
ジオン公国組織図
はじめに
今回は前回の続きということで「ジオン公国軍編」を書いてみます。連邦軍に比べると種類が少し多いですがお馴染みの艦艇もかなり出てきます。お楽しみに!
ジオン公国軍編


ア・バオア・クー(宇宙要塞)
ア・バオア・クー - Google 検索
「星1号作戦」の攻撃目標が月のグラナダではなく、ア・バオア・クーであることはジオン軍も察知していたようで、全戦力をこの要塞防衛戦に集結していました。またソーラー・レイも準備が終了しておりギレン直接指揮のもと序盤はかなり優勢に戦っていたようですね。なにもギレンを断罪するのに戦闘の最中、指揮官を殺すとはキシリアのギレン憎しの思いは普通じゃなかったのでしょう。事実ギレンを失ってから急激に戦況は苦しくなり、最後は陥落の憂き目にあってしまいました。ザビ家の血は呪われていたとしか思えませんね。

宇宙内火艇
第何話ででてたのか・・・記憶にありません。確か、サイド6にシャアとララァが降りたとき乗っていたような・・・

衛星ミサイル
とにかく安上がりに早く作れることから急造兵器として多数、製造、運用されたようであり、武器製造のための物資を輸送するルートが連邦軍の制宙権が確保されるようになってからは特に厳しくなっていたようで、ジオンの国力の大きさを見てもこのような兵器を使用しないわけにはいかなかったのでしょう。
![全高 72.4m
全長 62m/147.4m/50m
全幅 159.4m/50m
全備重量 980t[2]/690.4t
動力源 熱核反応炉
推進機関 熱核ジェット・エンジン×18
最高速度 マッハ0.9/マッハ4
武装 連装メガ粒子砲×3
/69センチビーム砲×4
爆弾倉(胴内)
対空機銃](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)
ガウ攻撃空母(大気圏内用空母)
ガルマ・ザビの座乗艦としての記憶がとても強い機体ですね。長距離移動能力に乏しいモビルスーツを運用するために開発され、MSを胴体部に3機~4機、ドップ戦闘機を両翼にそれぞれ4機搭載可能であるうえ、連装メガ粒子砲を3基装備するなど空飛ぶ空母でありながら、爆撃機としての能力、武装の強力さは、一年戦争序盤における「空の帝王」という感じですね。北米での市街地への絨毯爆撃が有名だったらしく、連邦軍将兵からは「定期便」などと言われていたそうです。オデッサ作戦にも多数投入されていましたね。

ギャロップ級陸戦艇(陸上艦艇)+カーゴ
ランバ・ラル隊が地上におけるホワイトベースを追撃したときの兵器でした。脱走したアムロを探しに行ったフラウ・ボウが帰りにつけられて捕捉されてしまい戦闘になりましたね。一度はホワイトベースに取り付き白兵戦まで演じますが、ランバ・ラルが艦内でセイラ(アルテイシア)と会った時、最後に自ら命を絶つ行為に出たのはよく意味が分かりませんでした。その後ハモンがラルの敵討ちに固執した理由も後に「The Orijin」を見て初めて理解できましたが・・・

ガトル(宇宙戦闘機)
ア・バオア・クーの戦闘で多分「ドロア」と思われる空母から多数発進していました。パブリクがビーム攪乱幕を張る為、突撃せてきたところを多数撃墜していましたね。確かに機動力は大したもので敵弾をかわしてるシーンが結構あったと思います。

キュイ(揚兵戦車)
ホワイトベースとの戦闘で次々にMSを失ったランバ・ラル隊が補給を受けようにもマ・クベの妨害で補給を受けられず、補給を断念したランバ・ラルは2台のキュイに兵を載せ、パーソナル・ジェットを使いホワイトベースに取り付こうとする作戦に出ました。ほとんど無防備な状態にもかかわらず、臆することなく突撃、肉薄。ついにパーソナル・ジェットを使いホワイトベースに取り付くことに成功。白兵戦に挑みました。ギャロップの項で書いた通りの結末でしたが、ランバラル隊の豪胆さには驚かされましたね。

