラムサス・ハサが主に搭乗し、彼らの技量、機体のポテンシャル、3機による連携攻撃によってカミーユ・ビダンやクワトロ・バジーナをも翻弄した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E6%A9%9F%E5%8B%95%E5%85%B5%E5%99%A8#.E3.83.8F.E3.83.B3.E3.83.96.E3.83.A9.E3.83.93

ティターンズの機動兵器 - Wikipedia

この機体を語るにはまずパイロットのヤザン・ゲーブルのことを説明しなければならないと思います。
彼を紹介いたしますにはやはりWikiから引かせて貰うほうが端的でしょう、『MSパイロットとして卓越した操縦技能を持つ。そのため一年戦争以前の過去の経歴については作中で特に描かれてはいないものの戦闘経験が豊富であると推測されており、ガンダムシリーズを題材にした各種ゲームでは、一年戦争時の彼を連邦軍側のパイロットとして登場させる作品も少なくない。
戦闘自体を好む激しい性格であり、ティターンズの理念には関心を持っておらず、他勢力との戦いの場としか見ていない。また、自分の戦闘を邪魔する存在は敵味方問わず誰であろうと容赦しない。その一方で、無抵抗な民間人を虐殺するような非人道的なコロニー落としやサイド2への毒ガス攻撃などに対しては嫌悪感を顕にしたり、アドル・ゼノの出撃前に緊張をほぐしたり色々とアドバイスし、ラムサス・ハサ戦死時に彼の名を叫び激昂するなど、部下後輩に対して良き兄貴分の一面もある。小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』では仲間の死を悼んで墓を作ることを提案する場面もあり、ゲモン・バジャックから「意外と優しい人間」と評されているなど、戦いだけではわからない仲間への友情も持っている。凶悪な部分は子供の頃から顕著だったようで、少年時代の彼は荒んだ生活を送っていた。また、当時は自分を欲望に忠実に生きる人間に育てた親を憎んでいたらしい。
ダミーのMS(マラサイ)を囮に使う作戦を立案・実行し敵部隊であるアーガマ隊を罠に嵌めたこともあり、劇場版『Ζガンダム』ではパプテマス・シロッコの野心を見抜いた上で協力するなど、戦術や政治的駆け引きにも長けた面を見せることもある。』となっています。彼は今、連載中の「ジョニー・ライデンの帰還」でも登場するなど作品によっては矛盾する部分はあるかもしれませんがUC0090年代迄は現役でパイロットを務めており、その技量、戦術眼、物事の本質を見極める力は抜群である描写は枚挙に暇がありません。
この機体自体のスペックはいかにも平凡で特筆せねばならぬ程のものはないのですがヤザンが言うからには何か秘密がある機体だったことは確信が持てます。

NRX-044 (NRX-004)

全高 23.1mとする資料複数
頭頂高 19.3m
本体重量 41.1t
全備重量 63.8t
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
出力 2,010kW
推力
16,800kg×2
17,300kg×2
(総推力)68,200kg
センサー有効半径 10,200m
武装
大型ビーム・ライフル
ビーム・ライフル(ハイザック、マラサイ共用型)
その他
姿勢制御用バーニア×10
MA形態
全長 18.4m
推力 ロケットエンジン26,000kg
武装
大型ビームライフル

アッシマー[ASSHIMAR]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

これって面白い機体ですよね。発想がほかの可変機とは逆でMAを可変させてMSにできないか?っていう考えですよね。たからこの輸送機のような形状とペイロードなんでしょう。これと言って活躍の場面がなかったのはこれといったパイロットに恵まれなかったのではないでしょうか。
この機体独特のMA形態での急上昇そして自由落下時のMS形態の格闘戦、そしてまたMA形態の急上昇と独自の作戦、戦術が使えます。
武装の面では高い汎用性を有していまして、『武装は専用の大型ビームライフルのみであり、空力特性を考慮した形状となっている。砲口は縦に長い長方形で、のちに登場するガブスレイなどの携帯火器に比べるとスペック上の出力は2.6Mwと低いが、収束率が高く大口径ゆえに破壊力は大きい。機動性を利用しての接近戦にも強さを発揮した。
上記のビームライフル以外にも他の連邦軍MSのビームライフル、ビームサーベルも使用可能であり、実際ブラン機は右手に大型ビームライフル、左手にマラサイ用ビームライフルを持って戦っているほか、ガンダムMk-IIのビームサーベルを奪って使用している。』との記載があります。
ガンダリウムγ合金を使わずに済んでいるためコストの面では普通の第2世代機と同等とまではいかなくともある程度、目をつぶれる範囲内の予算で済んだことからでしょう。少数ですが量産化されていましたし、様々な作品でもお目にかかることの多い機体です。

