悲劇の特撮ヒロイン(20名):ヒロイン降板劇・オイルショックの影響・ヒロインの幸せを踏みにじる悪党ほか

悲劇の特撮ヒロイン(20名):ヒロイン降板劇・オイルショックの影響・ヒロインの幸せを踏みにじる悪党ほか

昭和ウルトラマンや仮面ライダーシリーズを中心に悲劇の特撮ヒロインを振り返ってみましょう。悪党に人生を踏みにじられる悲劇のヒロイン。ウルトラマンレオではヒロインを含め数多くの仲間が亡くなりますが、大幅に製作コストを削減しないと運営できない・・・大勢の俳優に出演料を支払う金がなくなったのか・・・恐るべき大人の事情が透けて見えます。大人の事情が悲劇のヒロインを生み出すパタンが結構多いですよね。


斎田リコ / ダークファウスト(ウルトラマンネクサス) 特撮史上屈指のトラウマ級の悲劇のヒロイン。鬱になって見るのをやめた人も多い。

特撮史上屈指のトラウマ級の悲劇のヒロイン。ウルトラシリーズ史上最もハードでシリアスな展開。映像的にホラー映画並みのトラウマ展開も見せ付けた。

溝呂木眞也(ダークメフィストと一体化)に殺された斎田リコの死体は闇のウルトラマン「ダークファウスト」の媒体に利用され、自覚もないままに溝呂木に操られる生きる屍と化していた。

リコは闇の巨人・ダークファウストとして本人の自覚の無いままネクサスやナイトレイダーと死闘を繰り広げていたことが判明する。

本作のストーリーは、他のウルトラシリーズに例を見ないハードかつシリアスな重苦しいものとなった。

「本当に子供向け番組なのか?」と突っ込んでしまいたくなるほど悲愴な運命を辿った彼女。

斎田リコ / ダークファウスト(演:中丸シオン) 「ウルトラマンネクサス」 第1 - 12話(2004年10月2日 - 12月18日、TBS)

実は、ダークファウストの正体は孤門一輝の恋人の斎田リコであり、彼女が孤門と知り合った直後に溝呂木(ダークメフィスト)によって殺害され、操り人形とされていた。

溝呂木に正体を明かされて絶望し、孤門の目の前でダークファウストに変身して姫矢が変身したネクサスと戦う。

ネクサスの光を奪い去ろうとするファウストだったが、孤門の悲痛な叫びで微かに記憶が戻り、攻撃の手を止める。

しかしこの展開を快く思わない溝呂木の差し金で、ノスフェルが乱入。 
元の人格を取り戻したリコ=ファウストは孤門をかばい、彼を狙うノスフェルの攻撃を受けて力尽きてしまう。

ネクサスによってノスフェルが倒された後、孤門と出会ったことで家族が皆殺しにされ、自身も殺害された上に生きる屍として利用されたことを知りつつ、 リコは孤門に出会えたことを後悔していないと伝え、彼の腕の中で光となって消えていった。

斎田リコ / ダークファウスト「私はファウスト。光を飲み込む、無限の闇・・・」 多くの視聴者にトラウマを植え付けた伝説クラスの悲劇のウルトラマン。

孤門「良かった。てっきり君が殺されたかもしれないって・・・。」

斎田リコ「殺されたわ。私も私の家族も、孤門君のせいで殺されたのよ。」

孤門「ボクのせいで・・・。」

斎田リコ「さっきも言っただろう。お前と出会ってから私は殺された。操り人形として利用されるために。」

斎田リコ「私はファウスト。光を呑み込む無限の闇だ。」

姫矢「ならオレはその闇を打ち払う。」

孤門の目の前でファウストへと変貌。斎田リコ「私はファウスト。光を呑み込む無限の闇だ。」

ファウスト(リコ)「孤門・・・くん・・・」

孤門「リコ・・・」

ネクサスの光を奪い去ろうとするファウストだったが、孤門の悲痛な叫びで微かに記憶が戻り、攻撃の手を止める。

孤門をかばうリコ・・・リコはノスフェルの攻撃を受けて致命傷を負う・・・力尽きたファウストは人間体・リコに戻る。

元の人格を取り戻したリコ=ファウストは孤門をかばい、彼を狙うノスフェルの攻撃を受けて力尽きてしまう。

ネクサスによってノスフェルが倒された後、森の中で傷だらけのリコを抱きかかえる孤門。

リコはすでに溝呂木(ダークメフィスト)によって殺害され、操り人形とされていたわけですから、溝呂木がリコにかけていた傀儡(かいらい)の術式(超能力)が解けて、リコの魂が天国に成仏する(浄化される)といったところでしょうか。

