【1950年代~】男性ヘアースタイル流行変遷史①

【1950年代~】男性ヘアースタイル流行変遷史①

私は生まれて今までどれ位ヘアースタイルを変えてきたことであろうか?ちょっと気になったので、調べてみると懐かしい男のもありましたので、今回は男性ヘアースタイル流行の変遷に関して書いて見ます。


ヘアースタイルとは何ぞやねん?~まずは定義から!

私の若い頃そっくりですね!!(うそピョン!!)

最新のヘアースタイルカタログより

人間と言う動物には頭部に必ずと言って良い程に髪の毛がある(たまにはない人もいるんですよね!これが・・・)。この髪の毛がどのような形態で生えているのかは、その人その人によることが大きい。このような髪の毛の生え方を「髪型」とか「髪形」又は「ヘアスタイル(hair style)」というのである。
髪型を特徴づける要素には自然的なものと,技巧的なものとがある。前者には直毛,巻毛,波毛,および金髪,銀髪,赤毛,黒毛などの生来の性質があり,後者には髪の長短,上げ下げの技巧,頭部における位置づけ,さらにはすく,波づける,巻く,編む,束ねる,髷 (まげ) をつける,結ぶなどの技法がある。髪型はいずれも両者の複合として集約的に示される。また染髪によって色調を変えることも行われる。

ヘアースタイルの歴史的な考察

「卑弥呼様!!」から「お父様!!」の時代までのヘアースタイル

日本のヘアースタイル変遷イラスト

ヘアスタイルの歴史は人類誕生とともに始まり、いずれの国にも、その民俗性を彩るさまざまな変遷がある。宗教や政治、呪術(じゅじゅつ)や成人儀式などと深い関係をもち、その国の元首や皇帝などがヘアスタイルの流行に大きな影響力をもっていた。

ちょっと前まで日本は丁髷(ちょんまげ)が主流だった!!

本来の丁髷は、兜をかぶったときに頭部が蒸れるため、前頭部から頭頂部にかけ頭髪を抜くあるいは剃った(月代(さかやき))残りの頭髪を結ったものをいう。髪の少ない老人が結う小ぶりな髷であり、その形から「ゝ髷」(ちょんまげ)と呼ばれた。なお現代、丁髷と呼ばれるものは、時代劇などでよく登場する銀杏髷、本多髷や相撲の力士が結う大銀杏である。しかしこれらは本来の丁髷ではない。現在見られるもので本来の丁髷に一番近いものは、月代は剃っていないものの、力士が稽古時に結う髪型である。

江戸時代の代表的な丁髷

おすもうさんの大銀杏

男性ヘアースタイルは朝鮮戦争の頃より劇的に変化しだした!!

『GIカット』は朝鮮戦争と密接な関係!!

GIカットとは、限りなく”ぼうず”に近いが、頭の頭頂部を下部より若干長め(0.1~0.2mm程度)にカットする。アメリカ兵に多い短髪で、角刈りにも若干似ているヘアスタイルのことをいう。朝鮮戦争(1950~53年)以来、日本の若者の間で流行した。角丸刈りやブロースのような髪型をいう。
GIとは、Government Issueの略で、本来は官給品の意味だが、下士官・兵は衣服その他が官給であるところから、アメリカ兵の俗称になった。

シンプルなGI(ジーアイ)カット

映画『太陽の季節』が『慎太郎刈り』を流行らせた!!

1956年(昭和31年)に流行した、スポーツ刈りの類型。少し長めの前髪が額にかかり、脇は短くすっきりと刈り上げられた「慎太郎刈り」。
石原慎太郎が『太陽の季節』(映画版)に出演した際この髪型だった為、某紙(東京新聞とされるが未詳)の記者にこう呼ばれるようになった。また、芥川賞受賞当時の慎太郎さんのヘアスタイルでもあったので、メディアに取り上げられ、写真や映像を通して瞬く間に日本中に広まって、小説の中の生き様やファッションとともに、若者の流行のひとつとなった。当時、石原が通っていた逗子市の「塩沢理容店」の店主・塩沢茂一が考案したカットである。これが原因で、日本人男性が帽子を被る習慣が廃れ、国内の帽子メーカーは苦戦を強いられたと言われる。

石原裕次郎の慎太郎刈り

『ダックテール』と『リーゼント』は同じ髪型だった!!?

ダックテイル(duck's assまたは duck's tail)とは側頭部から後頭部をポマード、ワックスなどの整髪料で両サイドの髪を流し、後頭部でIの字型にぴったり合わせるような形状の髪型をいう。【ちょうどアヒルの尻尾に形状がにていることから、この名称が付けられた。】また、両サイドの髪を撫で付け、後頭部でIの字型にぴったり合わせた髪型を頭上から見た流れが、膨らんで合流する(左右二手に分裂し中間で膨らみ再び合流する)イギリスの首都ロンドンのウエストエンド地区にある左右双子の大通り「リージェント・ストリート (Regent Street)の軌道に似ていることからリーゼントとも言われるようになった。

ダックテール=リーゼント

ダックテール=リーゼントの最大の特徴は後頭部での形状にあるが、日本ではしばしば前髪を高くしたポンパドールを指すものと誤解されている。リーゼント・スタイルと合わせて使われることが多い、フラットトップやモヒカン刈りに近いタイプのポンパドールは、米国ではポンパドールを略してポンプ (POMP)とも呼ばれ、英国ではクイッフ(英:quiff)と呼ばれる。リーゼントとポンパドールの合わせ技は、1950年代にエルビス・プレスリーの影響で世界的に流行し、日本では1980年代にもリバイバルで流行した。

前の出っ張りをリーゼントと勘違いしている人がおおいのでは・・・!!?

昔、不良がやっていたナウい髪形 - Middle Edge(ミドルエッジ)

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