『機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー』のモビルスーツたち

『機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー』のモビルスーツたち

一部の機体は設定的には後年にあたる『機動戦士Ζガンダム』の機体を凌駕する過大な性能を擁するが、ストーリーは最終的に、地球連邦軍の不祥事隠しのためガンダム開発計画そのものを抹消。歴史から高性能機の存在を消し去ることで、設定の統合性を測っている。今回はそれらの機体を含め、劇中に登場した機体を全てご紹介させていただきます。


機動戦士 ガンダム 0083 stardust memory

はじめに

一年戦争とグリプス戦役の間の空白の7年間を埋めるガンダムOVA第2弾です。後に劇場版「ジオンの残光」も公開されています。
政治的思惑などからRX-78 GPシリーズの計画抹消など後年代には登場しなくなる機体もありますし
試作機、ワンオフの機体などよく見てみるとかなりの数の機体がいました。

地球連邦軍

全高	18.5m
頭頂高	18.0m
本体重量	39.7t
全備重量	65.0t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	1,790kW
推力	42,000 kg×2
12,000 kg×2
(総推力)108,000kg
武装	60ミリバルカン砲×2
ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル×1
90ミリマシンガン×1
シールド×1
コア・ファイターII
型式番号	FF-X II (FF-X7II)
全長	14.7m、(翼巾10.5m)
全備重量	15.9t
推力	84,000kg
武装	ビーム・ガン×2

RX-78 GP01 ガンダム試作1号機 ゼフィランサス

バックスタイル

GP02と共にペガサス級強襲揚陸艦アルビオンによってトリントン基地に運び
込まれる所から物語は始まりました。興味の尽きない、コウ・ウラキは僚友のチャック=キースとアルビオンに入り込んでしまいましたね。格納庫でGP01に勝手に乗り込み、あちこち見て回っているところを開発責任者アナハイムエレクトロニクスのニナ・パープルトンに見つかり怒られしまいます。この出会いから2人の関係が始まります。アナベル・ガトーによりGP02を強奪されてしまった時のニナのパニックぶりには驚かせられましたね。執拗にGP02を追撃するも失敗。ガトーは宇宙へと脱出してしまします。コウ・ウラキの甘さもあり宇宙空間でシーマ艦隊にボコボコにされ辛うじてアルビオンに帰還しますがパイロットとしてはまだまだの練度としか言えませんでした。

全高	19.5m
頭頂高	18.5m
本体重量	43.2t
全備重量	74.0t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	2,045kW
推力	45,000 kg×4
13,500 kg×4
(総推力)234,000kg
武装	60ミリバルカン砲×2
ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル×1
試作大型ビーム・ライフル×1
シールド×1
コア・ファイターIIFb
型式番号	FF-X II-Fb(FF-X7II-Fb)
全長	15.6m(翼巾14.3m)
全備重量	22.6t
推力	180,000kg
武装	ビーム・ガン×2

RX-78GP01Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン

バックスタイル

GP01を大破させてしまったコウは落ち込んでグラナダの最下層でジャンク屋をやっていた片腕のケリィ・レズナーと出会います。彼は密かにモビルアーマー「ヴァル・ヴァロ」を1人で修理していました。コウもこれを手伝うことにするんですが、まさかケリーがデラーズ・フリートに合流するために作業していたことには気づきません。修理が終わり片腕でも操縦できるように改造されたこの機体をコウは月面上でフルバーニアンに改修された宇宙戦用GP01で交戦になってしまいます。心ならずもヴァル・ヴァロを撃破するコウ。
それでも新たに大改修を受けたGP01を乗りこなせるようになっていきます。それ後もアルビオンの主戦力としてデラーズ・フリートに合流しようと集まってきた多くのMSを撃墜します。しかしコンペイトウの観艦式を核で襲撃して帰投する途中の損傷したGP02と激しい白兵戦を展開した末に相討ちとなって爆散しました。

全高	19.5m
頭頂高	18.5m
本体重量	54.5t
全備重量	83.0t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	1,860kW
推力	32,000 kg×4
6,800 kg×4
(総推力)155,200kg
武装	60ミリバルカン砲×2
ビーム・サーベル×2
アトミック・バズーカ×1
ラジエーター・シールド×1