ORX-005 (ORX-05, CRX-005)

ギャプラン[GAPLANT]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

「ティターンズ」の所属機で、人型である「モビルスーツ」形態への変形機構を持つ可変MA(TMA) 。MA形態は翼のない三胴体形状で、強大な推進力のみで強引に空中を飛行する。しかし、普通のパイロットでは加速時に発生するGに耐えられないため、人為的に身体能力を高めた「強化人間」の専用機となっている。のちに、一般パイロット向けにリミッターをかけた機体も生産された。 劇中では、強化人間の「ロザミア・バダム」や、一般兵士のエースパイロットである「ヤザン・ゲーブル」が搭乗し、主人公カミーユ・ビダンが所属する反地球連邦組織「エゥーゴ」と戦う。 MA形態に変形することで大気圏内での単独飛行が可能となるが、アッシマーと違いリフティングボディや熱核ジェットを持たないゆえに燃費が悪く、推進剤搭載量の関係もあって飛行航続距離は極端に短い。大気圏内での作戦時には多くの場合、サブフライトシステムか追加ブースターが不可欠だった。 加速時のGが激烈であるために通常のパイロットでは乗りこなせず、実質的に耐G能力を改造された強化人間専用機となっている。後にこの欠点は改良され、強化されていない一般兵でも搭乗可能な機体が生産されている。 増槽を兼ねた大型の追加ブースターを装備することで、大気圏離脱も可能。また、その形態ならば宇宙空間で両側にMS1機ずつを係留して長距離を移動できる。ブースターを装着したままでもMSへ変形可能であるが、設定書にも書かれている通りほとんど意味がないので、劇中でこの形態は披露されなかった。

この機体もヤザン・ゲーブルが搭乗していました。可変機が好きなんですね。ロザミア・バダムもこれを使っていましたね。この機体の場合は「ロザミー」ことロザミア・バダムの事からでしょう。やはりどうしてもその機体を操縦していたパイロットのキャラクターがその機体を生かすも殺すも左右してしまうのではないでしょうか。その点、主人公や準主人公のようなキャラは今更ご紹介させてもらっても意味はありませんが、名前だけ聞いても「あれっ?誰だったっけ?」というキャラで重要な役割を果たすものも居ますので・・・ 
ちょっと機動戦士ガンダム MS大図鑑 MS ENCYCLOPEDIAの中でキャラクター大図鑑を覗いてみましょう。「登場話数機動戦士Zガンダム14話~48話 所属 地球連邦軍(ニュータイプ研究所)階級 少尉 オーガスタ研究所で人工的に作られた強化人間。17歳の少女。カミーユに接触してアーガマに同乗。戦闘を見て使命に覚醒、Zを攻撃する。ティターンズに戻ると精神安定のための思考操作を受け記憶を失う。カミーユの努力も空しく、精神の混乱を来して彼に倒された。」(原文ママ)とあります。しかしこれだけでは彼女の何であるかを説明するには足りていないと思いますので、僕なりに補足させていただきます。
彼女は強化人間として能力が高すぎたのです。故に精神の崩壊が進んでいてそれの均衡を保つ為の色々な処置が施されていました。その中で偽りの家族の記憶がありました。その記憶の中でカミーユは兄であり慕う対象となっていたのが悲劇でした。元々、コロニー落としがトラウマにあっているところを利用し強化するだけして強化しすぎたのでしょう精神が不安定になっているのをカミーユやゲーツを実の兄であると信じ込むことで何とか均衡を保っていたにすぎなかったのです。幼い行動が多く、シンタ、クムとの良き遊び相手にもなっていました。優しい少女だったのでしょう。それが無断でネモを持ち出しアーガマを離れてしまい、ゲーツによる再調整の結果カミーユたちアーガマ隊を敵としてしか認識出来なくなってしまいました。カミーユの必死の説得も受け付けず、最後はカミーユの一撃によってトドメを刺されます。「機動戦士Zガンダム」という物語全体がそうであるように背景が重く暗い感じがありそれが涙を誘う名作となっていると思うのは僕だけでしょうか?それが映画化までされた要因だと思います。話をMSに戻してもここまで書けば別にいいか、、、なんて思いもしますがこの機体やはりヤザンが乗っているんです。このオッサン本当にオールドタイプ?どうも疑問が残るんですよね~この機体の強引に爆発的推進でかかるGは普通耐えられるものじゃないはずなんですけど?想像してください。ICBMで大気圏内の空中を真横に飛んでる状態を・・・ロザミアも機体になれる前に大破してしまい機体性能を引き出すことには失敗しています。物語の最終場面近くでシロッコとの最終決戦時に思念体?霊体?のような姿でパラス・アテネに乗るサラ・ザビアロフの前に立ちふさがったのがまた印象に残っています。そういえばこのサラ・ザビアロフもシロッコにヤラレテいると思わせるセリフがありましたね。ホンット許せないヤツですよ!シロッコは!

