ロスにジョージ・ルーカスの博物館が2020年に完成予定!
昨年末にもアナザー・ストーリー「ローグ・ワン」が公開され、話題となった映画「スター・ウォーズ」シリーズ。
その生みの親であるジョージ・ルーカスが、米ロサンゼルスに「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」を設立することを発表した。米Hollywood Reporterが伝えている。

ロサンゼルスに建設予定の「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」

ジョージ・ルーカス自身の所蔵芸術品などを収める博物館である「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」。ロサンゼルス中心部のエクスポジション・パークに建設される予定だ。
ここでは、ルーカスが関わった「スター・ウォーズ」シリーズなどの作品群の衣装、ポスター、グッズなども展示される。
建設費用は10億ドル(約1200億円)に上るとされ、ルーカス自身が負担するようだ。また、スター・ウォーズの日でもある2020年5月4日(現地時間)より一般公開を予定している。

ジョージ・ルーカス
当初はイリノイ州シカゴに建設する予定だったが、カリフォルニア州に変更され、サンフランシスコのトレジャーアイランドと争った上で今回の場所に決定した経緯がある。
ロサンゼルスの市長は、同博物館が世界最大級の米画家ノーマン・ロックウェルのコレクションをも抱えることになると話し、博物館の幅広いコレクションに自信をにじませている。
また、「スター・ウォーズ」の世界を思わせる近未来的な外観は中国人建築家マー・ヤンソンによってデザインされたもの。2020年、ロサンゼルスの新たなランドマークになると予想される。
ジョージ・ルーカス プロフィール
1944年5月14日生まれ。カリフォルニア生まれ。
「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズなどの世界的大ヒットシリーズの製作で、非常によく知られている。スティーヴン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンと並んで、最も商業的に成功した映画作家の一人でもある。
また、日本の映画監督である黒澤明を尊敬しており、『影武者』では、国際版の製作総指揮という立場で黒澤を支援。1990年の第62回アカデミー賞授賞式では、スピルバーグと共に黒澤にアカデミー名誉賞のオスカー像を贈った。ルーカスの作品は随所に日本文化の影響が表れている。

ジョージ・ルーカス
【主な作品】
・THX 1138 THX1138 (1970年) 監督・脚本
・アメリカン・グラフィティ American Graffiti (1973年) 監督・脚本
・スター・ウォーズ Star Wars (1977年) 監督・脚本 ※以降のシリーズ
・インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 Indiana Jones and the Temple of Doom (1984年) 製作総指揮 ※以降のシリーズ
・ウィロー Willow (1988年) 製作総指揮
etc.
オススメの特集記事
公開間近!観る前に観る!第一作「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」をおさらいしよう! - Middle Edge(ミドルエッジ)
スピルバーグが明言『インディ・ジョーンズはまだ死なさない!』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
邦画興行成績の新記録!カンヌも獲った黒澤明の「影武者」 勝新太郎の降板劇やジョージ・ルーカスも参加し製作される等話題に事欠きませんでした! - Middle Edge(ミドルエッジ)
独創的で美しい世界が魅力的なファンタジー映画『ウィロー』 - Middle Edge(ミドルエッジ)