RX-78GP02A ガンダム試作2号機 サイサリス

バックスタイル

アルビオンの格納庫内に連邦軍の軍服姿のガトーがいきなり乗り込みその瞬間から連邦軍の機体では無くなってしましましたね。その後のことはデラーズ・フリートの項で書かせてもらいます。

全高	18.2m
頭頂高	18.0m
本体重量	41.6t
全備重量	70.0t
出力	2,000kW
推力	40,000 kg×2
42,000 kg×2
12,000 kg×2
(総推力)188,800kg
武装	ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル×1
フォールディング・バズーカ×1
フォールディング・シールド×1

RX-78GP03S ガンダム試作3号機 ステイメン

バックスタイル

ステイメンのみでの登場は殆どなかったです。補給中に敵襲を受けたとき慌てて迎撃に向かった時ぐらいでオーキスとの合体したデンドロビウムとしてしかこれといった登場シーンはなかったかと思います。ただ、ガトーとの最後の戦いの後、オーキスは失ってしましましたが、ステイメン自体はほとんど無傷のまま残り、GP開発計画の抹消とともに機体も不明となっているようです。

全高	38.5m
全長	140.0m(メガ・ビーム砲含まず / 73.0m)
全幅	62.0m
本体重量	226.4t
全備重量	453.1t
出力	38,900kW
推力	377,500 kg×6
(総推力)2,265,000kg
武装	メガ・ビーム砲×1
大型ビーム・サーベル×2
Iフィールド・ジェネレーター
フレア・ディスペンサー
ビーム・ライフル×1
フォールディング・バズーカ×2
爆導索
大型集束ミサイル
マイクロ・ミサイル
(ほか、任務により各種武器をユニット化して
ウェポンコンテナに収納)

RX-78GP03 デンドロビウム(オーキス)

バックスタイル

こいつはヤバイでしょ!ムサイ級あたりは一撃で撃沈、シーマ艦隊の旗艦も一撃、Iフィールド・ジェネレーター&フレア・ディスペンサーでビームは弾くはミサイル攻撃もかわしちゃうなんて無敵でしょ!とにかく攻撃力が半端じゃなく、MA以上の性能と威力でしたね。下記にこの機体の凄さを分かってもらえる短い動画を張り付けましたので是非ご覧ください。百聞は一見に如かず。です。

頭頂高	12.8m
本体重量	17.2t
全備重量	25.0t/49t
装甲材質	超鋼合金ルナ・チタニウム
出力	400kw(540馬力/15,000馬力)
推力	24,000kg
最高速度	マッハ4
武装	180mm(90mm)低反動キャノン砲(標準装備:弾数21)
(RB-79CのデータがないのでRB-79のデータを記載します)

RB-79C ボール改(多関節マニピュレータ)

ストーリー的にソーラー・レイ準備の為に間に合わせに登場させていた感じですね。諸元データはどこにも見つからないし、どうも存在自体が怪しい気がします。仕事の内容から見て作業用ポッドでも間に合いそうだしこの機体の存在意義はあったのでしょうか?

頭頂高	18.0m
本体重量	41.2t
全備重量	58.8t
装甲材質	チタン・セラミック複合材
ジェネレーター出力	1,250kW
推力	12,500 kg×4(背部)
1,870 kg×4(足部裏側)
(総推力)57,480kg
武装	ブルパップ・マシンガン
バズーカ
ビームガン
ビームサーベル
60mmバルカン砲
ビームカービン

RGM-79C ジム改

バックスタイル

文句なく連邦軍の主力MSとして活躍していました。トリントン基地ではクリーム色と濃紺の塗装をされた教官機がありサウス・バニングが搭乗していました。またGP02追撃中、襲撃されたザメルを機体はボロボロになりながらも撃破していましたね。全体的にはやられキャラとして描かれていますが、機体の信頼感はたかかったようです。

