T-BOLANが初年越しライブ!ベースの上野がステージに登場!
90年代を代表するロックバンド・T-BOLANが2016年12月31日、東京・豊洲PITでカウントダウンライブ『T-BOLAN~一夜限りのカウントダウンLIVE~』を開催した。
2014年4月に行ったワンマンライブ「T-BOLAN LIVE HEAVEN 2014 ~Last live for the future~」をもって活動を休止していたT-BOLAN。2015年3月には上野博文(B)がくも膜下出血で倒れ、生死をさまよう闘病生活を送っていた。しかし約1年後には歩けるまでに回復した上野からメンバーへ「ライブがやりたい」という申し出があったことから、今回1夜限りのライブを開催するに至った。

カウントダウンライブ『T-BOLAN~一夜限りのカウントダウンLIVE~』
ライブでは、全曲ステージに立てない上野の代わりとして、サポートベースとして人時が登場し、キーボードにはDIEが。彼らは上野のことを知り、自らサポートを買って出たという。
演奏された楽曲は「おさえきれないこの気持ち」、「じれったい愛」、「Bye For Now」、「わがままに抱き合えたなら」、「マリア」など往年のヒットナンバーがズラリ。
その後も、「遠い恋のリフレイン」「Lovin’ you」「くちびるはNO KISS」「泥だらけのエピローグ」などが披露されていく。そして、「奇跡の男を呼んでいいかな? T-BOLAN、オンベース上野博文!」と、森友が上野を呼ぶと、大歓声の中、上野がステージにその姿を現した。
人時とハイタッチをして、登場する上野。演奏するのは「Happiness」。会場のボルテージも上がり、ファンが上野を必要としていたことが伝わる瞬間だった。
演奏後、あたたかい拍手で上野を包んだファンたち。そして、メンバーもそれぞれが最高の笑顔を見せていた。
その後、バンドは初となる年またぎのカウントダウンを実施。会場のテンションが最高潮に達したところで、新年最初の曲としてデビューシングル「悲しみが痛いよ」を披露。
そして、ラストの「Shiny Days」まで熱唱し、新年を祝った。

上野博文(B)
ライブの最後、アンコールの声に応え、上野を含めたメンバー4人が再びステージに登場。「離したくはない」と「Heart of Gold」を歌い終えると、森友の口から「2017年、T-BOLANは再始動します!まだ、何も決まってないけど、約束します!!」とT-BOLANの再始動が告げられた。
T-BOLAN 概要
1990年に結成。1991年7月10日に「悲しみが痛いよ」でデビューしたロックバンド。
バンド名の由来は、T.Rexの「T」と、そのボーカルのMarc Bolanの「BOLAN」から。
1992年11月18日に発売された「Bye For Now」は118万枚のヒットを記録。
1999年12月解散。
【メンバー】
・森友嵐士(もりとも あらし) ボーカル
・五味孝氏(ごみ たかし) ギター
・上野博文(うえの ひろふみ) ベース
・青木和義(あおき かずよし) ドラム、リーダー
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