68~69年製 Gibson Les Paul Customを検証

68~69年製 Gibson Les Paul Customを検証

はるかむかし高校生の頃、一生懸命バイトして買った自分の生まれた年の中古のレスポールを押し入から発見 決して良質ではありませんが私の宝物のレスポールカスタムを紹介したいと思います


きっかけは当時大ヒットした白蛇の紋章~サーペンス・アルバス

白蛇の紋章~サーペンス・アルバス

レスポール購入のきっかけは当時大ヒットしたアルバム 白蛇の紋章~サーペンス・アルバスでギターを担当していたジョンサイクスが使用していたからでした

ジョン・サイクス(John James Sykes、1959年7月29日 - )は、ヘヴィメタル・ハードロックのギタリスト。イングランド・レディング生まれ。現在は米国在住。

シン・リジィの解散後、デイヴィッド・カヴァデールにスカウトされてホワイトスネイクに参加。当時のメンバーはサイクスとカヴァデールの他、コージー・パウエル(ドラムス)とニール・マーレイ(ベース)であった。

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ギターリストへの憧れで同じモデルを求めることはよくあること
自分はどうせなら自分と同じ年に生産されたモデルにしようと
当時車の免許を取ろうと貯めていた全財産を握りしめ楽器屋へ

楽器屋を数件探すとたまたま?偶然?売れ残り??1本だけ69年製を発見
写真でお分かりの通り目立つキズ等ありコンディションはよくないですし中古なのでオリジナルパーツでないところがあるかもしれません

お値段は・・・自動車教習所の料金くらいでしょうか当時としては高めだっだと思いましたが迷わず即決で購入
結局自分は20歳すぎて免許取るはめに

なお美しいアーチドトップのボディや豪華なゴールドパーツが目を引くレスポールカスタムですが・・・4キロ以上と実に重い!

Gibson Les Paul Custom ブラック・ビューティーとは

レスポール・ゴールドトップ(後のスタンダードモデル)の上位機種として1954年に発売される。特徴的なグロスブラック一色のボディ、多層バインディング、ゴールドパーツ(金色に施されたピックアップカバーやブリッジなど)は、『タキシードに似合うギター』というコンセプトの下に選定された。
ヘッドに施された5分割の菱形のインレイは「スプリット・ダイヤモンド・インレイ」と呼ばれている。指板上のポジション・マークも台形からスクエアのインレイとなっている。
スタンダード共々、1960年に生産中止、1968年より生産が再開される。この際に後述の通りボディ材が変更され、黒以外のボディカラーも設定されるようになる。70年代以降はランディ・ローズらの影響から白ボディも人気を博している。
2004年にギブソン・レギュラーラインナップから消滅。以降の製造はギブソンカスタムショップが担っている。

誕生

ギブソン・レスポール・カスタム - Wikipedia

ネック

写真では判りづらいですが筆者の69年製はマホガニーワンピースネックでした

フィンガーボード(指板)

エボニー指板

細くて背の低さが特徴的なフレット(通称 フレットレスワンダー)

ネック裏

ボリュートとは、ネック裏側のヘッドの付け根部分にあるコブ状の膨らみの事で製造年によって若干の違いが見られます

ボリュート有り

ヘッド (ヘッドストック)

表 

iドット無しのGibsonロゴ 

スプリット・ダイヤモンド・インレイ

トラスロッドカバー

刻印 シリアルナンバー

Waffle backと呼ばれるクルーソン製ペグ

トラスロッドカバーを外したところ

ジョイント部

セットネック

ピックアップキャビティー内から確認できる69年製以降の特徴であるネックエンドで中子がバッサリ切り落とされたジョイント部
(68年製は深仕込みになっています)

とにかくレスポールのネックは太いの一言

ピックアップ

ピックアップカバーは外した事がないですがポールピースの隙間から黒いボビンが確認できます

ナンバードPAF

両ピックアップとも裏には「PATENT NO.2,737,842」の小さな黒いシールが貼ってありナンバードPAFや刻印ナンバードなどと呼ばれています

ブリッジ

チューン・オー・マチック&ストップ・テイルピース(スタッド・ブリッジ)

チューン・オー・マチックとストップテールピースとのセットでブリッジとしての役割を果たしています。

ボディ

うっすらと確認できるアーチドトップと呼ばれる丸み

1968年の再生産以降はメイプルトップ&マホガニーワンピースバックでしたが、
69年初頭は2ピースバック、後半には2~4ピース・バックになるのですが

筆者の'69は写真では判りづらいですがワンピースバックでした

ピックアップセレクター

トグルスイッチ

コントロールノブ

メキシコ民族衣装(帽子)に由来
アンプノブの別称もありますが、アンプに使われる場合は頂部の文字がありません

ソンブレロノブ

筆者のものは購入時の状態のままですがこのノブは若干使いづらく中古で出回るレスポールカスタムは別のタイプに交換されているものが多い印象です

コントロールキャビティ

コンデンサー(ブラック・ビューティー)

CTS社製POT

最後に

以上が私の宝物レスポールカスタム'69でした
社会人になりすっかり楽器から離れて久しいですが
年を取り時間に余裕がでてきたので
またあの頃の気持ちに戻ってみようと思います

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