頭頂高	18.0m
本体重量	46.6t
全備重量	64.2t
装甲材質	チタン・セラミック複合材
ジェネレーター出力	1,650kW
推力	32,000 kg×2(背部)
1,870 kg×4(足部裏側)
(総推力)71,480kg
武装	ブルパップ・マシンガン
ハイパーバズーカ
ビームサーベル
60mmバルカン砲

RGM-79 パワード・ジム

バックスタイル

機体数が少なかったせいか登場場面がよくわからなかったです。画像を見ればバックパックが大型化されているのがわかりますが、映像では塗装で判断するぐらいしかできませんでした。

頭頂高	18.0m
本体重量	42.0t
全備重量	57.6t
装甲材質	チタン合金セラミック複合材
出力	1,420kW
推力	30,000 kg×2(背部)
1,870 kg×4(足部裏側)
(総推力)67,480kg
武装	頭部60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル
ジム・ライフル
ビーム・ライフル
シールド

RGM-79N ジム・カスタム

バックスタイル

ガンダムNT-1系のパーツを使っていたそうで、とてもお高い機体となっていたようです。そのため少数のエースパイロットにしか配備されていなかったようで元「不死身の第4小隊」には全員配備されていたのは珍しかったのではないでしょうか。「旧式のゲルググなら楽なもの」などとパイロットの発言通りジムの倍近い推力とガンダムタイプ並のジェネレーター出力を持ち、高性能なのは間違いないのでしょうがコウ・ウラキの「特長がないのが特徴」という機体でもあったようです。

頭頂高	18.0m
本体重量	47.3t
全備重量	66.9t
装甲材質	チタン合金セラミック複合材
出力	1,420kW
推力	13,000 kg×4(背部)
1,870 kg×4(足部裏側)
(総推力)59,480kg
武装	ビーム・キャノン×2
頭部60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル
ジム・ライフル
シールド

RGC-83 ジム・キャノンII

バックスタイル

見た目はガン・キャノンっぽいですね。GP02奪還のため追撃するアルビオンに2機積載されていました。この機体もジム・カスタム同様、お高い機体になっていたんじゃないでしょうか?それでも最後まで生き残りそこそこの戦果も挙げていましたね。

全高	17.5m
本体重量	36.4t
全備重量	67.1t
装甲材質	発泡金属
カーボンセラミック
ボロン複合材料・等
出力	9200kw(12300馬力)
推力	210,400kg
最高速度	160km/h
武装	120mmライフル(弾数100)
280mmバズーカ
ヒートホーク

MS-06F-2 (MS-06F2) ザクII F2型(連邦仕様)

バックスタイル

実戦に投入されることはなかったようです。交戦シーンはトリントン基地に強襲をかけられたときキースがこれに乗ってドムを1機撃破してたぐらいでしょうか…他に記憶にありません。鹵獲、収容した機体数はかなりあったと思いますが、この時点ではすでに旧式扱いだったのでしょう。

頭頂高 19.2m
本体重量 45.1t
全備重量 81.3t
装甲材質 チタン・セラミック複合材
(超硬スチール合金)
出力 1,440kW
推力 20,500kg×2背部)
7,000kg×2(足部裏側)
(総推力)55,000kg
武装 MMP80マシンガン
ビームライフル
110mm速射砲×2
ビームサーベル
スパイクシールド

MS-14F ゲルググM(連邦仕様)

連邦軍所属機としてオークリー基地にてサンドカラーのゲルググMが登場する。小説版では、シーマ艦隊から押収した機体としている。

バックスタイル

本編中では最後のシーン、コウ・ウラキが原隊復帰してきた時にキースが搭乗していたぐらいで他の登場シーンはなかったと思います。

ティターンズ(地球連邦軍精鋭特殊部隊)

頭頂高	18.0m
本体重量	39.8t
全備重量	56.3t
装甲材質	チタン合金セラミック複合材
出力	1,420kW
推力	27,000 kg×2(背部)
1,870 kg×4(足部裏側)
(総推力)61,480kg
武装	頭部60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル
ジム・ライフル
ビーム・ライフル
シールド

RGM-79Q ジム・クゥエル

アルファ=A=ベイト大尉機

バックスタイル

ラストシーンにバスク・オム率いるティターンズの戦力として登場するのみで今後ティターンズの主力MSとなるのを予感させていました。それ以外の登場シーンはありませんでした。

