火曜サスペンス劇場の主題歌、高橋真梨子『ごめんね…』

火曜サスペンス劇場の主題歌、高橋真梨子『ごめんね…』

1996年6月21日発売の高橋真梨子26枚目のシングル『ごめんね…』。65.2万枚の売上を記録し、高橋真梨子のシングルで最大のヒット曲となっている。2016年の紅白歌合戦ではこの代表曲『ごめんね…』を披露している。


高橋真梨子『ごめんね…』

1996年6月21日発売の高橋真梨子26枚目のシングル『ごめんね…』。

作詞を高橋が担当。作曲は高橋の「黄昏まで」「テンダネス」等の楽曲提供も行っている水島康宏。編曲はチャゲ&飛鳥のアレンジャーとして知られる十川知司だった。

カップリングは「Good-by Love」。

また、五木ひろしが「ベストコレクション~罪と罰・夫婦みち・ごめんね」内で同曲をカバーしている。

(MEG-CD)

高橋真梨子『ごめんね…』

レコチョクのサイトより視聴可能(14曲目)
http://recochoku.jp/album/A2000731625/?affiliate=4350010035

五木ひろし「ベストコレクション~罪と罰・夫婦みち・ごめんね」

同曲は、1981年から2005年まで放送されていた”火サス”こと、日本テレビ系の「火曜サスペンス劇場」の15代目主題歌に採用された。
採用期間は1996年4月2日から1997年5月27日まで。

「火曜サスペンス劇場」の主題歌に起用された!

同曲は「火曜サスペンス劇場」のターゲットである主婦層からの人気を獲得。
同主題歌としては、岩崎宏美「聖母たちのララバイ」に次ぐ売り上げを記録している。カラオケでも人気の高い楽曲となった。

余談だが、「聖母たちのララバイ」は番組のエンディングのみで使用する予定だった為に、1コーラス分の長さしか録音されていなかった。しかし、視聴者からの反響が多く、カセットに録音した物を製作し、視聴者プレゼントとした。すると10万通を超える応募はがきが殺到。

これにより、ビクターから正式にレコード化され、1982年の日本歌謡大賞の大賞を受賞するまでの名曲となった。

デェ~デェ~デェ~ン!【火曜サスペンス劇場】主題歌ヒストリー - Middle Edge(ミドルエッジ)

息の長いヒットソングとなった

週間オリコンチャートの最高順位は18位を記録。
最高位よりも特筆すべきは、チャートの100位以内になんと47週間もの間、ランクインしている点だろう。
この息の長いロングセラーは、売上で65.2万枚を記録し、高橋のシングルで最大のヒット曲となっている。

ロングセラーであった為、1996年度と1997年度の年間ランキングでトップ100入りを果たしている。1996年度が95位で、1997年度が92位だった。

高橋真梨子 プロフィール

1949年3月6日、広島県廿日市町(現:廿日市市)生まれ。福岡県福岡市育ち。

1972年に「ペドロ&カプリシャス」のペドロ梅村にスカウトされ、前野曜子に次ぐ、二代目ボーカルとして参加。同グループでのヒット曲には、「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」等がある。

1978年に同グループを脱退。同年11月、「あなたの空を翔びたい」でソロデビュー。
「for you…」「桃色吐息」「遙かな人へ」等多くのヒット曲を生み出し、実力派歌手としての地位を確立した。

1993年8月5日「ペドロ&カプリシャス」時代のメンバーであったヘンリー広瀬と結婚。
米カーネギー・ホールや英ロイヤル・アルバート・ホール等、海外での舞台実績もある。

2016年の紅白歌合戦で『ごめんね…』を披露

かつて「ペドロ&カプリシャス」からの独立当初は、テレビ等の出演を自制していた高橋。
グループ時には出演した事のある「NHK紅白歌合戦」の出演依頼に対しても「大晦日にスケジュールを拘束されたくない」という理由で辞退したこともあった。

しかし、1984年に「桃色吐息」がヒットした際に「第35回NHK紅白歌合戦」にソロとして初出場した。
以降は2013年、2015年と出場。2013年には自身初めての紅組トリを務め、圧巻のステージをみせている。

そして、2016年には本稿で取り上げている『ごめんね…』を披露した。
高橋は当時67歳9か月だったが、これは同番組において紅組の出場歌手としては最年長記録となった。
それまでの記録は、2004年に島倉千代子が記録した、当時66歳9か月だった。

高橋真梨子

心地良くもどこか儚い歌声と楽曲の切なさが相まって、何とも言えない哀愁を感じさせる高橋真梨子。
名曲揃いの高橋をもう一度聴き直すのも、おすすめです。

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