「空耳アワード」とは
「空耳アワード」とは、普段はタモリ俱楽部でいろいろなテーマで番組をした後に2~5分だけ放映されるミニコーナー「空耳アワー」の中から、優秀な作品をピックアップし、まとめて「空耳アワーづくし」で構成され、アワードの最優秀作品(グランプリ)を決定する番組です。
しかし、優秀かどうかの判断はすべてスタッフによって決まるため、空耳アワードだけでは、空耳アワーの全体の面白さはわかりません。
今回は、「第1回空耳アワード」にノミネートされなかった作品から、「これは!」と思うものを、個人的に勝手にピックアップしてみました。
それでは、作品を見ていきたいと思います。
こら待て!早く来んと ワンタン来るじゃん!
ザ・スペシャルズ 「スチューピッド・マリッジ」
再生時間を2分6秒後に設定してあります。
イントネーションが完全に日本語なんですよね。
原語では、「PROPERTY I HAVE COME TO ONE CONCLUSION」と言っているそうです。
ディスコでは超有名曲 「レッツ・グルーブ」
生麦 生卵 生麦 生卵、・・・
アース・ウインド・アンド・ファイアー「レッツ・グルーブ」です。
グルーブとは言葉に表すと難しいですが、その時はこの曲を聴いてもらえば、
グルーブとは何かがわかるでしょう(笑)。
前奏のようなものだと思うのですが、「生麦 生卵」から始まり、ボーカルが入ってもバックグラウンドでしばらくの間ずーっと「生麦 生卵・・・」と言っています。
なんと英語では、「WE CAN BOOGIE
DOWN DOWN DOWN×2」と言っているらしいです。
この曲は意味のない空耳がたくさん
Oh-No、Oh-No!じんましん それは苦しく たまらない
モトリー・クルー「トゥー・ファスト・フォー・ラブ」
再生時間を54秒後に設定してあります。
冒頭にOh-No!と入っているところが余計に苦しそうさを増しています。
原語「DREAM MACHINE SO DAMN COOL SHE CAN TURN ON THE NIGHT」
できたかな 醤油ラーメン
メガデス「ハンガー18」
再生時間を1分0秒後に設定してあります。
ヘビメタ(スラッシュメタルというのかな)の重苦しい歌声と、「できたかな 醤油ラーメン」というのんきなセリフとのギャップが楽しすぎます。
原語「TAKE SOMETIME TO SHOW YOU AROUND」
揚げ豆腐だ 今日のおかずは 揚げ豆腐だ
ホール&オーツの名曲ですね。
再生時間を1分30秒後に設定してあります。
正確には、「揚げ豆腐だ 今日のおかずは 揚げ豆腐だ 今日のおかずは 揚げ豆腐だ 今日のおかずは揚げ豆腐だ 揚げ豆腐だ 揚げ豆腐だ 揚げ豆腐だ」と、ひたすら揚げ豆腐の連呼。しかも淡々とした口調で。
原語「I CAN'T GO FOR THAT. NO CAN DO
I CAN'T GO FOR THAT」
赤ちゃんとフィーバー 静香ちゃんとフィーバー リカちゃんとフィーバー
スティービー・ワンダー 「ジャングル・フィーバー」
再生時間を13秒後に設定してあります。
ノリノリの曲調で、いかにもフィーバーしている感じが伝わってきて、いいですね。
空耳の映像では、若い頃の工藤静香さんの「等身大パネル」を持ちながらフィーバーしていました。リカちゃんはやっぱりリカちゃん人形でしたね。
原語「I'VE GOT JUNGLE FEVER,
SHE'S GOT JUNGLE FEVER,
WE'VE GOT JUNGLE FEVER」
東 たぶん変態よ
再生時間を1分19秒後に設定してあります。
そのまんま東さんのスチール写真を出して「東 たぶん変態よ」などと、失礼な作品に仕上がっていました。
1992年は、空耳アワーが始まった年で、まさに「玉石混交」の作品たちでしたが、その中でも今聞いてもおもしろい作品が数多くありますね。
私が勝手にこの中でグランプリを決めるなら、「できたかな 醤油ラーメン」か、「揚げ豆腐」ですね(笑)。
第1回空耳アワードの特集はこちらです。よろしかったらどうぞ。
1993年春放映【第1回空耳アワード】登場の作品を見る! - Middle Edge(ミドルエッジ)