「昭和こども図書館」、全国の書店で絶賛発売中!
「昭和こども図書館」とは?
株式会社大空出版は、このたび「昭和こども図書館」を発売しました。この本は、人気の昭和レトロエッセイ『まだある。』シリーズの著者・初見健一による、昭和キッズの児童書にまつわる“アレコレ”を集めたエッセイ風ブックガイド。世代を超えて読み継がれるものが多い児童書を題材としているので、子供だけでなく大人も楽しめる内容となっています。

どんな児童書が紹介されてるの?
定番絵本や教科書掲載作品、夏休みの課題図書、そしてオカルトブームの流れに乗って出版された「怪奇系児童書」など、主に70~80年代の小中学生たちの記憶に残る懐かしい児童書を、子供ならではの“あるある”エピソードや著者独自の珍エピソードとともにふり返ります。これから掲載作品を少しだけ紹介していきます!
いやいやえん

1963年の「第1回野間児童文芸新人賞」受賞作品。しげるが「いやいやえん」という変な保育園につれていかれるお話です。
ぐりとぐら

1963年に「こどものとも」誌上で発表されて以来、日本のみならず世界で愛され続けている双子のネズミ「ぐり」と「ぐら」のお話です。
からすのパンやさん

からすの町の「いずみがもり」にある、四羽の赤ちゃんが生まれた「からすのパン屋」の家での出来事を描いたお話です。
モチモチの木

弱虫の豆太が大好きなじさまのために勇気を振り絞る、感動の絵本です。滝平二郎の版画が印象的でした。
ノストラダムスの大予言

昭和のオカルト本といえば「五島勉」というくらい有名でしたね。これ以外にもたくさん本を出していた記憶があります。「昭和こども図書館」では、今回掲載した本を含めて100点を超える懐かしの児童書を一挙に紹介します!
昔の児童向けの本って過激(?)な内容のもありましたよね。
「飢餓食入門」
1974年に発売された「飢餓食入門」。子供が食糧危機を乗り越えるための本だそうですが、ゲテモノ料理のオンパレード!その内容の珍妙さから以前は数十万円以上のプレミアがついていましたが、現在は10万円以下で入手可能なようです。だいぶ値段が落ち着きましたね。


「秘密結社」
1975年に発売された「秘密結社」。「飢餓食入門」と同じドラゴンブックスシリーズの本です。裏を取ったとは到底思えない、裏社会の情報の数々が記載されています。こちらも「飢餓食入門」ほどではありませんが高値で取引されています。


著者「初見健一」プロフィール

1967年、東京生まれ。主に1960~70年のお菓子やおもちゃ、キッズカルチャーについての話題など、レトロな戯言をネタに活動中。主な著書に文庫『まだある。』シリーズ全9巻、単行本『まだある。大百科』『まだある。こども歳時記』『ぼくらの昭和オカルト大百科』(大空出版)、『昭和ちびっこ未来画報』『昭和ちびっこ怪奇画報』(青幻舎)、『小学生歳時記』(ダイヤモンド社)、『子どもの遊び 黄金時代』(光文社新書)など。
商品概要
『昭和こども図書館』
著者:初見 健一
定価:1,620円(本体価格 1,500円)
判型:B6判/264ページ
ISBN:978-4-903175-72-0
本書の詳細はこちら
今でも読める思い出の児童書ガイド 『昭和こども図書館』 (初見 健一) | 大空出版の本
オススメの記事はこちら
「かいけつゾロリ」が今年で30周年!夏は本屋で色々キャンペーンやりますよ! - Middle Edge(ミドルエッジ)
また読み返したくなる!懐かしの児童文学7選 - Middle Edge(ミドルエッジ)