NRX-055, NRX-055-2, NRX-055-3 (NRX-005)

バウンド・ドック1号機(複座式)[BAUND・DOC TWIN SEAT TYPE]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

バウンド・ドック[BAUND・DOC]2号機

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

この3機、どうもすっきりしないんです。一緒に登場したことがありませんし、3号機なる黄色と紺色の機体はとうとう現れません。この3号機は永らくジェリドの機体と説明されていましたが作品中(TV版)ではジェリドは赤色と紺色のロザミア機にのって最終場面に出て来ていました。最近になって3号機は一般兵の搭乗機としてゲームなどで設定されていたこともあったようですがそうでないものもあります。1号機だけ何故複座なのか?複座と言えば練習機と相場が決まっていますが2号機や3号機がジェリドのような一般兵でも扱えるなら1番目から練習機をつくる意味が分かりません。戦況はそんな陽気じゃなかったはずです。 機体の性能はなかなかのものでしたね。百式のビームライフルを何発か食らっても何ともないしZガンダムのビームもたいしたダメージを受けていません出した。装甲は丈夫にできていたようですね。どうも1号機の複座の意味はここら辺にあるのかもしれません。登場したのはロザミアの乗るサイコガンダムMK-Ⅱの陰にお隠れてばかりで戦闘を避けているような気がするし、そもそも戦闘用というよりも視察用に設計されていたんじゃないですかね?危なくなったらMA形態でさっさとその場から離脱すると云う様な使い方ならそれはそれで意味があるのかな・・・それとも最初からロザミアの搭乗機の2号機の監視、制御のためだけの機体だったのか・・・一応戦闘もこなしてはいるが。

RXナンバーなんだけど・・・

RX-160

頭頂高 18.6m
本体重量 34.2t
全備重量 54.7t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 1,760kW
推力
28,000kg×1(腰部メインスラスター/移動用)
18,000kg×2(背部バックパック/移動用)
11,200kg×2(熱核ジェット/飛行用)
不明(ワキ下スラスター)×4ほか
(総推力)86,400kg
センサー
有効半径
9,890m
武装
ビーム・サーベル×2
メガ粒子砲×2
その他
姿勢制御バーニア×13

バイアラン[BYALANT]

