ホラーの巨匠S・キングの映画「ペット・セメタリー」家族への愛が禁断地へと導く‥‥!

ホラーの巨匠S・キングの映画「ペット・セメタリー」家族への愛が禁断地へと導く‥‥!

スティーヴン・キング原作の「ペット・セマタリー」は1989年、キング自ら脚本を担当し映画化されました(映画は「セメタリー」)。死に満ちた曰くの土地へ引っ越したため幸せのはずだった家族の生活が崩壊する‥‥ペット、家族を思う想いが悲劇を生む‥‥! 音楽はラモーンズが担当!(「ペット・セメタリー2」も少しだけ載せています)。


家の敷地の前をすごいスピードで走る大型トラックに、無邪気に手を振る幼い息子ゲージ(ミコ・ヒューズ)。
家は申し分ないと思いますが、家の前の道路がかなり危ない場所です。
特に動物や小さい子供には‥‥

トラックに手を振るゲージくん

YouTube

ジャド

クリード一家の住む家の前に住んでいるジャド(フレッド・グウィン)は、昔、この土地で起きたことをよく知っており、ルイスに助言を与えたりと親切な老人です。
ペット墓地へ続く禁断の地についてもよく知る人物。

クリード家の隣家に住むジャド

ペット・セメタリー - 予告編 - YouTube

パスコー

ちょっとグロい画像で申し訳ないです!
病院へ勤務するルイスの元へ、事故で瀕死状態のパスコー(ブラッド・グリーンクィスト)という青年が運ばれてきます。
謎の言葉を残し死んでしまうのですが、その後も幽霊となって現れます。ルイスに助言してくれる良い幽霊です。

死に際のパスコー

YouTube

パスコーと共にペット霊園を訪れたルイス。
夢の中なのだろうか‥‥?
そこで、パスコーは藪や木々に阻まれた奥を指さし言います。
「この先は死者たちが歩く場所‥‥あの境界を越えてはいけない‥‥境界の向こうの土地は腐ってる‥‥」
夢か現実か?

ペット霊園の奥、藪の向こうは‥‥

YouTube

第一の悲劇

パパのルイスは、妻のレイチェルのお父さん(子供たちにとっては、おじいちゃん)と折り合いが悪く、感謝祭のお休みをレイチェルの実家で過ごすことを拒みます。
(日本でもよくありますね! 義理父・母と仲良くなれない、ということ。アメリカでもあるのですね‥‥)。
そこでルイスを残し、レイチェルと子供たちはおじいちゃんの家へと旅立ちます。
残されたのは、パパ・ルイスと猫のチャーチ。しかし、そこで悲劇が起こります。
家の前を猛スピードで走る大型トラックに轢かれたのでしょう、チャーチは死体となっていました。

娘エリーのかわいがっていたチャーチの死にルイスも途方に暮れます。そんな時、ジャドの示唆により、ペット霊園の奥へと向かう二人。チャーチの亡骸をもって。
そこは、ミクマク族の埋葬地だったとジャドは言い、そこへチャーチも埋葬するように促します。
これが良かったのか、悪かったのか‥‥。
(良くないことのはじまりだったけど)。

ついに藪に阻まれた境界の向こう「禁断の地」へ

YouTube

翌日、なんとチャーチは蘇ってきました!
ただ、何か違う‥‥!
傷の方は治っているようなのに、以前のチャーチとは違う‥‥!?

蘇ったチャーチ!

YouTube

その後、ジャドがルイスにおしえます。少年時代に愛犬が死んでしまった時、ミクマク族の一人に教えてもらったあの地へ自分も愛犬の亡骸を埋めたと。そして、やはり、チャーチと同じように、蘇ってきたけれど、えらく狂暴になっていたと。
そこで、ルイスはジャドへ訊きます。
「人間は埋めたとがあるのか?」
と‥‥!
ジャド老人は動揺を隠せません‥‥。

なんだか悪い予感しかしない展開になっていきます!

死の連鎖がはじまる‥‥

クリード家で家政婦をしているミッシーは胃が悪いことに悩んでいました。
だからと言って、首を吊るなんて‥‥!

