70年代に大ヒット!「怪奇系児童書」とは?
心霊や超能力、UFOといった超常現象を扱ったものや、スパイ、秘密結社といった闇社会に関するものなど色々なジャンルの本が出版されており、子供の興味を引きそうな内容であればOKな感じでした。中でも講談社の「ドラゴンブックス」、立風書房の「ジャガーバックス」が有名です。


今回の本題「飢餓食入門」とは?
1974年、講談社のドラゴンブックス第3弾として出版されたのが「飢餓食入門」です。探検、サバイバルといった題材も当時の子供の興味を引くジャンルの一つであり、そういった背景から出版されたものと推測されます。で、その内容はというと・・・

こちらが表紙。子供向けの本とは思えないリアルさ!

こちらが裏表紙。この絵を見た上で、子供にこの本を買い与える親が果たしているのだろうか?
サバイバルを生き残るための「Z級グルメ」の数々!!
ミミズの刺身!!

インパクト大の写真がいきなり目に飛び込んできました!ミミズの刺身「ミミさし」。食べ■グなどには到底掲載出来ないでしょう(?)刺身は「お酢につけて食べる」と書いてありますが、これは土臭さを消すのと殺菌のためだそうです。
石膏が食糧に??

慢性的な栄養不足状態になったときは、口が渇き、胃がキリキリと痛んでくるそうです。そんなときの非常手段として、思い切って石の彫刻を叩き壊してボリボリ食べると良いそうです(??)これは料理と言えるのだろうか?児童書に書いてある内容ではありますが、良い子はマネしないようにしましょう!
カブトムシも美味しく(?)いただきます!

サバイバルにおいて昆虫は貴重な食糧!カブトムシの幼虫は天ぷらとして油で揚げて食べるそうです。それにしても「カブトムC」って・・・愉快なダジャレにすればこういう料理を子供に紹介しても許されるのだろうか?
ネズミのチュー焼き!?

サバイバルにおいて哺乳類の肉は貴重な脂質・たんぱく源!画面中央にイラストで作り方が紹介されています。この通りにやれば作れるのでしょう(?)また、左には「ゴキパン」とかいう何やら不穏な料理も紹介されてます!
「飢餓食入門」を実践するヤバイ奴らがいた!!
まずはミミズ料理!

こちらは食用ミミズを使用した料理。某ハンバーガーショップの都市伝説で有名な「ミミズバーガー」を作ろうとしたらこうなったそうです。

こちらは食用ミミズで流しそうめんをする勇者!いくら食用だからってそのまま食べるのは勇気がいりますよ!?
カブトムシを食らう部族がいた!

日本ではありませんが、東南アジアのこちらの集落ではカブトムシ料理が食されていました!きちんと水で洗い、塩のような調味料を振った上で炒めて食べてます。
ネズミを生で食べる!

フィリピンのこちらの集落ではネズミが食用として利用されていました。中には生で食べる人も!ペストが流行した中世ヨーロッパで同じことをやったら火あぶりの刑にされそうです!?
カラスで親子丼(?)を作る猛者も!!

飢餓食入門でもカラス系のレシピは紹介されているのですが、こちらの方はカラスの肉で親子丼を作ってます!本人曰く「友達丼」だそうです。卵はニワトリだからでしょうか?
「飢餓食入門」オークションではとんでもない価格で取引される!
今回紹介している「飢餓食入門」ですが、現存数が非常に少なく、目茶苦茶なプレミアがついていることで有名な本でもあります。当時定価530円で何冊も買い占めていれば、今頃家が建ったかもしれませんよ?
現在こちらのサイトで在庫あり!
ドラゴンブックス > ドラゴンブックス3「飢餓食入門」(絶S49初カ)
現在在庫のあるネット通販を見つけました!216,000円と大変お買い得な価格となっています(?)
ドラゴンブックスがほぼ網羅された写真!!

ドラゴンブックスがほぼ網羅された写真。「まんだらけ」のようなマニア専門店ですらフルコンプが困難なのが「ドラゴンブックス」です。今個人でドラゴンブックスシリーズをすべて集めるとなると〇〇〇万円にはなるでしょう!万が一ブッ●オフなどで売ってたら速攻で購入することをオススメします!
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