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ここでも印象的なパイロットの紹介と共に機体の詳細を見ていきましょう。
このきたいの代表格は「ジェリド・メサ中尉」でしょう。ガンダムMK-Ⅱ時代から
「エマ・シーン」「カクリコン・カクーラー」と同期で特にカクリコンとは親友の間柄でした。
このMK-Ⅱ以降、「ガブスレイ」「バイアラン」「バウンド・ドック」と全て試作機、それも
可変機ばかりを乗り継いできています。ある意味、可変試作機専用テストパイロットの様なものでティターンズでもかなりの時間を試作機の評価実験に取られていたのではないでしょうか?
無論、作戦行動中は戦闘もその時々での機体でこなし高い戦力となりかなりの戦果を挙げていす。
とくにこのバライアンという機体に乗ったいきさつがかなり強引であとで軍法会議に掛けられても文句は言えない、奪取に近い搭乗していました。余程カミーユ(ニュータイプ)を自分のいろんな意味での「乗り越えねばならない壁」と思い詰めていたようでちょっと異様なまでのこうどうや発言が出てくるときがあります。士官学校でも優秀だったはずで、でなくばMK-Ⅱの試験パイロットの選ばれるはずもありません。当然、冷静な部分と忠義心をもち、勇猛果敢であったに違いありません。僕から見た彼は実直すぎたのだと思います。そんなかれがヒマラヤ基地陥落時の戦闘はこの機体のポテンシャルを十分に感じさせてくれましたが、カミーユのΖガンダムをかばったフォウのサイコガンダムを撃墜してしまう悲劇が起きてしまいます。その後ダカールを襲撃するエゥーゴとカラバを追撃、割って入ったダカール防衛隊と交戦・撃墜したうえに議事堂に流れ弾を当てるという失態を演じてしまいましたね。また宇宙に上がってからもジャミトフ・ハイマンの護衛役に抜擢されてハマーンとの会見場などに同席、また、この時期にはアーガマのリック・ディアス隊を率いるアポリー・ベイ中尉を撃墜するするなど活躍を見せた機体でした。その後バウンド・ドックに乗り換えているためこの機体は登場しないままこの戦役を迎えていますのでおそらく無傷の状態で終戦となっていると思われます。

MRX-009

建造 ムラサメ研究所
全高 40m(MS)/ 30.2(MA)
翼幅 32.4m(MA)
本体重量 214.1t
全備重量 388.6t
装甲材質 ガンダリウム合金など(詳細不明)
出力 33,600kW
推力 84,000kg×2(ミノフスキー・クラフト併用)
姿勢制御バーニア×6
センサー有効半径 10,200m
武装
3連装拡散メガ粒子砲
ビーム砲(指)×10
小型メガビーム砲(頭部)×2
防御兵装
シールド
Iフィールド

サイコ・ガンダム

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

ティターンズの所属となる機体で、人型のモビルスーツ(MS)形態への変形機構を備える。MS形態時の全高は40メートルに達し、標準的なMSの倍に相当する巨体を持つ。強化人間による操縦を前提としており、サイコミュで制御される強力な武装を多数備えている。強化人間の女性であるフォウ・ムラサメが搭乗し、主人公のカミーユ・ビダンが所属するエゥーゴの前に立ちはだかる。 地球連邦軍のニュータイプ研究所のひとつであるムラサメ研究所が開発した9番目の試作機。 一年戦争後、ニュータイプが搭乗したMSに関する調査団が結成され、アムロ・レイが搭乗したガンダム・タイプにサイコミュの搭載が検討されたのが開発の起点とされる。しかし、人工ニュータイプである強化人間のニュータイプ能力の低さによりサイコミュ・システムは大型化、さらに変形機構やミノフスキー・クラフトの採用により、当時のほかのMSに比べると約2倍の巨体となるが、ガンダム・タイプの外観はなぜか保たれている。 ガンダム・タイプとされるものの、MS形態は旧ジオン公国軍のジオングのコンセプトを導入していると言われる。機体サイズはもちろん、指先はビーム砲になっており(ただしジェネレーター直結式ではなくエネルギーCAP方式)、頭部にコックピットがあり、分離して小型MAとしての運用も可能とされる。 火器管制や機体制御を全てサイコミュでコントロールする方式をとっており、その戦闘プログラミングは専任パイロットであるフォウ・ムラサメのための専用となっている。このシステムは、たとえパイロットが機体より離れた場所にいたとしても、パイロットが戦闘を感知するとサイコミュの遠隔操作により機体がパイロットのもとへ赴き(この機能は「サイコミュ・コントローラー」と呼ばれる)、強制的に戦闘に参加させる。 本機は可変MSではなく可変MAに分類される。モビルフォートレス (MF) とも呼ばれるMA形態に変形可能で、その巨大な機体を飛行させるためにミノフスキークラフトを装備している。ガルダ級の輸送機であっても格納できないため、MF状態で牽引して運用される。 火力も防御力も圧倒的だが、機体サイズが大きいために機動性は通常のMSよりかなり劣る。また、MS形態時の操縦席の位置が高いこともあり、MS形態時に足を爆破されるとパイロットに多大な危険を及ぼす欠点が存在する(小説版)。ただし、MF形態ではベースジャバーに乗ったガンダムMk-IIを捕まえる(劇場版)など、機敏でもある。 強化人間にしか扱えなかったために試作のみで量産はされていない。都合2機が製造された。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0