孤門「リコ、リコ・・・死ぬな、死んじゃダメだ・・・リコ、リコ・・・」

孤門「ボクだって、まだ話してない。大切なこと。まだ何も・・・。」

リコ「ごめん・・・ね・・・。」

孤門「リコ・・やだよ、やだよこんなの・・・リコ、リコ」

リコ「孤門君・・・。私、後悔なんてしてないよ・・・。孤門君と出会えたこと・・・、後悔なんてしてない。」

死の間際、孤門との出会いが自身と家族の命を奪ったと知ってなお、「後悔してないよ。出会ったこと」と語り、彼の腕の中で光になって消滅した。

ダークファウストという「闇の存在」にされてしまったリコが、「光の存在」へ浄化された。そういう感じですね。

静かに目を閉じるリコ。その身体が金色に輝いていく。リコは光の粒子として離散し完全に消滅する・・・。

溝呂木眞也(ダークメフィストと一体化)に人生を踏みにじられてしまったリコの壮絶過ぎる悲劇。

斎田リコ / ダークファウストは多くの視聴者にトラウマを植え付けた。あまりにも救いがなさ過ぎる点で最強クラスの悲劇のヒロインの一人と言えます。

おそらく今後の特撮作品でリコを越えるレベルの悲劇のヒロインは生まれないでしょう。伝説のヒロインです。

孤門「リコーッ!」

坂田アキ(帰ってきたウルトラマン) ウルトラシリーズでヒロイン他主要キャラが亡くなったのは初めて。

榊原るみは当時売れっ子だったため、スケジュール調整が困難となったため悲劇が生まれた・・・。

まさに大人の事情によるヒロイン降板。その降板劇の演出があまりにも衝撃的過ぎた。

坂田アキ(演:榊原るみ) 「帰ってきたウルトラマン」(1971年、TBS)(第1 - 7・9・14 - 17・19・20・22・23・26・27・37話)

「帰ってきたウルトラマン」第37話「ウルトラマン 夕陽に死す」

暗殺宇宙人のナックル星人は「ウルトラマンジャック=郷秀樹」の弱点として坂田健・坂田アキ兄妹が彼の心の拠り所になっていることに気づき、轢き逃げという生々しい形で惨殺。当時の視聴者達にトラウマになりかねないような衝撃を与えた。

ウルトラシリーズでヒロイン他主要キャラが亡くなったのは初めて。健とアキはナックル星人に虐殺されて物語から姿を消すことになる。

郷に「宇宙人に襲われた」との言葉を残して息を引き取る。

ナックル星人「郷の心は嵐のように荒れ狂っている。今なら勝てる。ブラックキングを出せ。」

坂田アキ役の榊原るみのスケジュール確保が困難になったことが真の理由ですが、この退場のさせ方はひどい・・・。

坂田アキ役の榊原るみが『気になる嫁さん』(日本テレビ)に主演するためにスケジュール確保が困難になってました。

ウルトラマンジャックは希望通りに変身ができない時がありますが、病院の屋上から飛び降りたら、変身できなかったら死んでしまうので、ウルトラマンジャックは変身させざるをえません。

郷は恋人を失い冷静さを失っています。この状態で戦うのは危険です。敵の思う壺です。ですからジャックは郷を変身させない可能性もありました。

復讐に燃える郷が、病院の屋上から飛び降りる変身方法を選択したのは、問答無用で変身するためでしょう。

病院の屋上から飛び降りてウルトラマンジャックに変身・・・思いつめて後追い自殺か?と心配した視聴者も多かったでしょう。

悪賢いナックル星人は復讐に燃えるジャックをそのエネルギー源である太陽光線の弱い夕方に誘き出す。

ウルトラマンジャック「太陽エネルギーをくれ。頼む、太陽エネルギーをくれ。私はここで倒れるわけにはいかないのだ・・・」

人の幸せを踏みにじった諸悪の根源のナックル星人。用心棒怪獣のブラックキングを鍛えあげ、ウルトラマンジャックの抹殺を図る恐ろしい暗殺宇宙人だ。

坂田兄妹の死だけでなく、帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)も処刑されてしまうという子供にはキツイ、二重にトラウマな回。

