los_lobos
ロス・ロボス
全米1位をはじめとして全世界で大ヒットを記録した映画「ラ★バンバ」の同名主題歌で知られるロス・ロボスは、1974年に結成され1978年に自主制作「Los Lobos Del Este De Los Angeles」をリリースしたことからキャリアがスタートします。
特筆すべきこととして結成から今日までメンバー・チェンジをすることなく活動し続けているということがあります。
その不動のメンバーは、
デイヴィッド・イダルゴ (Vocal,Guitar,Violin,accordion)
セサル・ロサス (Vocal,Guitar,bajo sexto)
ルイ・ペレス (Drums,Guitar,Vocal)
コンラッド・ロサーノ (Bass,guitarron,Vocal)の4人の高校の同級生で結成されました。
デイヴィッド・イダルゴ
セサル ロサス
ルイ・ペレス
コンラッド・ロサーノ
1980年代に、当時ブラスターズで活動していたスティーブ・バーリン (Sax,Harmonica,Keyboards.)が5人目のメンバーとして参加し、5人組となりました。
スティーブ バーリン
メジャー・デビューは意外と遅く、1983年のミニ・アルバム「アンド・ア・タイム・トゥ・ダンス」です。既にメキシコ音楽とロックンロールのハイブリット・サウンドが出来上がっています。
1984年には、その独特なサウンドを更に高めたフル・アルバム「ウィル・ザ・ウルフ・サバイブ」をリリースし注目を集めました。
How Will The Wolf Survive?
メンバーが変わることもなく、バンド結成から10年目のアルバムなだけに、メジャー・初のアルバムとはいっても流石に完成されています。
しかも、プロデューサーがしっかりとリズムを録るTボーンバーネットなだけに楽曲の良さと相まって素晴らしいアルバムに仕上がっています。
まさに名盤といって間違いないでしょう。
ウィル・ザ・ウルフ・サバイブ
Tボーン・バーネットがプロデュースを手がけた、ロスロボスの傑作。 中でも軽快なロックンロールを聴かせる「Will the wolf survive?」が一番の出来。
https://www.amazon.co.jp/How-Will-Wolf-Survive-Lobos/dp/B000002L6ZAmazon.co.jp: Los Lobos : How Will the Wolf Survive - ミュージック
La Bamba
1987年にロス・ロボスは大ブレイクします。多くのリスナーがこの年にロス・ロボスの存在を知ることになる同名映画の主題歌「ラ・バンバ」がリリースされます。
この曲は、僅か17歳で夭折したヒスパニックのスター、リッチー・ヴァレンスの生涯を描いた映画「ラ★バンバ」の主題歌として全世界で大ヒットしました。
「ラ・バンバ」は元々はメキシコ民謡で、1958年にヴァレンスがロックンロールにアレンジしヒットさせています。
ラ・バンバ
主演のルーダイヤモンドフィリップスの演技に、ロス・ロボスがベストマッチ!商品もとてもよかったです。
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それでは、映画の主人公でもあるリッチー・ヴァレンスの「ラ・バンバ」も聴いてみましょう。
ロス・ロボスのバージョンは勿論素晴らしいですし、元歌自体が名曲ということでもあるかと思いますが、リッチー・ヴァレンスもかなり良いですね。
甲乙つけがたいとは正にこのことでしょう。
By The Light Of The Moon
日本においてロス・ロボスはラ・バンバの人たちという印象が強く、損をしているように思えます。もしかすると一発屋と思っているリスナーも多いのではないでしょうか。
ロス・ロボスは、上質のロックを現在でも作り続けている最高のバンドなんです。サウンド・トラック「ラ・バンバ」と同年の1987年にリリースされたオリジナル・アルバム「By The Light Of The Moon 」もまさに名盤といえる素晴らしい出来栄えです。
By The Light Of The Moon
Amazon.co.jp: Los Lobos : By the Light of the Moon - ミュージック
バンドの結成から40年以上もメンバー不動のまま活動を続けているということは本当に凄いことです。
これからも最高のロックを届けてくれることを期待しています。