サイコガンダム - Wikipedia

どうもこの機体とこの次に紹介させて頂きます機体の2機は書くのが気が重いんです。
できれば何も書かずに引用文だけで終わらせたいぐらいなんですが・・・

どうしてもフォウ・ムラサメとロザミア・バダム2人の少女のことについて書かざるを
得ませんよね。さて何から書き始めましょうか・・・

先ずは「フォウ・ムラサメ」について生い立ちの概略を説明をしておきましょう。
Wikiによれば『地球連邦軍傘下のムラサメ研究所にて、強化人間として改造された女性。階級は少尉。年齢は不詳だが、書籍によっては16歳と設定されている。テレビ版『Ζ』第36話にて、カミーユ・ビダンが見たフォウのデータでは、宇宙世紀0071年6月29日生まれとなっている。また富野由悠季監督による小説版などにおいては20代前半、もしくは20歳前後を思わせる描き方が成されている。一年戦争で戦災孤児になり、ムラサメ研究所に引き取られた。フォウ・ムラサメという名は、「強化」のため、自身の過去の記憶や本当の名前すら失った彼女にムラサメ研究所が便宜的に与えた仮の名であり、ムラサメ研究所の4(four)番目の被験体という意味である。本当の名前は未だ明らかになっていない。薄いエメラルド色の髪が特徴。』とあります。これはこれで設定上の一つの事実でしょうからこの通りなのでしょう。だけど彼女は一人の人間であり、多感な (思春期?)年代の少女であることをつい忘れてしまう程、サイコガンダムに乗った彼女は圧倒的で強化されすぎたものの悲哀を存分に描写してくれていました。本当の彼女の姿は死にゆく 直前にしか表現されずさすが富野監督!と思わせる演出ですね。でも僕のようにのめり込んでしまうタイプの人間にとっては結構キツイんですよね。カミーユとの間に流れた感情も、愛だの恋だのもあるだろうけれども、そうではない強化人間とニュータイプとの間に流れる感情は何か本当に分かり合える可能性を示していたと解釈してしまうんです。それがこんな終わり方をするなんて・・・(哀)

MRX-010

所属
ティターンズ→ネオ・ジオン
建造
ムラサメ研究所
頭頂高 39.98m
本体重量 187.8t
全備重量 283.9t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 19,760kW
推力
37,340kg×4(背部)
23,720kg×2(脛装甲内/MA時のみ)
23,720kg×2(足部裏側)
(総推力)244,240kg
センサー有効半径 16,230m
武装
メガ粒子砲(出力6.3MW)×20
腹部拡散メガ粒子砲(出力10.7MW)×3
頭部メガ粒子砲×2
リフレクタービット複数
腕部内装型サイコミュ式ビームソード(出力1.7MW)×2
指部ビーム砲×10
防御兵装 シールド Iフィールド
姿勢制御バーニア×10