グワジン級大型戦艦
グワジン - Wikipedia
ザビ家の者、もしくは著しく信頼されている人間のみが、艦隊旗艦として運用されたジオン公国軍最大の戦艦です。同型艦にグワジン、グワラン、グワリブ、グレート・デギン、ギドル、などがあり、他資料によればそれ以外にも6~7隻は建造されていたようです。またMS搭載数にも諸説あり10~20機の積載が可能だったそうです。特記すべきはその長い航続距離で無補給で木星のアステロイドベルトまで到達することであり、ザビ家に万が一があった場合の特別な措置であったようです。

コムサイ(大気圏突入カプセル)
大気圏突入カプセルと呼ばれるが、大気圏内でもそれなりの機動性を有するリフティング... : 機動戦士ガンダム 登場兵器・登場艦船及びその他の兵器 まとめ - NAVER まとめ
MS(ザク)を2機搭載できるようで、それ以外にも様々な機材を積める汎用性のある機体でした。様々なサイドストーリーにも登場し、重要な役割を演じています。

ザンジバル級機動巡洋艦(宇宙・大気圏内用巡洋艦)
同型艦が何隻あるのかもわからないし、各艦によって武装が違うなどどう説明していいかよくわかりませんね。メガ粒子砲の代わりに巨大投光器を装備していた艦があるなど、取り換え式なのか・・・そんな簡単なことだとは思えませんしね。とにかく色々な派生型があるのは間違いないでしょう。

サムソン(トレーラー)
ランバ・ラル隊が最後の攻撃をホワイトベースに仕掛けた時2機登場していました。「もぅあるものはなんでも使うぞ!」的な全滅覚悟の戦い方でした。そもそも戦闘機であるコア・ファイターやMSに戦いを挑むこと自体自殺行為なのですが、案の定ホバークラフトである投入された2機とも撃墜されてしましました。なぜここまでハモンがランバ・ラルにこだわったのかは「THE ORIJIN」を見て頂ければ納得できるでしょう。

シーランス(水上高速ボート)
水上戦闘艇とも言われ、事実、船底に魚雷発射管らしき連装発射口もあるが、劇中ではシャアの「水上バイク」として運用されているのが確認されただけである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%85%AC%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%89%A6%E8%88%B9%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E5%85%B5%E5%99%A8#.E3.82.B7.E3.83.BC.E3.83.A9.E3.83.B3.E3.82.B9ジオン公国の艦船及びその他の兵器 - Wikipedia
登場場面が引用の通りその場面だけなのでコメントのしようがありませんん。

ジッコ(宇宙突撃艇)
マ・クベが指揮するソロモン救援艦隊の一部としてグラナダから複数発進し、哨戒任務に当たっている場面でのみ登場。何があったわけでもなくコメントのしようがありません。

ソドン(宇宙巡航船)
序盤でシャアの部隊の3機のザクのうちルナツーの戦いで2機を失った時、彼のもとに乗員3名とザク3機を届けた時に登場していましたね。

ソーラ・レイ(宇宙用大量破壊兵器)
ザビ家内の血で血を洗う争いがこれの使用によく反映している象徴的な武器でしたね。最も効果的な照準をすれば連邦軍艦隊の半数を撃破できたとされているのに、ギレンにとっては父、デギンの死を優先させたため30%の被害しか与えられなかったことは、直後のア・バオア・クーの攻防戦をより不利にしているとしか思えません。このことを理由にキシリアに射殺され、ア・バオア・クーの防衛戦が崩れていったのは皆さんご承知の通りです。ただ輸送中だったソーラーシステムを破壊できたことのみはジオン公国軍にとって不幸中の幸いだったでしょう。

ソロモン(宇宙要塞)
この攻防戦もザビ家の争いの一つの末路と言えるでしょう。連邦軍のパブリクがビーム攪乱幕を張ることに成功し、連邦軍、ジオン公国軍ともにビーム兵器を封じたうえで第3艦隊の陽動作戦で時間を稼ぐことに成功した連邦軍の第2艦隊によるソーラー・システムの用意に間に合い、ドズルが気づき衛星ミサイルを発射するも間に合わずソロモンは焼かれ甚大な被害を受けてしまいます。キシリアの援軍は間に合わず(ここでも兄弟間の確執が原因となっていましたが)最終的にはドズルにソロモンの放棄を決意させましたね。残存部隊を脱出させるため単機(ビグ・ザム)で時間を稼ぎ玉砕のような最期を迎えるのには軍人としての意地と兵力の温存も含めた司令官としての行動だったのでしょう。ザビ家の中では1番まともな人間だったのではないでしょうか・・・

