583系のラストランがJR東日本から公式に発表されました。
「583系」(JR東日本秋田支社ニュースリリースより)
https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20170217-2.pdf
ツイッターでも583系は盛り上がってます
「廃止か?」「いやまだまだ」と憶測が流れていた。
「引退はしない!」派
ある方のブログから。(2017年1月7日)
昨年から「天理臨」で583系ラストランとか、わくドリで引退とか散々騒がれてますが 皆様、何を根拠に引退と言っているのでしょうか・・・。 引退については、JR東日本から公式発表はありません。
http://nyanny-mini.hatenadiary.jp/entry/2017/01/07/102657http://nyanny-mini.hatenadiary.jp/entry/2017/01/07/102657
引退するのでは、と予想していた人もいた。
583系は昼も夜も働き続けた。
現在は航空網の発達により、遠距離への移動は航空機が主流となっていますが、583系が設計されていた1968年頃は、ジャンボジェットもない時代で、飛行機での移動は高嶺の花でした。
東海道新幹線も東京から新大阪までしかなく、山陽新幹線(1975年)、東北新幹線、上越新幹線(1982年)、ましてや北陸新幹線はつい2年前の2015年に開業しました。
ですので、1968年頃は、多くの寝台列車が運行され、遠距離へは一晩かけて行くのが当たり前の時代でした。
こうした時代背景ですので、昼間に運行される、座席だけの車両と、寝台列車として運行される車両(電車ではなく、機関車にけん引されて走る「客車」と呼ばれる車両。20系が有名です。)の両方を用意しておく必要がありました。
そうなると、昼間は、寝台列車としての客車は車庫で休んでいて、夜間は、座席だけの特急電車は車庫で休んでいるという、非効率な状況となりました。
経済成長にともない、移動する人が多くなり需要が増え、この非効率な状況を解決する必要が出てきました。
当時の昼間の特急の代表「181系」Wikipediaより
寝台列車の代表「20系客車」Wikipediaより
そこで、「昼間は客車として利用して、夜は寝台電車として利用できる、つまり昼も夜も動ける電車があれば、効率がいいのでは」というアイデアが生まれました。
しかし、ひとつ問題がありました。
「電車」と「客車」の違いです。
「電車」VS「客車」 その違い
一般の方には、電車だろうが客車だろうが、鉄道には違いないだろうと思われていると思いますが、この2つにはそれぞれ利点と欠点があります。