ジオン公国軍

頭頂高	18.5m
本体重量	44.8t
全備重量	79.0t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	1,199kw
推力	20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)47,200kg
センサー
有効半径	6,300m
武装	90mmマシンガン
ラケーテン・バズ
ザク・バズーカ
ヒート・サーベル
ザク・マシンガン
シュツルムファウスト
(詳細が不明だったのでドム・トローペンのスペックを掲載させてもらいました。)

MS-09F ドム・フュンフ

バックスタイル

引用通り、物語の冒頭でちらりと見えた機体だというのですが、そもそも設定上の話で、実際のところどうなのか定かではありません。ドム・フュンフなる機体の存在自体に疑問を感じています。

全高	19.6m
頭頂高	19.2m/21m
本体重量 42.1t
全備重量 73.3t/102t
装甲材質 超硬スチール合金
出力	1,440kW(82000馬力)
推力	24,500kg×2、2,500kg×5
総推力61,500kg
センサー
有効半径 6,300m
最高速度 180km/h[25]/99km/h
武装	ビーム・ライフル
ジャイアント・バズ
ビーム・ナギナタ
シールド
(MS-14Aのスペックですが本機はかなりチューンナップされています)

MS-14H ゲルググ アナベル・ガトー少佐機

バックスタイル

物語の冒頭でア・バオア・クーの防衛戦で戦闘中、機体の損傷を修理するため、近くにいたデラーズの旗艦グワデンに着艦したところ、デラーズは撤退を決めていて、修理を受けられなかったようで、格納庫内に積載されていたMS-09F ドム・フュンフを借り、再度出撃しようとしていました。そこをデラーズ本人に説得され、涙をのんでグワデンに残ることとなっていました。登場はこの1シーンのみでした。

デラーズ・フリート

全高	17.5m
本体重量	36.4t
全備重量	67.1t
装甲材質	発泡金属
カーボンセラミック
ボロン複合材料・等
出力	9200kw(12300馬力)
推力	210,400kg
最高速度	160km/h
武装	120mmライフル(弾数100)
280mmバズーカ
ヒートホーク

MS-06F-2 (MS-06F2) ザクII F2型

バックスタイル

もうお馴染みの機体ですね。ジオン残党軍でも主力MSとして使用されています。またザクは派生型が多くて映像では追いきれないことも多いですね。デラーズ・フリートでもやはり多くの機体が登場していて一つ一つのシーンを紹介しきれません。でもモビルスーツと言えばやはりこれでしょう。

頭頂高	18.5m
本体重量	44.8t
全備重量	79.0t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	1,199kw
推力	20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)47,200kg
センサー
有効半径	6,300m
武装	90mmマシンガン
ラケーテン・バズ
ザク・バズーカ
ヒート・サーベル
ザク・マシンガン
シュツルムファウスト

MS-09F/Trop ドム・トローペン

バックスタイル

第1話から登場。ザメルとユーコン型潜水艦「U801」の支援を受けながら果敢にも2機だけでトリントン基地に突っ込んでいました。基地には甚大な損害を与え、パワード・ジムを複数撃破し、ガトーのGP02奪取を助けていましたが、この時の戦闘で1機を失い翌日にも1機撃破されてしましましたね。キンバライト仕様の4機もアルビオンに対し攻撃を仕掛けましたが、この時は活躍できず、全機撃破されていました。

頭頂高	18.6m
本体重量	45.6t
全備重量	79.9t
装甲材質	チタン・セラミック複合材
出力	1,219kW
推力	21,000kg×5(後腰部)
2,500kg×2(背部)
(総推力)110,000kg
センサー
有効半径	5,400m
武装	360mmロケット・バズーカ
胸部拡散ビーム砲
ヒート・サーベル
シュツルムファウスト
90mmマシンガン
その他	姿勢制御バーニア×9