ダブデ級陸戦艇(陸上艦艇)
まさにジオン公国軍版ビッグ・トレーと言えるでしょう。ブリッジ後部には飛行甲板も装備されていてそうでコミュやドラゴン・フライ等のV/STOL連絡機や、回転翼機の離着艦が可能だったようです。本編中ではオデッサ作戦攻防戦で何隻か登場していますが、これといった戦闘場面もなくそれ以降の登場はありませんが、サイドストーリではかなりの活躍を見せていました。

チベ級重巡洋艦(宇宙巡洋艦)
確かにマ・クベに追撃されていたホワイトベースが発見された時、チベ級からリック・ドム7~8機とギャンが発進していました。ガンダムをテキサスコロニーに追い込むためでしたね。巡洋艦としてはMSの搭載能力はかなりのものだと思います。

ドップ(大気圏内用戦闘機)
コロニー出身者の技術集団が地上でいきなり大気圏内用戦闘機を設計、製造するのは大変な事だったのでしょう。ただTVアニメの中で報告では最高速度マッハ5というセリフがありデータと食い違ってますね。

ドダイYS
なんか爆撃機としての登場は無かったと思います。マチルダ・アジャン中尉率いるミデア隊を迎撃するため、マ・クベの部隊が本機3機にグフ3機を載せドップを数機護衛とした追撃隊を出していて、これが爆撃機だとは知りませんでした。最後のア・バオア・クーの攻防戦の時にそれらしき機体が見えてるぐらいで他に登場場面は無かったと思います。

ドロス級超大型宇宙母艦(宇宙空母)
何といってもア・バオア・クー攻防戦での登場シーンが印象的ですよね。グワジン級と共に周りのMSなどの機体と比べ、その巨体の迫力は満点でした。ペイロードもMSを182機も積載できるなど圧倒的でしたね。この戦いもこの巨体が沈むことで一気に連邦軍側に傾いたようですね。

パゾク級輸送艦(宇宙輸送艦)
本編後半からよく見かけるようになりましたね。初登場時はリック・ドム12機を1度に失った艦隊にMSの補給を行っていました。その後もソーラー・レイの付近での作業中の本艦やキシリアの艦隊で運用されている多数の本艦が見えていました。多数の艦がア・バオア・クーに向かっていたのも確認できましたし、キシリアの直属の艦隊(シャアも含まれていました)にも1艦ホワイトベースの独立部隊を迎え撃っていたのも見えました。

パプア級補給艦(宇宙輸送艦)
本編序盤から登場。キャラクター同志の会話からカタパルトも装備されていたということでした。旧式艦と言うことですが、いろいろなサイドストーリーも含め数多くの作戦に投入され、重要な役回りが多かった輸送艦だったと思います。ただ輸送艦ということで武装は貧弱で撃沈されるシーンがとても多かったですね。

ファット・アンクル(大気圏内用輸送機)
機体の大きさからみるとペイロードが大きい機体ですね。ランバ・ラル隊にザクを補給したり、ゾックとズゴック各1機を搭載し、海上のマッドアングラー上部に着陸しているシーンが確認できます。MSを3機搭載できたということは他にも各種の作戦に運用されたのでしょう。

