「江戸川乱歩・少年探偵団」シリーズ!!
私の育った街では、江戸川乱歩の「怪人二十面相」「少年探偵団」のシリーズは大人気でした。小学校や市の図書館でも、このシリーズだけはいつも貸し出されているといった具合に。
私自身、最初に覚えた作家の名前は江戸川乱歩だった記憶があり、江戸川乱歩がエドガー・アラン・ポオに由来することを、当のエドガー・アラン・ポオを知らずに覚えていた記憶があります。
江戸川乱歩(本名:平井太郎)
下記に引用しておりますが、元は戦前の1930年代に始まったシリーズでが戦後再開して爆発的な人気となった経緯があります。
特に「シャーロック・ホームズ、アルセーヌ・ルパン、明智小五郎、金田一耕助」の行は、とても共感出来ます。
団塊世代も虜にした!?「少年探偵団」シリーズ
私たちの親の世代と思われる団塊世代も「少年探偵団」に夢中になったはずです。幼いころ、夢中で少年探偵団シリーズを読む私の横で、母親が「ぼ ぼ ぼ~くらは 少年探偵団♪」なんて歌っていたのをよく憶えています。
江戸川乱歩、曰くー
そんな「少年探偵団」シリーズですが戦前は『少年倶楽部』、戦後は主に光文社の『少年』などで連載。シリーズを最初に全集化したのは光文社で昭和26年から昭和35年まで10年間にわたって刊行され人気を博しました。
そして改めて全集化したのが昭和39年以降、ポプラ社の手によるものです。これが長年、学校図書、児童図書館の定番として親しまれてきた、私たちに馴染み深いシリーズ。
柳瀬茂氏によるイラストが独特で、私たち世代の多くの人が夢中になったと思うのです。
怪人二十面相に立ち向かう名探偵・明智小五郎がさらわれた!彼を救うために明智の弟子・小林芳雄少年を団長とする「少年探偵団」が結成された!
というのが、シリーズ第一作目「怪人二十面相」での少年探偵団結成の経緯。
少年探偵団の団員
結成時は10人だった少年探偵団の団員でしたが、後には約2倍の23人に膨れ上がります。
シリーズ中、団長の小林少年以外でよく登場する団員は井上一郎少年と野呂一平少年。主な団員は以下の通り
-小林芳雄
-大友久
-花崎マユミ
-羽柴壮二
-桂正一
-篠崎始
-野呂一平
-井上一郎
-ポケット小僧