最後に
映画を見終わった瞬間には、もう主人公の役名を忘れてしまっていました。
いつの間にか主人公の名前は「高倉健」になっていたんです。
それぐらい「健さん」のキャラクターが頭に刷り込まれていて、
役者本人としては(役作りという面で)不本意かもしれませんが
どんな物語でもやはり主人公の名は「高倉健」となっていました。
「男」もしくは「人間」を表すときにあの寡黙さ、静けさ、筋道を通す生き方に
どんな役柄であってもそれを感じざるを得ない、
揺ぎ無い人物像の象徴だったのかもしれません。
どの作品を見ても感動と涙をこらえる事が出来ない自分がそこにいたんです。
まちがいなく・・・
