ウィキペディアにもあります!!
世界史でソ連の歴代指導者を勉強していると、とある法則があることに気付いた高校生は結構多いと思います。指導者の髪の毛が、ハゲ→フサ→ハゲ→フサ・・・と並んでいるんです!それを手掛かりにソ連関係の人名を暗記していく方法もありました。
写真を並べるとこんな感じ。

この法則に異論を唱える某議員

男性諸君に対してこういうド直球な名言を口走る議員もいます!そんな言葉にめげず(?)ソ連の最高指導者にまで上り詰めた方々をこれから紹介していきたいと思います。
実際に見てみよう!
レーニン (1917-1924、最高指導者としての任期。以下同様です。)

ウラジーミル・イリイチ・レーニン(1870年4月22日 – 1924年1月21日)は、言わずと知れた人類史上初の社会主義国家「ソビエト連邦」、そして「ソ連共産党(ボリシェヴィキ)」の初代指導者です。優れた演説家として帝政ロシア内の革命勢力をまとめ上げ、ロシア革命において主導的な役割を果たしました。
スターリン (1924-1953)

ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン(1878年12月18日 – 1953年3月5日)は、ソ連の第2代最高指導者です。大粛清で有名なスターリン。1940年に粛清の対象となったトロツキーによれば「スターリンは反対者の意見にではなく、その頭蓋骨に攻撃を加える」との言。また、日本では岡田真澄のそっくりさんとしても有名です(?)
ベリヤ(1953)

ラヴレンチー・パーヴロヴィチ・ベリヤ(1899年3月29日 - 1953年12月23日)とは、スターリンの死後に第一副首相に任命された人物。当時首相であったマレンコフの指導力の欠如から、実質的に最高指導者の地位にあった人物です。スターリンの大粛清の主要な執行者ともみなされてます。
マレンコフ (1953)

ゲオルギー・マクシミリアーノヴィチ・マレンコフ(1902年1月13日 - 1988年1月14日)は、ソ連の第2代閣僚会議議長(首相)。スターリンの側近であったマレンコフは、短期間ではあるものの、スターリンの死後ソビエト連邦の最高指導者を務めました。
フルシチョフ (1953-1964)

ニキータ・セルゲーエヴィチ・フルシチョフ(1894年4月17日 - 1971年9月11日)は、ソビエト連邦の政治家、同国の第4代最高指導者。スターリン批判を行い、また西側陣営との平和共存を模索した人物です。
ブレジネフ (1964-1982)

レオニード・イリイチ・ブレジネフ(1907年1月1日 - 1982年11月10日)は、第5代最高指導者。アメリカとの関係において戦略兵器制限条約 (SALT I) に調印し、デタント(緊張緩和)のきっかけを作った人物です。
アンドロポフ (1982-1984)

ユーリ・ウラジーミロヴィチ・アンドロポフ(1914年6月15日 - 1984年2月9日)は、第6代最高指導者。詩人としても知られる人物です。
チェルネンコ (1984-1985)

コンスタンチン・ウスチーノヴィチ・チェルネンコ(1911年9月24日-1985年3月10日)は、第7代最高指導者。彼の死去によりソ連の「老人支配」は終わりを告げ、ゴルバチョフを始めとした若い世代が台頭していくことになります。
ゴルバチョフ (1985-1991)

ミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフ(1931年3月2日 - )はソ連最後の最高指導者。頭に北方領土(?)が描かれてることでも有名でしたよね。ペレストロイカ、グラスノスチという単語は学校で勉強したと思います。
ソ連が消滅しても「ハゲフサの法則」はまだ終わらない!?
こんな感じでハゲ→フサの永久機関が構築されていたソビエト連邦ですが、1991年に崩壊します。そして「ロシア連邦」という連邦制国家が誕生することとなるのですが・・・
エリツィン (1991-1999)

ミドル世代であればご存知であろうロシアの初代大統領であるエリツィン。髪の毛はしっかりと持ちこたえています。
プーチン (2000-2008)

そして2代目の大統領になったのが皆さんご存知のプーチンですが・・・んん??
メドヴェージェフ (2008-2012)

こちらは第3代大統領のメドヴェージェフ。そして4代目は・・・
プーチン (2012-)

4代目は再びこの方になりました!この法則、強力過ぎじゃないですか!?
「ハゲフサの法則」一体いつまで続くのか?

実はこの法則、ソビエト連邦誕生以降の話ではなく、帝政ロシア時代から続くものなんですよね。「ロシアの伝統」と言っても過言ではありません。長年受け継がれてきた伝統ですから、そう簡単に崩せるようなものではないことは読者の皆さんもご理解いただけるのではないでしょうか。「ハゲフサの法則」、まだまだ続くと思いますよ!
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