映画『もう頬づえはつかない』の時代

映画『もう頬づえはつかない』あらすじ
早稲田大学の学生まり子(桃井かおり)は、東京でひとり暮らしをしている。かつて同棲していた男(森本レオ)とバイト先で知り合った同じ大学の学生(奥田瑛二)のふたりと付き合い、妊娠してしまう。彼女にはお腹の子供がどちらの子どもなのか?
二人の男性の反応とまり子の選択を通し、ひとりの女性の自立を描く。

映画『もう頬づえはつかない』主題歌

『もう頬づえはつかない』荒井沙知
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もう頬づえはつかない 歌詞 荒井沙知 ※ Mojim.com Mojim 歌詞
映画『もう頬づえはつかない』登場人物ダメンズ(駄目な男)3人

奥田瑛二(橋本クン)
映画「もう頬づえはつかない」 - Staff Blog
まり子とのエッチな関係にどっぷり使っている大学生の橋本クンを当時29歳の奥田瑛二が上手く演じている。
30代でブレイクするまえの奥田瑛二のちょっとだらしないくて、たよりない役柄が好きだ。

恒雄(森本レオ)
桃井かおり(Kaori Momoi)「もう頬づえはつかない」(1979年) : 夜ごとの美女
まり子が恒雄に見た夢。1970年代の終りに慶応大学法学部卒の吉田ルイ子という人がアメリカのニューヨークに在住して女性カメラマン、ジャーナリストの活躍していた。
『もう頬づえはつかない』のまり子が目指していたのは、吉田ルイ子のような日本の社会の枠とらわれない自由に生きる女性だったのかもしれない。

伊丹十三(高見沢)
映画「もう頬づえはつかない」 - Staff Blog
もう頬づえはつかない、まり子の選択

ピンクの電話(公衆電話)が懐かしい。

中絶を終えて部屋に戻ったまり子は、引っ越しの準備をする。
待つだけの女から、男に頼らず自分の人生を歩き始めるのだ!
自立したまり子は、もう頬づえはつかない!
フェミニズム、バンザイのハッピーエンドだ。
『もう頬づえはつかない』主演の桃井かおり
一緒に暮らしてみてから結婚を決めたり、デキちゃった結婚を授かり婚と言ったりする現在とは違い70年代はまだ同棲(婚前交渉)に対して後ろめたさを感じる時代だった。

バストが美しい!若い頃の桃井かおりのお宝ヌード♡

映画『もう頬づえはつかない』が公開された1979年(昭和54年)当時の大学進学率は男性は 33.4%、女性は30.5%、男女ほぼ同じだ。
しかし就活に関しては、女性は自宅からの通勤でないと採用をしないという条件を設ける企業があり、早稲田大学の学生とはいえ男性に比べると女性の就職は不利な時代だった。
7年後の1986年より男女雇用機会均等法が施行される。
映画『もう頬づえはつかない』の主人公のまり子も勉強では、男子に負けない成績を収めてきた。
また地方出身者の彼女には東京で頑張って、故郷に錦を飾りたい思いもあっただろう。
しかし、都会の一人暮らしは寂しい、ダメンズの男性たちとの関係はその寂しさを埋め合わせるための存在だったのか。
ネタバレ『もう頬づえはつかない』

『もう頬づえはつかない』原作者の 見延典子

見延典子と同じ年に生まれた早稲田大学出身の女性有名人を探してみたら。元フジテレビアナウンサーの益田 由美(ますだ ゆみ)が1955年2月11日生まれ。
益田 由美は、早稲田大学第一文学部卒業後、1977年フジテレビ入社、2015年2月27日付でフジテレビを定年退職している。
フジテレビでは、初めての女性アナウンサーとして定年退職を迎えた。
見延典子のブログ - 「頼山陽ネットワーク」公式ホームページ
桃井かおりの現在
女優の桃井かおりは、独身をとおしてきた。
2015年1月に幼なじみの年上の音楽プロデューサーと結婚した。
米ロサンゼルスを拠点に生活している。

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