聴いてみると心地よいことこの上ない。90年代以降に再評価されているアコースティック・スウィング。

聴いてみると心地よいことこの上ない。90年代以降に再評価されているアコースティック・スウィング。

スウィングといってもジャズではありません。とはいえ、ジャズの要素も含んではいます。ノスタルジックなヴォーカルやアコースティック楽器でまったりとスウィングする“アコースティック・スウィング”。懐かしいだけではなく、再評価されカフェなどオシャレな場所でもかかっていますよ。


Ry Cooder

アメリカだけに留まらず、世界各国のルーツミュージックの探求者であるライ・クーダーの1978年発表のアルバム・タイトルはズバリ「ジャズ」。

ただし、「ジャズ」とは言うものの、それだけでなく、ブルースやゴスペル、ラグタイムにフォーク、カントリー、ブルーグラスからメキシカンやハワイアンと、これが何とも心地よいグッド・オールド・ミュージックの連続攻撃。まさにアコースティック・スウィングしているのです。

【収録曲】
1 Big Bad Bill Is Sweet William Now 
2 Face To Face That I Shall Meet Him   
3 The Pearls / Tia Juana 
4 The Dream 
5 Happy Meeting in Glory 
6 In A Mist 
7 Flashes 
8 Davenport Blues 
9 Shine 
10 Nobody
11 We Shall Be Happy

ジャズ

Asleep at the Wheel

アスリープ・アット・ザ・ホイールは、日本での知名度はそれほど高いとは言えませんがアメリカのカントリー・ミュージック・バンドです。
「The Letter That Johnny Walker Read」という代表曲を持つ彼らは、なんと2011年の時点でグラミー賞を7回も受賞している実力派なんですよ。

A1 Route 66
A2 Miles And Miles Of Texas
A3 The Trouble With Loving Today
A4 Shout Wa Hey
A5 Blues For Dixie
B1 The Cajun Stripper
B2 If I Can't Love You
B3 Lost Mind
B4 They Raided The Place 
B5 We've Gone As Far As We Can Go

Wheelin' And Dealin'

彼らのアルバムを手に入れることは現在では大変難しいのですが、どの曲もとても楽しげにやっています。ちなみに、本作の1曲目にやっている「ルート66」と言う曲は、1946年にボビー・トゥループが作った曲でジャズのスタンダードとして名高いのですが、 チャック・ベリーをはじめローリング・ストーンズ、ゼム、ドクター・フィールグッドなどがカバーしておりロック・バンドのカバー曲としても定番となっています。

Fairground Attraction

70年代後半には、ご紹介したもの以外にもアコースティック・スウィングと呼ばれる素晴らしいアルバムが多数発表されていますが、それから10年後にも宝石のようなアルバムがイギリスから生まれました。

エリオット・アーウィットによる印象的な写真がジャケットに使われている、1988年に発表されたフェアーグラウンド・アトラクションのファースト・アルバムにして事実上のラスト・アルバムでもある「ファースト・キッス」です。グラスゴー生まれの女性ボーカル、エディ・リーダーの歌声を聴くことは至福のひと時です。幸せに包まれますよ。

【収録曲】
  1. 愛の微笑み
  2. パーフェクト
  3. ムーン・オン・ザ・レイン
  4. ファインド・マイ・ラヴ
  5. フェアーグランド・アトラクション
  6. 風が知ってる私の名前
  7. クレアー
  8. コメディ・ワルツ
  9. ムーン・イズ・マイン
  10. 駅前通りの子
  11. ウィスパーズ
  12. ハレルヤ
  13. フォーリング・バックワーズ
  14. ミソロジー

ファースト・キッス

本作、およびデビュー・シングルの「パーフェクト」が共に全英1位となる大ヒットを記録していただけに、次作を出すことなく解散してしまったのは非常に残念です。

しかし、こうしたアコースティックな曲というのは、流行はあってもスタイルや呼び名を変えながらいつの時代にも存在しているものなんですよね。
アコースティック・スウィングを聴いて、一人でも多くの人が楽しい気持ちになってくれると幸いです。

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別に入口はなんだっていい。“ナスターシャ・キンスキーの背中”目当てでもいいし、ライ・クーダーのギターに魅せられるのでもいい。ヴィム・ヴェンダースの最高傑作だからもう一度観ておこう、みたいな感じでもいい。結局は、さまざまな愛の再生の物語に心が引き取られ、落ち着かされ、なだめられていく。年齢を重ねたからこそ感じられる発見もある。僕らはいつ主人公トラヴィスのように生きることになってもおかしくない、と気づく。いい意味でも悪い意味でも。


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