映画『ジェレミー』青春のほろ苦い思い出とともに心の残る

映画『ジェレミー』青春のほろ苦い思い出とともに心の残る

アメリカ映画『ジェレミー』は、『小さな恋のメロディ』が話題になった2年後の1973年に公開された。ニューヨークを舞台にした少年と少女のラブ・ロマンスだ。青春のほろ苦い思い出と70年代のニューヨークの映像も楽しめる。


映画『ジェレミー』1973年

映画『ジェレミー』は、1973年に公開されたアメリカ映画で、1973年カンヌ映画祭でBest First Work賞を受賞した。

監督・脚本:アーサー・R・バロン
撮影:ポール・ゴールドスミス
音楽:リー・ホルドリッジ、ジョセフ・ブルックス
出演:ロビー・ベンソン、グリニス・オコナー

主人公は15歳の少年、ジェレミー・ジョーンズ(ロビー・ベンソン)は、マンハッタンにある私立の音楽学校で学がチェロ(楽器)を学んでいる。ユダヤ系の少年。一つ年上のバレエを学ぶ転校生の少女と恋に落ちる。

恋の始まりのキーワードは、”バレエ”と”チェロ”

ジェレミーは学校でチョークを探していた。ある教室でバレエの練習中のスーザンを見つけ、一目惚れする。

ハンサムな学生と一緒に歩いているスーザンを見つけたジェレミーは彼女のことを諦める。

ある日音楽学校の演奏会を見に行ったスーザンはジェレミーがチェロを演奏する姿に感動する。
演奏が終わった後に彼女からジェレミーに近づいてくる。

ジェレミーはスーザンと電話でデートの約束をする。

モテなかったぼくらにはこれこそがリアルな恋愛映画だ!

http://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/201210/article_5.html

『ジェレミー』(1973)モテなかったぼくらにはこれこそがリアルな恋愛映画だ!かなり情けないが…。 良い映画を褒める会。/ウェブリブログ

プロのチェロ奏者を目指すジェレミーは、長身で運動神経が良い。

チェロやピアノなどの大きい楽器の演奏家は、 長身の男性も多く、高度な技術を要する楽器の演奏には、少なからず運動神経も関係しているという。

また、チェロ教師がジェレミーの演奏について語るシーンは、音楽愛好家にとって貴重な考察と言える。

チェロと演奏についての考察

Robby Benson: The Hourglass song (Blue Balloon) - YouTube

たった1ヶ月のジェレミーとスーザンのロブ・ロマンス&デート

ジェレミーの放課後のアルバイトが犬の散歩、大型犬を含む4頭の犬を連れて公園を散歩する。

スージーもいっしょに犬達と戯れる。

当時のアメリカでは一般的だったのか?
初めてのデートの時二人は互いのルーツについて話す。

ジェレミーは自分がユダヤ系であることやジュリアード音楽院を目指してチェロを勉強していることをスーザンに話す。

ジェレミーより年上の少女スージーはプロのバレリーナを目指している。
父親の仕事の都合でニューヨークに来た、フレンチカナディアンのハーフ。

母親は亡くなっている。

競馬場でデートをするジェレミーとスーザン。

ジェレミーとスー、ザンは、いっしょに学校に行ったりが仲良くなっていく。
肩を組んで歩いたりキスしたり、若い二人の恋愛関係が深まっていく姿がこの映画の見所だ。
何度見ても心がときめく。

スライスされたピザを手で持って食べるシーン。

ジェレミーがアメリカ絵的に指を舐めたりするのがカッコいい!

雨の日にジェレミーの部屋でチェスをしていた2人は互いに惹かれ合い結ばれてしまう。

ヌードシーンではあるが、露出や裸シーン、セックスを感じさせるものはない。

押し倒されているように見えるジェレミー、年上のスージーは、積極的に服を脱ぐ。


※はじめてこの映画を観た時は、二人の関係が最後まで行ったとは思わなかった。

素敵なラブシーン

Jeremy - YouTube

スージーとの愛に喜び勇んだジェレミーが駐車している車の上を走っているのが印象深かった。

ロビー・ベイソンとグリニス・オコナーは、映画『ジェレミー』の主題歌を歌っている。

ジェレミーとスージーの別れ

スージーは父親の仕事の都合でデトロイトに戻っていくことになる。

印象的な映画『ジェレミー』のラストシーン。

ジェレミーとスージーの空港での別れ。

最後に抱き合い、キスを交わす二人、スージーがジェレミーから離れ、走って搭乗ゲートに向かう。
スージーが入るとすぐにゲートのドアが閉まる。

当時のファッション&誰かに似ている!ジェレミーとスージー

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