MS-09R-2 (MS-09RII) リック・ドムII

バックスタイル

デラーズ・フリートがかなりの数の機体を運用していました。特にガトーの腹心ともいえるカリウス・オットーの活躍が印象に深い機体でしたね。ガトーを追撃しようと追ってきたジムの部隊を彼1人で撃退するなどパイロットの手腕も見事でしたが、いい機体だったのでしょう。

全高	27.0m
本体重量	75.0t
全備重量	121.5t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	1080kW
推力	10,300 kg×6
(総推力)6,1800kg
速度	99km/h(地上最大走行速度)
武装	680mmカノン砲
8連装ミサイルランチャー
20mmバルカン砲

YMS-16M ザメル

バックスタイル

この機体は一年戦争末期の試作機でどこにこんな重量級のMSをデラーズ・フリートが隠していたのか
不思議ででした。詳しいデータは無いようですが、本当は複座であったようです。これだけの大型機体ですと逃走するにも運ぶ手段もありそうも無いですよね。奪取したGP02を守るため撃破されていましたが、初めから覚悟の上だったのではないのでしょうか?

頭頂高	19.2m
本体重量	45.1t
全備重量	81.3t
装甲材質	チタン・セラミック複合材
(超硬スチール合金)
出力	1,440kW
推力	20,500kg×2背部)
7,000kg×2(足部裏側)
(総推力)55,000kg
武装	MMP80マシンガン
ビームライフル
110mm速射砲×2
ビームサーベル
スパイクシールド

MS-14F ゲルググM

バックスタイル

シーマ艦隊がデラーズ・フリートへの手土産とアルビオンに攻撃をかけたとき5機が登場。ジム・カスタム、ジム・キャノン2機づつの部隊と交戦しました。戦闘途中からシーマ・ガラハウが参戦して有利な戦いとなっていました。そもそも本来の主武装であるビームライフルが不足していたのかマシンガンでの戦闘はきつかったでしょう。この戦闘で2機を失い、のちの戦闘でもバニング大尉によって2機を失います。最後はシーマの裏切りにより元の友軍、デラーズ・フリートとも交戦していましたね。

頭頂高	19.2m
本体重量	40.5t
全備重量	80.0t
装甲材質	チタン・セラミック複合材
(超硬スチール合金)
出力	1,490kW
推力	20,500kg×3(背部)
7,000kg×2(脚部後側)
7,000kg×2(足部裏側)
(総推力)89,500kg
武装	MRB-110 ビーム・ライフル
110mm速射砲×2
ビームサーベル
40mmバルカン
専用シールド

MS-14Fs ゲルググ マリーネ カスタム シーマ=ガラハウ中佐機

バックスタイル

アルビオンのMS部隊4機とシーマ艦隊から攻撃に出たゲルググM5機の交戦に途中から参戦。モンシア操るジム・カスタムを手玉に取り、サラミス級を一撃で撃沈、圧倒的な強さをみせていました。しかし地上戦用のセッティングのままの不安定なGP01にビームライフルを何発も命中させながらこれを落とせずあせりを見せていましたね。アルビオン側からの増援と味方機の損害に「ここまでか」と撤退しています。その後GP01Fbとの戦闘シーンでは「バッタか?!」と驚きを見せ、バニングとの交戦で腹部に直撃弾をあて、後にバニング機は帰還途中で爆発、本人も戦死となりました。しかしこの戦闘で貴重なビームライフルを失っています。

頭頂高	29.8m
本体重量	23.9t
全備重量	49.0t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	569kw
推力	117,500kg
センサー
有効半径	10,900m
武装	3連40mmバルカン砲
ビームサーベル
シールド

MS-21C ドラッツェ

バックスタイル

ガトーと共に宇宙に上がってきたGP02を回収しに来たデラーズ・フリートのムサイ級2艦(多分)から連邦軍のサラミス改3隻との交戦で6機発進し前面に展開していました。GP01Fbとの戦闘は相手にならなかったですね。モンシアのジム・カスタムとの交戦時には果敢にも突撃。ジム・カスタムの片腕を吹き飛ばすも自らの機体も爆発しています。

