Fayray(フェイレイ)
本名、大橋 美奈子(おおはし みなこ)。1976年4月18日生まれ。東京都出身。
シンガーソングライター。3姉妹の二女。姉はタレントの木夏リオ。

Fayray(フェイレイ)
Fayray(フェイレイ) デビューまでの来歴
4歳からクラシックピアノを始めた。
幼少期をアメリカで過ごす。その際に触れた70、80年代の音楽や両親が好んで聴いた楽曲に多大な影響を受けている。10歳頃に帰国した。
帰国当初は当時は日本語が分からず、谷川俊太郎の詩で日本語を勉強したという。
高校時代から芸能活動をしていたが、これについて担任との三者面談では親とともに「芸能活動をしながらでも立教ぐらい合格してみせますよ」と言い放ち、実際に立教大学に進学する事となる。

詩人の谷川俊太郎
立教大学在学中にミス立教に選ばれ、『ザッツ!・上岡龍太郎vs50人』のミスキャンパス50人の回に大石恵、明治学院大学1年生で「ミス明学」に選ばれた中嶋美和子(後の大分朝日放送のアナウンサー)らとともに出演。スタジオの男子学生による人気投票で上位5人に選ばれ、レオタード姿にもなった(最終的な人気1位は後にTBSのアナウンサーになる豊田綾乃)。
Fayrayを発掘したのは、当時吉本興業東京支社(現・本社)責任者で、現在吉本興業代表取締役社長の大崎洋。ダウンタウンを全国区の人気者にまで育てたことで知られる大崎だが、「Fayray」という芸名は大崎自身が付けている。由来は映画「キングコング」のヒロイン、フェイ・レイから取られた(ただし、表記に関しては、女優のフェイ・レイのスペルはFay Wrayであり異なる)。

ミスコン「真冬の熱帯学園祭 '95」でのFayray(フェイレイ)

ネームプレートには「立教 大橋 美奈子」

大石恵

元・大分朝日放送アナウンサーの中嶋美和子

TBSテレビアナウンサーの豊田綾乃
浅倉大介プロデュースのシングル『太陽のグラヴィティー』で1998年7月29日にデビュー。
1999年の5thシングル『Same night,Same face』のカップリング曲からシンガーソングライターに転向し、セルフプロデュース作品を発表し始める(タイトル曲でのセルフプロデュースは6thシングル『MY EYES』から)。
「tears」「Baby if,」などのヒット曲を生み出し、中でも「tears」はカラオケでよく歌われる曲として女性から支持を集めた。

デビューシングル『太陽のグラヴィティー』
90年代、唯一のアルバム『CRAVING』(クレイヴィン)
1999年5月26日にアンティノスレコードよりリリースされたFayrayの1stアルバム。浅倉大介によるプロデュース。
オリコン週間最高10位。シングル含め初のトップ10入りだった。
収録曲はデビュー曲『太陽のグラヴィティー』、フジテレビ系『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』エンディングテーマに起用された『YURA・YURA〜Vibration』、テレビ朝日系『人気者でいこう!』エンディングテーマに起用された『Daydream Cafe』などを収録している。
収録時間は45分12秒。累計売上は7.6万枚を記録。

アルバム『CRAVING』(クレイヴィン)
ドラマにも出演していた!
歌手のイメージが強いFayray(フェイレイ)だが、女優としてテレビドラマにも出演している。
2000年に中山美穂、金城武によるフジテレビ『二千年の恋』、ダウンタウン・松本人志、中居正広による日本テレビ『伝説の教師』に出演した。
他には『ハッピーボール』、読売テレビ・日本テレビ系列の深夜ドラマ『Happiness』では主演を務め、主題歌を担当した。

ドラマ『二千年の恋』
近年の活動
2009年1月14日にデビュー10周年目のアルバム『寝ても醒めても』をリリース。
約1年かけてニューヨーク、サンフランシスコ、東京を行き来しながら時間をかけて作り上げていった、ピュアで私的な世界観を展開するオルタナティヴ・フォークとなっていた。
2015年には”ミナ・オオハシ”として、夫であるラスティ・サントスとThe Present(ザ・プレゼント)という音楽グループで『FSG』という作品を発表し、精力的に活動している模様。
色っぽく、知的なイメージのFayray(フェイレイ)。意外にミスコンやドラマなどに出演するなど、音楽以外でも活発に活動していた。
90年代後半、Fayray(フェイレイ)の楽曲に惹かれた方も多いのではないだろうか。