山口百子(ウルトラマンレオ) 昭和ウルトラマン史上最悪の「恐怖の円盤生物シリーズ」の犠牲者に。多くの仲間を失う。

当時のオイルショックの影響による製作コスト削減の結果が、「恐怖の円盤生物シリーズ」(40話から51話・最終回まで)であり、レギュラーキャストの大虐殺になったわけですね。

ヒロインにさえ払うギャラが足りなくなった・・・。大人の事情によって悲劇のヒロインが生まれる。

山口百子(演:丘野かおり) 『ウルトラマンレオ』(1974年 - 1975年)

ウルトラシリーズ史上、もっとも過酷なストーリー。ウルトラマンレオはもともと過酷なストーリーが多いが、これは衝撃的過ぎた。

MAC本部に勤める仲間たちに払うギャラが足りなくなってしまった。オイルショックのせいです。金がかかる特撮ドラマはかなり犠牲になってしまった。

円盤生物シルバーブルーメがMACの本部を襲撃する。MAC本部は全て飲み込まれてしまった。MAC全滅。

山口百子、タケシ、梅田カオルはデパートで買い物をしていた。

MAC全滅だけでは足らず、ゲンやトオルの仲間まで犠牲に。なぜ、そこまで殺すのか?

恐るべしオイルショックの影響。

そこまでやるか!子供向け番組のトラウマ記録をどこまで更新するつもりなのか・・・「恐怖の円盤生物シリーズ」恐るべし。

東京上空に突如出現したシルバーブルーメは、なんと百子たちが買い物をしていたデパートを破壊する。

1973年のオイルショックの影響で大幅に製作コストを削減しないと運営できない・・・大勢の俳優に出演料を支払う金がなくなったのか・・・恐るべき大人の経済事情。

悲劇のヒロインはオイルショックの犠牲者か。

ゲンとトオルは、山口百子、タケシ、梅田カオル・・・かけがえのない仲間を全て失った。

オイル・ショック(和製英語:oil + shock)とは、1973年(第1次)と1979年(第2次)に始まった(ピークは1980年)、原油の供給逼迫および原油価格高騰と、それによる世界の経済混乱である。

画像のチャートは1861年〜2007年の原油価格。100年近く続いた安値が1970年代に破られたことがわかる。

日本の消費者物価指数で1974年(昭和49年)は23%上昇し、「狂乱物価」という造語まで生まれた。インフレーション抑制のために公定歩合の引き上げが行われ、企業の設備投資などを抑制する政策がとられた。結果、1974年(昭和49年)は-1.2%という戦後初めてのマイナス成長を経験し、高度経済成長がここに終焉を迎えた。

オイルショックの影響で1974年(昭和49年)は-1.2%という戦後初めてのマイナス成長を経験し、高度経済成長が終焉した。当時の特撮番組は大ダメージを受けた。

水城涼子、水城霧子(仮面ライダーX) 第9話以降の路線変更に伴い第8話でヒロイン退場。

双子の姉妹で、美山尚子が2役を演じた。

仮面ライダーXは父と子の絆や謎めいたヒロインの登場を軸とするなど、従来作とは大きく違った切り口が特徴の作品を目指していたが、第9話以降からそれまでのシリーズをより意識した展開に戻すことになる。

この路線変更のため第8話で涼子と霧子のヒロイン退場となった。

水城涼子、水城霧子(演:美山尚子) 『仮面ライダーX』(1974年)