サイコ・ガンダムMK-Ⅱ[PSYCO-GUNDAM MK-Ⅱ]

MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015

グリプス戦役末期に投入されたサイコガンダムの後継機。実験機的な色の強かったサイコガンダムの問題点を見直して再設計し、同機同様ムラサメ研究所におけるサイコガンダムで開発が行われた。カタログスペック上はサイコガンダムと比較してジェネレーター出力は60パーセント弱にまで抑えられているが、スラスター推力は大幅に向上しており、ある程度の軽量化もなされている。コクピットはサイコガンダム同様頭部にあり、ボディが破壊されても脱出ポッドとして単独で飛行・離脱できる。 オーガスタ研究所出身のロザミア・バダムがパイロットを務めているのは、ムラサメ研究所にすでに強化人間のストックがなかったうえ、サイコガンダムでホンコンの街を襲撃したことにより、世間から責を問う声が相次いだムラサメ研は連邦内での権限が弱体化していたため、ティターンズによる主導下でオーガスタ研スタッフに機体を貸与したとされている。 圧倒的な火力を誇り、サイコガンダムと比べても強力な機体であった。しかし、強化人間をシステムの一部とする思想はそのまま受け継がれており、アクシズでの出撃時にはロザミアが精神に異常をきたして随伴機からの命令を受けつけなくなった結果、制御できずに暴走する。また、この時の戦いではモビルフォートレス(MF)形態には変形しない。1/300で発売された本機プラモデルの解説によれば、ミノフスキークラフト発生装置(MS形態時のシールド部分)の調整が間に合わなかったために変形できなかったと記述されている。 本機と交戦したΖガンダムのパイロットであるカミーユ・ビダンは、本機内のロザミアにサイコガンダムのパイロットであるフォウ・ムラサメのイメージが重なって見えたことに対し、小説版では本機に搭載されたサイコミュ・システムがサイコガンダムのコピーと仮定しており、随伴しているバウンド・ドック内のローレン・ナカモトとゲーツ・キャパの会話から、本機のサイコミュ・システムはフォウを含めた今までの被験者のデータが累積されたものである。また、こうしたサイコミュ・システムに累積された被験者のデータが残留思念のような形でロザミアの潜在意識に影響を及ぼしていたらしく、それがもともと薬物投与や刷り込みなどによる記憶操作などで情緒不安定だった彼女をさらに不安定にしていた。 その後、グリプス戦役時に中破した本機はネオ・ジオンに密かに回収・修復されてその戦力となり、ダブリンへのコロニー落としの実戦にも投入されている。回収の際に得られた機体のデータは、兄弟機体であるガンダムMk-Vのデータと共に、ドーベン・ウルフなどネオ・ジオンの新規MSの開発に生かされた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0

サイコガンダム - Wikipedia

ロザミア・バダムのことはもうバウンド・ドックの項で書いた通りです。しかしこの機体に乗っている彼女は既に精神崩壊が始まってしまっている感じでした。カミーユの行き場のない「もしかしたら本当の意味で解りあえるんじゃないか」とフォウ・ムラサメの時と同じ感触を持っていたはずの彼女と対峙した時の、行き場のない気持ちをどう表現すればいいのか・・・もう書く気力さえなくなります。ただ言えることはもう一度皆さんこの作品を見てもらえませんか?TV版は長いので劇場版でいいです。細部はとにかく、おおよそ同じストーリーとして受け取れるものがあります。そうすれば昔の感覚が蘇えってくるはずです。年齢を重ねてきた分、違った見え方もありますし是非お勧めしたいです。一年戦争の「機動戦士ガンダム」も名作でしたがこれももっと評価されていい作品だと思います!

今回のまとめ

いかがでしたか?今回は「Zガンダム」の作品の中からガンダム系とRXナンバーを持つ物を中心に書いてみました。お楽しみいただけたでしょうか?次回はZ-MSVからのMSを中心に書きます。楽しみながら書きますので、頑張って読んでみてください!(のだめの受け売り(笑))

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