美しい人妻とのひと夏の経験。これでグッとこないおじさんはいないでしょう。詩情豊かに描かれる“おもいでの夏”

美しい人妻とのひと夏の経験。これでグッとこないおじさんはいないでしょう。詩情豊かに描かれる“おもいでの夏”

少年期に年上の女性へ憧れる男は多いものです。年上の女性は皆とても魅力的に思えてしょうがないのですが、「おもいでの夏」で人妻を演じたジェニファー・オニールはほんとに美しくて魅力的。過激な描写はありませんが、詩情豊かに描かれたひと夏の物語はおじさんの心にグッときますよ。


おもいでの夏

今の中高生が、この映画を見てときめくとは思えませんが、おじさんはそうではありません。この淡く甘美な世界は永遠なのだ!

「おもいでの夏」というタイトル、このタイトルの響きだけでグッとくるものを感じます。内容は美しい人妻とのひと夏の経験。これでグッと来ないはずかありません。
過激な描写はありませんが、「だからこそイイ」という青春の1本です。

15歳の少年ハーミーの甘くせつない、ひと夏の思い出を詩情豊かに描いた「おもいでの夏」。
「人は何かを得て、同時に何かを失う」という、大人になった主人公の回想シーンでのセリフが心に迫ります。原題は「The Summer of '42 」ですが、これはもう邦題の方が圧倒的にステキです!

原題:The Summer of '42 

監督:ロバート・マリガン 
脚本:ハーマン・ローチャー 
原作:ハーマン・ローチャー 
製作:リチャード・A・ロス 
出演者:ジェニファー・オニール、ゲーリー・グライムス 
音楽:ミシェル・ルグラン 
撮影:ロバート・サーティース 
編集:フォルマー・ブラングスタッド 
配給:ワーナー・ブラザース 
公開:1971年

おもいでの夏

あらすじ

物語は、1942年の夏、15歳の少年ハーミーは家族と一緒にニューイングランドの沖合いにあるナンタケット島へやって来るところから始まります。

ハーミーは丘の上の一軒家に夫と住んでいるドロシーの美しさに魅かれ、一目惚れをしてしまいます。
そんなある日、お使いを頼まれたハーミーは、大量の荷物を持ったドロシーに出会います。

とにかくドロシーを演じるジェニファー・オニールが魅力的です。この笑顔にやられちゃいます。

おもいでの夏

そして、荷物持ちとなる。

おもいでの夏

美しい年上の女性の荷物を家まで運ぶという、こうした何気ない描写が良いんですよね!

荷物を持ってもらってドロシーは大喜びするのですが、ハーミーの方は内心もっと大喜びです。

コーヒーをご馳走になるハーミー

おもいでの夏

その日はコーヒーをご馳走になり帰るのですが、数日後、ドロシーから荷物を屋根裏に入れるので手伝いに来て欲しいと頼まれます。

喜び勇んで駆けつけるのですが、ドロシーのセクシーさにドギマギしてしまうハーミー。しかし、手伝いを終えたことでドロシーからオデコにキスをしてもらいます。

この時、ハーミーは自分が好きであることを思わず伝えてしまいます。

しかし、何と言ってもここはオデコにキスをしてもらうシーンよりも、その前の梯子にドロシーが上るシーンが最高です。ハーミーが至近距離で見るドロシーの足や胸。これがたまらないんですね。

それにしても、ジェニファー・オニールは美しい。スタイルも最高です。

如何ですか?梯子のシーンは最高でしょう?

その後は、友人たちと童貞卒業のために、あれやこれやと思わず笑ってしまうエピソードが続きます。が、結局ハーミーは経験出来ないままです。
そんなある日、ハーミーがドロシーの家を訪れると、彼女の夫が戦死した手紙が来ていました。悲しみに明け暮れるドロシーとハーミーは抱き合います。そして、ついにハーミーは思いを遂げるのです。

ドロシーが一枚ずつ服を脱いでいくシーン。下着姿が美しすぎますが、最後にその下着を脱ぐところは、おじさんのナイーブな感性がないと分からないとは思いますがドキドキものです。

次の日、ドロシーの家を訪ねたハーミーでしたが、そこに彼女の姿はなく、「この間の思い出が重荷にならないことを祈る」と書いた手紙が残されているのでした。

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