全高	19.5m
頭頂高	18.5m
本体重量	54.5t
全備重量	83.0t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	1,860kW
推力	32,000 kg×4
6,800 kg×4
(総推力)155,200kg
武装	60ミリバルカン砲×2
ビーム・サーベル×2
アトミック・バズーカ×1
大型ラジエーター・シールド×1
ビーム・ライフル×1

RX-78 GP02A ガンダム試作2号機 サイサリス アナベル=ガトー少佐機

シールド中央および胸部にジオンマークを施しています。

バックスタイル

外見上は胸部とシールドにジオンのマークが描かれている以外は特に変化は見られません。コンペイトウでの観艦式を「核弾頭」で強襲、「星の屑作戦」の一部を達成し帰投するところをコウのGP01Fbとの戦闘になりました。この機体は核の余波でかなりの損傷を受けていましたが、互角の交戦を見せています。見ているとビームサーベルとガトリングガンぐらいしか武装を持っていなかったようでそれでもなおこれだけの戦闘をこなすというのはガトーのテクニックの冴えを感じさせます。さすがに「ソロモンの悪夢」の異名を持つだけのエースです。

頭頂高	18.0m
本体重量	46.7t
(シュツルム・ブースター装着時:48.5t)
全備重量	73.2t
(シュツルム・ブースター装着時:86.0t)
出力	1,710kW
推力	56,000 kg×2
50,000 kg×1
13,500 kg×4
(総推力)216,000kg
シュツルム・ブースター装備時
50,000 kg×2
(総推力)316,000kg
武装	110ミリ機関砲×4
ビーム・サーベル×2
X-04 ビーム・マシンガン(AGX-04仕様)×1

AGX-04 ガーベラ・テトラ

バックスタイル

実質的GP04ガンダム試作4号機であったこの機体がアナハイムエレクトロニクスが営利企業である以上、ジオン側に売却されたとしても不思議ではないのでしょう。ただし、政治的配慮からか外見上はかなり違ったものとなっているようです。シーマ・ガラハウがゲルググMFsから乗り換えています。本編中の活躍はGP03デンドロビウムとの戦闘シーンのみですが、ビーム砲の砲身に貫かれたうえそのビーム砲の直撃によって消え去りました。

頭頂高	76.6m
本体重量	198.2t
全備重量	403.5t
装甲材質	チタン合金セラミック複合材
出力	75,800kw
推力	1,938,000kg
武装	メガカノン砲×1
偏向メガ粒子砲×9
有線クローアーム×2
メガ粒子砲×6
大型ミサイルランチャー×4
小型ミサイルランチャー×24
サブアーム×4
Iフィールドジェネレーター×4

AMA-X2 ノイエ・ジール 有線クロー/サブアーム展開

バックスタイル

デラーズ・フリートを陰ながら援助するため、同じジオン残党であるアクシズ側から引き渡されたMAです。この機体を初めて見たガトーは「ジオンの精神が形になったようだ」と感嘆の声をだしていましたね。僕自身も後に「ハマーン・カーン」が乗機とする「キュベレイ」と共に最も美しい機体だと思います。今まで様々な機体に搭乗して来たガトーの最後の機体となるわけですが、あのデンドロビウムとも互角以上の戦いをした名機中の名機と言えるのではないでしょうか・・・

全高	22.5m
全長	68m
本体重量	254.1t
全備重量	379.8t
出力	26,030kW
推力	720,000kg
武装	プラズマ・リーダー×3
大型クローアーム×2
メガ粒子砲
ビームガン×2
2連装ミサイルランチャー×2
110mmモーターガトリングガン

MA-06 ヴァル・ヴァロ(モビルアーマー)

バックスタイル

ヴァルヴァロ

一年戦争で片腕を失ったケリーレズナーが一人でコツコツと修理、調整を行い(一部コウ・ウラキも手伝っている)遂に完成を見たジオンの試作モビルアーマーです。Iフィールド無しでビームを無効化できる機体だったそうで、武装もビグロのものより強力なものが装備されているようです。かなりの戦闘力を持っている機体だといっていいでしょう。月面でガンダムとの勝負(決闘)を望みGP01Fbとの戦闘になりますが、あと一歩のところでコウの機転により止めがさせず、逆にビーム・サーベルによって撃破される事に。脱出装置は搭載されていなかったため、ケリィは爆発する本機と運命をともにしました。