プローバー級潜水艦(水中艦艇)
ジオン公国の艦船及びその他の兵器 - 潜水艦、水上・水中兵器 - Weblio辞書
本編中ではベルファスト港外に潜み、ホワイトベースを監視し続けるスパイ、ミハル・ラトキエからの情報を本隊へ送り続けていました。それ以外の登場シーンは見つかりません。
![型式番号 PVN.42/4 または HT-01B
全高 13.4m
全長 10.2m[4]/15.9m
全幅 7.4m
全備重量 62t[4]/42.4t
動力源 ガスタービン・エンジン
最高速度 120km/h[4]/99.4km/h
マゼラ・トップ:300km/h
武装 175mm砲×1
/155mm榴弾砲×1
35mm機関砲×3
/3連装バルカン砲×1
使用弾種 成型炸薬弾(HEAT)
装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)
乗員人数 2名](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)
マゼラアタック(主力戦車)
本編序盤から登場。ガルマ・ザビの部隊でドップやザクと共にホワイトベースに戦闘を仕掛けるシーンでした。特に印象的だったのは補給を受けられないランバ・ラル隊がランバ・ラル亡き後、残存部隊が苦し紛れともいえるような改造で、マゼラ・トップをサムソンに搭載してみたり、カーゴの上部に取り付けたりと利用いていましたね。まぁ驚いたのは砲塔部分とベースの部分が分離、VTOLで砲塔が飛んじゃうのには驚きました。オデッサ作戦では61式戦車との交戦シーンも記憶に残っています。

マッド・アングラー級潜水母艦(水中艦艇)
「潜水母艦」とは本来、潜水艦そのものに補給をおこなったり潜水艦乗組員の休息施設として機能する水上艦艇のことであるが、本艦は機動兵器の母艦となる大型潜水艦である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%85%AC%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%89%A6%E8%88%B9%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E5%85%B5%E5%99%A8#.E3.83.9E.E3.83.83.E3.83.89.E3.83.BB.E3.82.A2.E3.83.B3.E3.82.B0.E3.83.A9.E3.83.BCジオン公国の艦船及びその他の兵器 - Wikipedia
キシリアの部隊に左遷されたシャアの最初の任務がこの艦を旗艦としたマッドアングラー隊によるホワイトベース追撃であったと思います。大西洋上で搭載されていたMAグラブロなどを使用してホワイトベースを苦しめていましたね。それ以外の登場シーンは思い出せません。

ユーコン級攻撃型潜水艦(水中艦艇)

ムサイ級旗艦型軽巡洋艦(宇宙巡洋艦) CC-102 ファルメル(シャア専用ムサイ)
![全高 79.4m(76.9m)
全長 234m/197m
全幅 98.4m(103.2m)
本体重量 (13,000t)
全備重量 13,000t[5]/32,954t[26,200t)
推進機関 熱核ロケット・エンジン×2
最高速度 マッハ7.14
武装 連装メガ粒子砲×3
145型大型ミサイルランチャー×2
Cクラス小型ミサイルランチャー×10
搭載数 MS×6](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)
ムサイ級軽武装型軽巡洋艦(宇宙巡洋艦) CC-45 キャメル
さて、、皆さんはこの2艦の違いが一目でわかるでしょうか?これが分かればあなたは立派な病的ガンオタです!この艦はご承知の通り同型艦が無数にあり有名なところでもトクメル、スワメル、クワメル、バロメルなどキリがありません。ただファルメルは主砲が3連装になっていた気がするんですが・・・何にせよ弱点も多いにせよ最も量産された艦艇ではないでしょうか?

ルッグン(大気圏内用偵察機)
パトロール機または偵察機ということだけど出来のいい機体だったようですね。旋回能力も高いし、武装も小型爆弾でホワイトベースの機関部に被害を与えるなど活躍が目立ちます。ミノフスキー粒子撒布下でもかなりの情報収集が可能だったという資料もありジオン軍の航空機としてはかなり上出来だったようですね。

ワッパ(歩兵用ホバークラフト)
他のシリーズでも似たような機体を見かけた気がするんですがこの機体の後継機?またははせいがたなのでしょうか?ただ装備も違うし、民間でも使用されてたような覚えがあるんですが、記憶が定かではありません。
あとがき
いかがだったでしょうか?結構な数の脇役たちのおかげでガンダムシリーズが支えられていたんですね
もしもう一度見直す機会があったらこの連中にも目を向けてやってもらえれば一層楽しめるんじゃないでしょうか。
機動戦士ガンダム(一年戦争)で使用された艦艇・兵器たち(連邦軍編) - Middle Edge(ミドルエッジ)