仮面ライダーXの路線変更のために生まれた悲劇のヒロイン。

「水城涼子」(みずき りょうこ) 敬介の婚約者で神教授の助手。人間工学という希有な分野を研究するが故に学会では孤立しがちな教授の良き理解者である。よく神親子のケンカを仲裁していた。しかし、そんな二人を裏切りGODの一員となる。 その正体はインターポールの秘密調査員で、GODに潜入して捜査を行っていた。その際、サイボーグ手術を受けている。第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇ったことで正体が露見、GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられて命を落とす。 初期設定では「インターポールの捜査官」という設定は存在せず、神教授がGODの協力を拒絶し続けるため、GODの巧妙な脅迫に屈して、本当に神親子を裏切る予定だった。 「水城霧子」(みずき きりこ) 涼子の双子の妹。姉とはお互い離ればなれで暮らしていたが、連絡だけは取り合っていた。当初、涼子から彼女の存在が知らされていなかったために敬介を困惑させたが、後に双子であることを敬介に明かす。亡くなる直前、「姉は今でもあなたのフィアンセだから信じてほしい」と敬介に対して必死で話していた。 GODに潜入した姉に代わって、敬介を影からサポートする。敬介が姉のことで苦悩するが、彼に「個人の感情は捨てて皆のXライダーになれ」と言う。第8話で敬介を庇って戦闘工作員の放った矢に当たり、絶命する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BCX

仮面ライダーX - Wikipedia

水城霧子は第8話で敬介を庇って戦闘工作員の放った矢に当たり、絶命する。

水城涼子は第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇ったことで致命傷を受ける。

水城涼子はインターポールの秘密調査員としてGODに潜入捜査で入り込み、その時にGODによる新入りの洗礼としてサイボーグ手術を受け、体内に自爆装置まで埋め込まれてしまう・・・この設定で十分にすさまじく悲劇のヒロインです。

水城涼子はGODによるサイボーグ手術を受けており、体内に自爆装置を埋め込まれている。

GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられて命を落とす。水城涼子の壮絶な最後。

岬ユリ子 / 電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー)

2話でブラックサタンのアジトに拘束されていたところを脱走中のストロンガーが発見、救出されて共にアジトを脱走。ブラックサタンと敵対する反逆者となって茂と共に戦った。

岬ユリ子 / 電波人間タックル(演:岡田京子) 「仮面ライダーストロンガー」 第1話 - 第30話(1975年、MBS)

岬ユリ子が一定のポーズと共に「エイッ!ヤー!トー!」という掛け声を発しながら変身する。

電波人間タックル

第30話でデルザー軍団のドクターケイトの毒液を浴びて瀕死の重傷を負い、余命幾許もない事を悟る。

ユリ子は余命幾許もないことを藤兵衛だけに打ち明ける。

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自ら煎れたコーヒーを茂に振舞いつつ、「二人でどこか遠くへ行きたい」と自らの夢を語る。

必殺技ウルトラサイクロンは電波人間タックルの最強技。あまりに強力すぎて、一度でも使用すれば使用者自身が命を落とすほどの威力である。 

 両手をチョップの形にして敵の両肩に叩きつけてしっかりと掴み、体内の電気エネルギーを振動波に変えて敵を超振動で内部から破壊しつくす。これにより、本人も振動の影響をモロに受け、死に至る。 

ドクターケイトを一撃で粉砕し、自らも命を落とした。 

出典 ウルトラサイクロンとは【ピクシブ百科事典】

ストロンガーの危機に自分の命を引き換えにした必殺技ウルトラサイクロンを発動。仇敵・ドクターケイトを葬る。

タックルの壮絶な相討ち。ドクターケイトを一撃で粉砕し、自らも命を落とした。

岬ユリ子は茂への想いを胸に短い生涯を閉じる。

城野エミ(ウルトラマン80) 殉職。「石田えり」から「萩原佐代子」へのヒロイン交代劇。

ウルトラマン80(1980年 - 1981年、TBS)
第1話「ウルトラマン先生」 - 第43話「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」 - 城野エミ

テレビドラマ『ウルトラマン80』(1980年)でUGMの城野エミ隊員を演じるが、殉職する形で途中降板した。

「ウルトラシリーズに出演する女優は大成しない」というジンクスを懸念した事務所の方針だったと言われているが、最終回の際には、「アンドロイド・エミ」として再出演している。

第50話「あっ! キリンも象も氷になった!!」 - アンドロイド・エミ

城野エミ(演:石田えり) 「ウルトラマン80」(1980年 - 1981年、TBS)

