ミスチル(Mr.Children)の初期を代表する名曲『抱きしめたい』
1992年12月1日に発売されたミスチル(Mr.Children)の2枚目のシングル。
発売のレーベルはトイズファクトリーで、作詞作曲は桜井和寿、プロデュースは小林武史だった。

ミスチル(Mr.Children)の『抱きしめたい』
同曲は2ndアルバムの『Kind of Love』と同じ日に発売された。しかし、アルバムにも収録されたため最高順位は56位とヒットには至らなかった。
また、ミスチル自体もまだブレイク前(翌年の4thシングル『CROSS ROAD』のロングヒットで知名度を格段に向上させた)だった事もあり、一部のラジオを除いて話題にはならなかった。

同日発売だったアルバム『Kind of Love』
ブレイク後は、同曲の人気も上昇。現在ではミスチルの初期の代表曲として認知されている。
2001年に発売されたベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』のライナーノーツでの累計売上がオリコン集計とは異なるが、ブレイク後に売上が再燃しているため、正確な数字はわかっていない。

Mr.Children(ミスチル)の『抱きしめたい』
ミスチルのシングルで初の横向きデザインのジャケットだった。ちなみに次作の「Replay」も横向きのデザインのジャケットである。

3枚目のシングル『Replay』
クリスマスソングとして制作されたが、小林武史が反対し、歌詞を変更!
抱きしめたい (Mr.Childrenの曲) - フレッシュアイペディア

小林武史
ドラマ『ピュア』で最終話のみ挿入歌として起用された!
1996年1月期のドラマ『ピュア』。フジテレビの「月9」枠で放送されたヒット作。
最高視聴率は25.9%を記録している。
主演は和久井映見で、軽度の知的障害(イデオ・サヴァン症候群)をもつ主人公・優香を演じた。
同作の主題歌は、当時の歴代最高初動売上(約120.8万枚)を記録し、累計で約230万枚を売り上げたミスチルの『名もなき詩』だった。
最終話では、物語終盤に『抱きしめたい』が挿入歌として使用された。
同曲の魅力である相手を想う切ない気持ちを歌った内容が、登場人物の死により、永遠の別れを受け入れなければならないシーンをより色濃く、悲しげに演出していた。
【ドラマ最終回シリーズ!】ピュア【ネタバレしてます】 - Middle Edge(ミドルエッジ)
エピソード
当初、桜井が小林の家に持ち込んだデモテープでは、サビは転調していなかったが、小林のアイデアでイントロとサビでB♭に、ラストのサビではCに転調するアレンジが加えられた。
http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E6%8A%B1%E3%81%8D%E3%81%97%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%84_(Mr.Children%E3%81%AE%E6%9B%B2)抱きしめたい (Mr.Childrenの曲)とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
カップリングは『君の事以外は何も考えられない』
ミスチルにとって初めて楽曲にタイアップがついた一曲だった。矢崎総業CMソングに起用された。
アマチュア時代から存在する曲で、桜井が当時付き合っていた女性の事だけを考えて書いたラブソングで、4回登場するサビは全て同じ歌詞となっている。
2007年に発売されたカップリングを集めたアルバム『B-SIDE』に収録されている楽曲では最も古い曲である。2枚組CDのDISC1、1曲目に選ばれている。
とろけるように甘いラブソング『抱きしめたい』。女子と行ったカラオケで歌いたくても、あまりのロマンチックな歌詞の影響から、口説き落とすための”ここぞの一曲”と勘違いされるんじゃないかと(実はそうなんですが)深読みし、結局歌えなかった思い出がある。
また、1997年の2月に放送されたフジテレビの『恋愛方程式の解き方 バレンタインスペシャル』というバラエティ番組内のミニドラマでも挿入歌に起用されていた。「恋愛ファイル第二章〈抱きしめたい〉」というタイトルで、佐藤藍子と加藤晴彦が出演していた。
これはうる覚えだが、バレンタインという事もあり、恋愛に関するトークと恋愛ドラマが交互に放送されていた。
当時若手だった極楽とんぼの加藤浩次もトークに参加しており、広末涼子等のアイドルや若手俳優たちとフリートークを行っていた。筆者的にはミスチル好きと知られ、当時爽やかさ1000%の広末涼子が「恋愛ファイル第二章〈抱きしめたい〉」の出演者として適役ではないかと感じていた記憶がある。
なんにせよ、言いたいのは名曲『抱きしめたい』は初期のミスチルの若さあふれる一曲という事だ!
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