ジャックは、前世にもこのホテルにいた?!
ホテルにある一枚の写真の中にジャックによく似た男が映る。
そのヒントは映画の中で、1920年代にタイムスリップしたかのような壮大なパーティーが開かれ、給仕人のデルバート・グレイディにジャックは飲み物をかけられたので一緒にトイレへ行き、汚れを落とします。そして、デルバートに「あなたはいつもこのホテルの管理人でしたよ」とジャックに意味深なことを言います。つまりラストシーンの写真に映っていた男は、後に生まれ変わったジャックであるという可能性が高いです。
給仕人のデルバート・グレイディ(左)とジャック(右)
ちなみに、デルバート・グレイディという男は、1970年にこのホテルで家族を殺したチャールズ・グレーディです。トイレでデルバートは、妻と娘が2人いることをジャックに話します。そして、ジャックが今、(家族は)どこに?と聞くと、この近くですと答えます。また、君の顔が新聞に出ていた、家族をぶっ殺した管理人だよな、とジャックが問い詰めますが、お間違いでしょうと拒否。しかし、デルバートは、自分が(娘)2人を“しつけ”し、妻も自分の邪魔をしたので、“しつけた”ことを明かしています。さらに、ジャックに息子が超能力を使って、邪魔するつもりだから、よく“しつける”必要があるとそそのかします。
この後、おかしくなったジャックが奥さんに襲いかかります。この点から“しつける”=殺人が浮かび上がる。
ちなみにデルバートは霊で、食品保管庫でも声だけですが登場します。そして、倉庫に閉じ込められたジャックにご相談した例の”仕事”は?と問いかけます。ジャックはここを出たらすぐ始末するさと答えています。
一度奥さんにやられるジャック
トイレでデルバートと話した後おかしくなったジャックは、危ない雰囲気をかもし出しながらウェンディに近づく。
しかし、身の危険を悟ったウェンディはなんとジャックの頭を木製バットで殴ります。
階段から転げ落ち、ジャックは意識を失います。
その後食料庫に閉じ込められたジャック。
なんと、意識を取り戻し、脱出を図ります。
ジャックは、食料庫から脱出し、再び襲撃します。
映画の解説
1人ホテルで狂気の目で見つめるジャック。
雪合戦で遊ぶ母子。
スティーヴン・キングが映画化に不満
原作者であるスティーヴン・キングは、丁寧に描いてきた家族の愛情と邪悪な存在との戦いを、映画はないがしろにしたと言って激怒しています。
そんなキングですが、TVシリーズでは自ら制作総指揮・脚本を担当し、映画版では見せなかった部分を描きました。
映画『シャイニング』は、人間が精神破壊する恐ろしさを描きつつ、ホテルがみせる記憶と霊の存在がさらに恐怖心を仰ぎます。狂っていく主人公がとても不気味です。是非、機会があったらご覧下さい。