ジオン公国軍残党(キンバライト基地)

頭頂高	17.5m
本体重量	49.9t
全備重量	70.3t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	986kw
推力	20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(脚部外側)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)53,400kg
武装	120mmザク・マシンガン
MMP80マシンガン
ヒートホーク
シュツルムファウスト
ハンドグレネード×2
3連装ミサイルポッド

MS-06F2 ザクII 後期型 ノイエン=ビッター少将機

バックスタイル

頭頂高	17.5m
本体重量	49.9t
全備重量	70.3t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	986kw
推力	20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(脚部外側)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)53,400kg
武装	120mmザク・マシンガン
MMP80マシンガン
ヒートホーク
シュツルムファウスト
ハンドグレネード×2
3連装ミサイルポッド

MS-06F-2 (MS-06F2) 後期生産型ザクII(キンバライト仕様)

バックスタイル

頭頂高	17.5m
本体重量	49.9t
全備重量	70.3t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	986kw
推力	20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(脚部外側)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)53,400kg
武装	120mmザク・マシンガン
MMP80マシンガン
ヒートホーク
シュツルムファウスト
ハンドグレネード×2
3連装ミサイルポッド

MS-06F-2 (MS-06F2) 後期生産型ザクII重装備型(キンバライト仕様)

バックスタイル

頭頂高	18.5m
本体重量	44.8t
全備重量	79.0t
装甲材質	超硬スチール合金
出力	1,199kw
推力	20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)47,200kg
センサー
有効半径	6,300m
武装	90mmマシンガン
ラケーテン・バズ
ザク・バズーカ
ヒート・サーベル
ザク・マシンガン
シュツルムファウスト

MS-09F/TROP ドム トローペン(キンバライト仕様)

バックスタイル

キンバライト仕様機体は3年間の間、補給もパーツも破壊された機体のジャンクパーツを使用するなど
塗装も統一できずにいたようで外見は少し妙な感じでしたが、武装面においては在来機を遙かに上回る火力を有しており、残存部隊の貴重な戦力として使用されていたようです。

アクシズ軍

頭頂高	76.6m
本体重量	198.2t
全備重量	403.5t
装甲材質	チタン合金セラミック複合材
出力	75,800kw
推力	1,938,000kg
武装	メガカノン砲×1
偏向メガ粒子砲×9
有線クローアーム×2
メガ粒子砲×6
大型ミサイルランチャー×4
小型ミサイルランチャー×24
サブアーム×4
Iフィールドジェネレーター×4

AMA-002 (AMA-X2) ノイエ・ジール(モビルアーマー)

バックスタイル

アクシズのデラーズ・フリートへのせめてもの心遣いだったのは間違いなかったのでしょう。アクシズ自体(後のネオ・ジオン)としてもこの機体は保有していたかったに違いありません。デラーズ・フリートの残存兵をなんとか1機でもアクシズ艦隊に保護してもらうための最後の脱出のための戦闘で敵艦に体当たりの特攻をかけ最期を迎えましたが、ガトーの意地は通せたのかもしれません。

あとがき

「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」この作品は数あるガンダムシリーズのOVAの中で僕が1番好きな作品です。ガンダムという機体がメインなのでどうしても連邦軍側の視点で見ることが多くなるのは当然なのですが、この作品ではジオン軍側の「想い」「人間性」「軍人としての在り方」など考えさせられることの多かったです。ことに、終戦後3年間たってもジオン軍は軍隊としての規律や統制がしっかりとしており、見苦しさを感じませんでした。特にキンバライト基地などにその感じを強く持ちます。海賊まがいに見えるシーマ艦隊でさえジオンの旗を降ろさず3年間を耐え(最後は寝返りますが)艦隊としての行動を維持していたというのは驚嘆に値すると思います。ラストはハッピーエンドとはいかないところも考えさせられました。いずれにせよ大人が見ても十分見応えのある名作だと思いました。

機動戦士ガンダム(一年戦争サイドストーリー)で登場したモビルスーツ - Middle Edge(ミドルエッジ)