家政婦ミッシーが‥‥!

YouTube

この辺りから不幸の連鎖がはじまります‥‥。

‥‥と、そこへ、ちょっとおもしろい人が登場するので、最悪の事態に備えて一休みという感じです。

原作者のキング氏、キング牧師になって‥‥ではなく、神父さん役で登場!

スティーヴン・キング氏、登場!

YouTube

娘エリーに、死について語るルイスを垣間見て、妻のレイチェルは苦悩します。

妻レイチェルの苦悩

YouTube

レイチェルが8歳だった頃‥‥。
姉のゼルダは脊椎の病で寝たきり、両親はそのゼルダを隠すかのように部屋から出さず、まだ小さいレイチェルも時々、お世話をしていました。
しかし、「死ねばいいのに」と思っていた‥‥とルイスに告白。

レイチェルの姉ゼルダ

YouTube

一見、レイチェルの懺悔の昔話のようですが、姉ゼルダは違う形でその後のレイチェルを苦しめる結果となります。
因果応報‥‥?!
それとも、レイチェルの姉を良く思っていなかった後悔・懺悔の気持ちから悪夢や幻想をつくったのでしょうか??

死の連鎖、最大の悲劇!

庭でランチをとっていた一家とジャド。
凧あげに夢中になっていたゲージが、凧の糸巻き棒を追って、道路へ‥‥!
そこには、大型トラックが‥‥!!!

危ない!!

YouTube

関連する投稿


「地獄の黙示録」から「スター・ウォーズ」まで!N響の極上の演奏で映画音楽にひたる『N響オーチャード定期』が開催決定!!

「地獄の黙示録」から「スター・ウォーズ」まで!N響の極上の演奏で映画音楽にひたる『N響オーチャード定期』が開催決定!!

株式会社東急文化村が、コンサート『N響オーチャード定期2025/2026東横シリーズ 渋谷⇔横浜 <魅惑の映画音楽>』(全4回)を開催することが明らかとなりました。


昭和の特撮ホラー「マタンゴ」&任侠怪談「怪談昇り竜」のサウンドトラックが発売決定!!

昭和の特撮ホラー「マタンゴ」&任侠怪談「怪談昇り竜」のサウンドトラックが発売決定!!

ディスクユニオン・DIWの映画サウンドトラックレーベルCINEMA-KAN(シネマカン)より、1963年公開の東宝特撮ホラー映画「マタンゴ」と、1970年公開の日活の異色任侠怪談映画「怪談昇り竜」のサウンドトラック2作品が同時リリースされます。


90年代名作上映「Filmarks 90’s」第12弾!『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が全国リバイバル上映!!

90年代名作上映「Filmarks 90’s」第12弾!『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が全国リバイバル上映!!

国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトにて、ガス・ヴァン・サントが監督を務め、マット・デイモンとベン・アフレックが脚本でアカデミー賞®を受賞、ロビン・ウィリアムズが助演男優賞を獲得した名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の全国リバイバル上映が決定しました。


『七人の侍』のハリウッドリメイク!西部劇の金字塔『荒野の七人』シリーズ5作品がBS12トゥエルビで無料放送!!

『七人の侍』のハリウッドリメイク!西部劇の金字塔『荒野の七人』シリーズ5作品がBS12トゥエルビで無料放送!!

全国無料放送のBS12トゥエルビが毎週土曜日の夜7時から放送中の「土曜洋画劇場」にて、『荒野の七人』『続・荒野の七人』『新・荒野の七人/馬上の決闘』『荒野の七人/真昼の決闘』『マグニフィセント・セブン』の「荒野の七人」関連作品5本が放送されます。


名作誕生の危なすぎる舞台裏を描くドラマ「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」が放送決定!!

名作誕生の危なすぎる舞台裏を描くドラマ「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」が放送決定!!

全国無料放送のBS12 トゥエルビにて、海外ドラマ「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」の放送が決定しました。放送スケジュールは1月12日(日)よる7時~。


最新の投稿


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。