東からの衝撃
1981年パリコレクションでデビュー
日本での商業的成功を収めた山本耀司(ヨウジ・ヤマモト、Y`s)、コム デ ギャルソン(川久保玲)は1981年パリコレクションにデビュー。

ヨウジ・ヤマモト(山本耀司)

川久保玲(コム デ ギャルソン)
僕の記憶では、モデルの顔に白くペイントしたり(あれはもうメイクとはいえないでしょ)BGMも電子音のみを使ったりと、かなり思い切った演出だったようですね。
聞いたところテクノサウンドじゃないですよ。ホントの電子音「ビーブー」っていう音です。
「黒の衝撃」「東からの衝撃」などと話題になり、ファッション界に新旋風を引き起こしました。
これ以降国産DCブランドの旗手として「イッセイ・ミヤケ」「タケオキクチ」「コムサ・デ・モード」などと並び業界を引っ張っていきます。

ヨウジヤマモト コレクション

川久保玲(コム デ ギャルソン) コレクション1982
以上のように、メディアの反応は決して好評とは限らず、変えって批判的な批評もあったようですね。
日本での反応
カラス族登場

カラス族スタイル
初めのころはショップの店員さん(ハウスマヌカン)なんかが着ていたんでしょうけど、アっという間に若者の間に浸透していきましたね。
もっとも本物はなかなか高額で手が出ませんでしたけど・・・
それでもTVや雑誌などで「カラス族」なんて言葉が使われ始め、一世を風靡しました。
こんなこともありました。
この格好で外に出ると隣んちのおばぁちゃんが「これからお葬式かい?どなたが亡くなられたんだい?」なんて声をかけられたそんな頃のお話です。
(確かに白いワイシャツに黒ネクタイでもすれば全然OKですね。大体礼服なんて持ってなかったし・・・)
その後、「黒」を前面に打ち出すファッションが世界的に流行しました。
このころから・・・

歌舞伎町元コマ劇場前
このころから夜の商売、特に外で立ち仕事をしている人達がこぞって黒一色のスーツ姿が目立ってきた気がします。
これもここら辺からの影響でしょうか?
こんな人たちもいました

これもカラス族?
原宿ではリーゼントにサングラス、そしてDCブランドの黒一色(学ランじゃありませんよ)
そんなコラボみたいな格好の人達もみかけましたね~。
さすが「原宿」ならではの光景だったと思いますけど。
その後
最初に受けたのは「新しい黒」っていう感じかな~。
メディアによっては「これを見た者は「広島を思い出さす。未来を暗くするスノビズム」なんて批評をするところもあったけど確かに当時はかなり斬新なデザインだったですけど今ではすっかり定着していますよね。
今も進化し続けている彼らのデザインはこれからも我々をワクワクさせてくれることでしょう!