機動戦士ガンダム(1年戦争)のモビルスーツたち - Middle Edge(ミドルエッジ)

機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)のモビルスーツたち - Middle Edge(ミドルエッジ)

機動戦士ガンダムZZ(第一次ネオ・ジオン抗争)のモビルスーツたち - Middle Edge(ミドルエッジ)

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(第二次ネオ・ジオン抗争)のモビルスーツたち - Middle Edge(ミドルエッジ)

機動戦士ガンダムF91(宇宙世紀0123年)のモビルスーツたち - Middle Edge(ミドルエッジ)

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY - Middle Edge(ミドルエッジ)

関連する投稿


SDガンダム外伝の「黄金神話」のカードが、全種プリズム箔押し仕様の「スペリオルドラゴンエディション」で復活!!

SDガンダム外伝の「黄金神話」のカードが、全種プリズム箔押し仕様の「スペリオルドラゴンエディション」で復活!!

バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」にて、「SDガンダム外伝」シリーズより『新SDガンダム外伝 黄金神話 スペリオルドラゴンエディション』が発売されます。


「新機動戦記ガンダムW」より、30周年を記念したフィギュア『ヒイロ・ユイ&リリーナ・ピースクラフト』がリペイント再販!!

「新機動戦記ガンダムW」より、30周年を記念したフィギュア『ヒイロ・ユイ&リリーナ・ピースクラフト』がリペイント再販!!

ホビー通販大手の「あみあみ」にて、メーカー「メガハウス」が展開する『アルファオメガ 新機動戦記ガンダムW ヒイロ・ユイ&リリーナ・ピースクラフトセット 30th Anniversary リペイント再販』が発売されます。


「機動戦士ガンダム」より『ジオン公国軍 ノーマルスーツ』がジャージになって登場!!

「機動戦士ガンダム」より『ジオン公国軍 ノーマルスーツ』がジャージになって登場!!

公式キャラクターコスチュームやアパレル・グッズの企画、開発、製造を行うコスパより、『機動戦士ガンダム』新作アパレルが発売されます。


「機動戦士ガンダム」より『地球連邦軍』『ジオン公国軍』ノーマルスーツ兵士の可動フィギュアがブリスターパッケージで登場!!

「機動戦士ガンダム」より『地球連邦軍』『ジオン公国軍』ノーマルスーツ兵士の可動フィギュアがブリスターパッケージで登場!!

ホビー通販大手の「あみあみ」にて、メーカー「メガハウス」が展開するフィギュア『G.M.G. COLLECTION 05 機動戦士ガンダム 地球連邦軍ノーマルスーツ兵士 可動フィギュア』『G.M.G. COLLECTION 06 機動戦士ガンダム ジオン公国軍ノーマルスーツ兵士 可動フィギュア』が現在予約受付中となっています。


石破天驚拳クッションや湯吞みなどの新グッズが登場!「ガンダムGWX 30周年プロジェクト アニメイトフェア」が開催!!

石破天驚拳クッションや湯吞みなどの新グッズが登場!「ガンダムGWX 30周年プロジェクト アニメイトフェア」が開催!!

アニメイトにて、「機動武闘伝Gガンダム」「新機動戦記ガンダムW」「機動新世紀ガンダムX」のいわゆる「ガンダムGWX」シリーズの30周年を記念した『ガンダムGWX 30周年プロジェクト アニメイトフェア』が4月12日より開催されます。


最新の投稿


世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

葛飾区商店街連合会は、2025年10月10日より『キャプテン翼』とのコラボイベント「シーズン2」を亀有・金町・柴又エリアで開催。キャラクターをイメージした限定メニューやスタンプラリーを展開し、聖地巡礼と地域活性化を促進します。


キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

人気アニメ『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」の名言・名場面を題材にした英会話学習書『キン肉マン超人英会話』が、2025年11月29日(土)にKADOKAWAより発売されます。超人たちの熱い言葉を通じて、楽しみながら実用的な英語表現をインプットできます。TOEIC満点保持者やプロレスキャスターなど、豪華プロ集団が監修・翻訳を担当した、ファン必携の英語学習本です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。