国民的アニメ「サザエさん」のエンディング元ネタ!
長谷川町子原作による国民的アニメ「サザエさん」。そのエンディングテーマと言えば「サザエさん一家」ですが、この曲とそっくりな楽曲が存在するのをご存知でしょうか?

サザエさんたちが入ると揺れ動く家。この有名なエンディングで流れている曲が「サザエさん一家」です。

疑惑の曲「Bubble Gum World」
「1910フルーツガム・カンパニー」というバンドをご存知でしょうか?1960年代後半に活躍したロックバンドで、当時アメリカで流行していた「バブルガム・サウンド」を代表的するバンドの一つでした。彼らが1968年に発表した曲が「Bubble Gum World」です。

こちらは彼らの最大のヒット曲「サイモン・セッズ」。日本にも輸出されましたが、あまり有名ではないかもしれません。
では実際に聴いてみましょう!
実際に聴いた方が早いですよね。ということで、実際に二つの曲を聴き比べてみましょう!イントロに注目してください。
まずはサザエさんから!
そして疑惑の曲!
いかがですか?ちなみに「サザエさん一家」は1969年発表、「Bubble Gum World」は1968年発表です。「Bubble Gum World」の方が1年先に発表されています。
両曲の類似性が一目瞭然の画像!!
聴くだけで一目瞭然ではあるんですが、譜面でも確認してみましょう!
まずは「サザエさん一家」

そして「Buuble Gum World」

キーが違うだけで、譜割りは全く同じ!果たしてこれは大丈夫なのだろうか?そこで作曲のクレジットを見てみると・・・

クレジットには「筒美京平」の文字のみ!「Bubble Gum World」の作曲者は何も言わないのでしょうか??
60年代に流行した「バブルガム・サウンド」
60年代はロックが流行した時代でもありますが、そんな中で色々なジャンルの音楽が生まれました。バブルガムもその一つで、わかりやすいキャッチーなメロディが特徴の「子供向けのロック」と当時評されていました。現在ではソフトロックの文脈から語られることも多いです。

バブルガムを代表する名曲の一つ「Green Tambourine」
1967年発表のレモン・パイパーズ「Green Tambourine」。当時大流行していたサイケ色の強い楽曲となっており、全米のみならずイギリス、オーストラリアなどでも大ヒットを記録しました。
まとめ
筒美京平の楽曲には洋楽をヒントにして制作した思われるものが結構多いんですよね。楽曲の元ネタを探っていくことで良い音楽と巡り合えることも多々あるので、音楽を聴く側の立場から見れば一概に悪いとは言い切れないと思います。皆さんも好きな音楽の元ネタを探る旅に出て、良い音楽と巡り合ってみませんか?
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