昔は当たり前のカーケア常備品だった?「毛ばたき」
昔、ご家庭の車には「毛ばたき」があったって記憶、多くの方がお持ちじゃありませんか?
セダンのトランクに、どんと横たわっていた毛ばたき。
万年車中のためか、車の匂いが沁みついていたような毛ばたき。
駐車場でたまに手に取ると、ついついスイングしてしまっていた毛ばたき。

なんだか懐かしく感じます「毛ばたき」
最近で見かける例としては、大企業の重役が利用する黒塗りのハイヤーなどが待機中に、専属ドライバーが毛ばたきで車を拭いているような光景でしょうか。
ご自分の愛車に「毛ばたき」を備えているって方も、随分と少なくなったのではないかと思います。
時代とともに見なくなった、その訳は?
実は1960~70年代、車を購入した際にサービス品として必ず付属していたのが「毛ばたき」でした。
ですので、ほとんどのご家庭では車の後部座席やトランクに置いていたのですね。
ということで「毛ばたき」は現在でも購入出来ます
Googleで「毛ばたき」と入力してみると、楽天やAmazonなどとともに「松本毛ばたき」や「浅草毛ばたき」といった、毛ばたきの老舗会社のホームページも登場します。
いずれのサイトも、毛ばたきについて「素材」「製法」などが事細かに解説されています。
ここで私たちは「毛ばたき」がとても歴史のある品物であり、また繊細な工程を経て完成するということを知ります。
オーストリッチ製とガルス製の毛ばたき
こちらは「浅草毛ばたき」様から引用させていただきますが、特に人気の高級素材「オーストリッチ製」と、見た目に美しくリーズナブルな「ガルス製」とがあるようです。
ガルス製の毛ばたきは、ニワトリの羽根を使用しています。 雄鶏の尾の周りに数本しか生えない柔らかな飾り毛を利用しており、見た目も美しい毛ばたきです。
http://www.asakusa-kebataki.com/user_data/dictionary03.phpオーストリッチとガルスの違い | 毛ばたき通販なら浅草毛ばたき
毛ばたき通販なら浅草毛ばたき
「浅草毛ばたき」さんでは、気になる「毛ばたき」の製法について、Yotubeで細かく解説されています。
見た目に鮮やか、手触り滑らかな「毛ばたき」はどのような工程を経て作成されているのでしょうね。
その工程は「仕分け」→「芯棒」→「縫製」→「巻き付け」→「グリップ」
かつて、私たちの愛車を柔らかく包み込んでボディー(車体)の埃を優しく取り除いてくれた「毛ばたき」。
なかなかよいお値段がするものも多いのですが、快適なマイカーライフに彩りを添えてくれること間違いありませんね。