80年代に乱立した「ミニ政党」って?

議席0か、議席0に近い政党です
ミニ政党自体は現在もあるのですが80年代はその数が非常に多く、また政見放送などで目立っていました。議席を獲得できなくても存在感だけは非常に大きい、という方々も大勢いました!そのすべては紹介できないのですが、今回は8つの政党についてご紹介したいと思います。
ユニークな公約、政見放送の数々!
①スポーツ平和党

政党のロゴ
②大日本愛国党
③UFO党
④税金党

創設者の野末陳平
⑤雑民党

「the gay」の表紙
⑥太陽新党
⑦太平会
⑧反ソ決死隊
なぜミニ政党が減少したのか?
供託金が高くなっている!

かつては乱立と言っていいほど存在したミニ政党ですが、現在はバックに大きな団体のついているケース以外でミニ政党を見る機会は少なくなっています。その背景の一つとして、供託金の引き上げがあると思われます。例えば、衆院選(選挙区)に出馬する場合、1975年には供託金は100万円でしたが、1982年には200万円、1992年には300万円に引き上げられています。また、供託金没収点も引き上げられ、供託金を没収されるリスクが上昇しました。それらの条件が重なった結果、80年代に存在したユニークな政治主張を展開するミニ政党は姿を消していきました・・・
まとめ

確かに、面白半分での出馬を抑制するために供託金を設定するのは理解できなくもないですが、それが原因で多種多様な意見を持つ人たちが金銭的な問題で選挙に出馬すら出来ないのは問題だとも思います。なんとか上手いラインを設定してもらいたいものです。
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