「カーカキンキン」で有名な河内家菊水丸が甲状腺乳頭がんを乗り越え20年ぶりCD発売

「カーカキンキン」で有名な河内家菊水丸が甲状腺乳頭がんを乗り越え20年ぶりCD発売

甲状腺乳頭がんを乗り越え、芸能活動を再開している伝統河内音頭継承者・河内家菊水丸(52)が6月24日に約20年ぶりとなる本格シングル「本日は晴天なり」を発売する。


河内家菊水丸 甲状腺乳頭がん乗り越え20年ぶりにCDを発売

甲状腺乳頭がんを乗り越え、芸能活動を再開している伝統河内音頭継承者・河内家菊水丸(52)が6月24日に約20年ぶりとなる本格シングル「本日は晴天なり」を発売する。

12年10月には、甲状腺の左葉(左側)に15ミリの乳頭がんと、リンパ節への転移、気管支への浸潤が判明。手術では、声を失う気管切開を何とか回避し、がんをすべて切除できた。「一時は引退もよぎった」という危機を乗り越えての節目に、「格別のものがある」としみじみ。同曲にも「暗い闇夜のその向こう 本日は晴天なり」などと、自身の思いに重なる前向きで希望あふれる歌詞が並ぶ。「病気を経験し、実感を込めて歌える」とした。  また、大阪都構想が住民投票で否決され、12月の任期限りでの政界引退を表明した橋下氏には、「ご恩がある」と告白。10年の上海万博で「大阪―上海友好盆踊り大会」の開催を決めた当時府知事の橋下氏から「真っ先にご指名いただいた」といい、「勇退されるならご恩返しに、新曲を歌いにいきたい」と熱望した。「悔いはない」と会見では晴れやかな顔で引退宣言した橋下氏の真意については、「僕の新曲を聴く時に“晴天なり”な表情をしてるかどうかで判断したいですね」と笑った。 同曲は、6月28日の35周年のパーティーも兼ねた盆踊りツアーの出陣式で舞台初披露する予定。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/05/28/kiji/K20150528010432190.html

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河内家菊水丸(かわちや きくすいまる)

1963年2月14日生まれ
本名の岸本 起由(きしもと きよし)
伝統河内音頭継承者、音頭取り。
元・新聞詠み(しんもんよみ)河内音頭家元。

1972年3月に9歳で家元を継承し東大阪市弥刀東で初櫓に上がる、小学生の頃から盆踊りの櫓で太鼓等を演奏、浪曲の初代京山幸枝若の伴奏や生駒一や天童よしみのバックで太鼓を叩いていたこともある。
高校時代はバンド活動もしていた。

1980年、なんば花月が初舞台であるが、デビュー前は自身のアイドルで節に心酔していた松竹芸能の劇場で活躍していた鉄砲博三郎門下の音頭取りの生駒の元に足を運び、河内音頭の口説き(舞台芸としての音頭)のいろはを学ぶ。
新世界新花月でも生駒のギター伴奏を務めていた。
尚、菊水丸のヘアースタイルは生駒のヘアースタイルを尊敬を込めて意識し真似たものである。

1984年、新しい流派『新聞詠み』を興し、以来大阪を拠点に歌う。

エレキギター、シンセサイザーなどを用いて、「グリコ・森永大事件」や「阪神タイガース日本一音頭」(以上は『菊水丸の河内音頭秘蔵コレクション』収録)、「大リクルート事件・江副浩正半生記」や「豊田商事最後の日・永野一男一代記」、「天才漫才師・横山やすし物語」、「浪花の喜劇王・藤山寛美青春編」、「美空ひばり物語」(以上は『河内家菊水丸大全集』収録)、「アントニオ猪木一代記」(『新聞詠み河内音頭 バッド・ニュース アントニオ猪木一代記』収録)など、世相・事件を題材にした曲を発表。

グリコ森永事件が起こった時には、犯人が書いた脅迫状にメロディーをつけ、アルバムに収録したこともある。
その曲はワイドショーなどで多用されたため、歌詞の印税だけですでに数百万円に及んでいるのだが、「作詞者はグリコ森永事件の犯人」であるとして菊水丸は受け取っておらず、現在JASRACが全額を保管している。
またこの曲を作ったことにより警察からグリコ森永事件の犯人と疑われ、取り調べを受けたことがある。

1991年、「フロム・エー」のCMソング「カーキン音頭」が大ヒット

音楽・お笑い・政治を融合した新聞詠み河内音頭という横断的なジャンルであったため、全国区進出後は出演番組も「ミュージックステーション」「NHK紅白歌合戦」などの歌番組、「さんまのまんま」「笑っていいとも」「徹子の部屋」「ライオンのごきげんよう」などのトーク・バラエティ、「朝まで生テレビ」「おはよう!ナイスデイ」などの政治・ニュース番組などと多岐にわたった。

河内家菊水丸のライブ動画

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