憑かれたように斧に執着しはじめ、一心に斧を磨いていた。
怖れたキャサリーンは、デラニーに助けを求めに行くが、デラニーはすでに魔力にうちまかされ失明し、今では生ける屍と化していた。
偶然、図書館でアミティヴィルの屋敷にそっくりのものが載っている本を見つけたジョージは、それが悪霊の集まる家であることを知った。一方、キャサリーンは、新聞社へ出かけ、1年前の事件を調べてみた。すると犯人の顔が、まぎれもなく夫ジョージのものであることに気がついて驚く。雨の中を急いで屋敷に向かったキャサリーンは部屋で斧を磨き終え、妻や子供を探す狂気を宿したジョージの姿を目にした。
しかし、斧を床に振り落した瞬間、彼は正気にもどり、妻と子供を連れて脱出を図った。
屋敷は、まるで感情があるように床を震わせ、壁をきしませた。
ジョージが愛犬ハリーを連れに地下室へ行くと、マグマのような気味の悪い泡が吹き荒れ、ジョージはその中に引きこまれるように落ちた。
必死に地獄の井戸から這い上がるジョージ。
やっとハリーを連れて屋敷からのがれると、雨と稲妻の中で、屋敷はまだ不気味に息づいていた。彼らは、その屋敷を捨てて逃げた。それは彼らが引越して来て以来、28日目の悪魔の家からの解放だった。
安い事故物件は、落とし穴がある!!
家を見物に来たラッツ夫妻を案内する不動産屋さんのおばさんは、家具つきの格安で家を提供しています。そしておばさんは、台所で何らかの気配を感じていました・・・。
また、この家のデザインは窓が目になっていて、全体が顔のようになっています。見た目から違和感がある家でした。
虫が沢山いて神父を襲い、「出て行けと」声もする・・・。おまけに夫のジョージはおかしくなるし、家で奇妙な現象と何か気配を感じるなど様々な不吉な出来事がありました。そして、家族は家を捨てることに・・・。
事件後や霊が棲みつく家は、安いからと言って借りるのは、覚悟が必要だということです。
顔のようになっている家。
実話を元に制作された映画ですが、現実はちょっと違う?!
映画の音楽
映画の音楽は、ラロ・シフリンが担当しました。彼は、本作の音楽を手掛けたことにより、第52回アカデミー賞作曲賞にノミネートされました。
映画『悪魔の棲む家』は、殺人事件の謎の真相が描かれていました。購入した家は悪魔が集まる場所だけあって、色々怪奇現象がありました。面白い作品なので是非ご覧ください。