第43話で記憶を失っていたユリアンからもらったブレスレットを着けて外出したことが原因でガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、救出に来た猛を庇って致命傷を負ってしまう。

その後、猛には地球をこれからも守るように、涼子(=ユリアン)にはUGMの隊員となって猛を助けるように後事を託し、二人に看取られて殉職する。

ガルダン大王が叫ぶ「動くな!80!!」

猛をかばったエミを貫く槍・・・

ガラガラ星人の槍が猛に向かって投げつけられた。エミ「猛!あぶないっ!」

エミ「猛、さよなら・・・。」 そう言ってエミは逝った。

石田の所属事務所の都合という大人の事情による城野エミ役の「石田えり」から星涼子 / ユリアン役の「萩原佐代子」へのヒロイン交代劇であった。

さらば城野エミ隊員。

小泉ミカ(超電子バイオマン) 第10話にて殉職。矢島由紀が突然番組を降板。撮影続行不可能につき殉職。

矢島由紀はワイルドな外見にキュートな声のギャップが魅力で森永奈緒美とともに「ポスト志穂美悦子」としてアイドル的人気を確立。練習場でも一目置かれた存在だったという。

周りからも非常に期待され、人気も上昇中の矢島さんにいったい何が起きたのでしょうか?

小泉ミカ / 初代イエローフォーを演じる「矢島由紀」は1984年1月頃JACを突然退会し、同番組も降板。その後、表舞台からも姿を消した。

矢島がいないため、変身後の姿(イエローフォーの姿)のみの登場で「戦死」。イエローフォーのスーツ姿だけで撮影するしかないのでしょうがない。

初代イエローフォーは他の4人をかばって自分が反バイオ粒子を浴び続け倒れる。その最期は非常に衝撃的で忘れられないものがあります。

矢島由紀がいないわけですから、こういうリカバリー策(スーツ姿での殉職)で話を続けるしかしょうがないですね。

矢島がいないためにスーツ状態のまま弔いが行われる。そういう大人の事情があった。

ベル・ヘレン(宇宙刑事シャリバン)

ベル・ヘレン
ストーリーに最も深く関ったイガ戦士。ビリーの死後はシャリバンと共に行動をすることが多くなり、シャリバンの仲間たちと大きく関わるようになる。シャリバンには淡い恋心を抱くようになるも、42話で死霊界の女剣士レイサとの勝負の際、ミスアクマとムクロビーストの不意打ちで命を落とした。

ベル・ヘレン(演:矢島由紀)

次元戦団バイラムの幹部の「マリア」(鳥人戦隊ジェットマン) 元スカイフォースに所属していた天堂竜の恋人「藍リエ」が洗脳された姿。

次元戦団バイラムの襲撃によりアース・シップは壊滅的な被害を受けてしまう。

藍リエの悲劇はここから始まる。藍リエはバイラム襲撃の際に次元の歪みに吸い込まれてしまい、ラディゲの洗脳を受ける。

天堂竜の恋人だった「藍リエ」も宇宙空間(次元の歪み)に消えてしまいます。

次元戦団バイラムの幹部の「マリア」の正体は、元スカイフォースに所属していた天堂竜の恋人の「藍リエ」が洗脳された姿だった。

かつてのリエはピアノを愛する心優しい女性だったが、洗脳されて以来、烈しい闘争心を持った好戦的な性格へと変貌する。

恋人だった竜も倒すべき仇敵としか認識していない。しかしマリアとなってもピアノの腕は全く衰えておらず、その美しい演奏はグレイを惹きつけた。

ラディゲの策略により血のヒトデに寄生されるが、竜の呼び掛けにより血のヒトデから解放され、リエとしての記憶と姿を取り戻す。

ただしマリアとして悪事を働いてきた記憶もそのまま残ってしまい、数々の凶行に手を染めてしまった自分を許せなかったため、竜の下にも戻ることができず、せめて自分の人生を踏みにじったラディゲに一矢報いようと、背に恨みを込めてブリンガーソードを突き立てるもラディゲの怒りを買い、即座に返り討ちにされる形で斬られ、竜に自分のことを忘れるように遺言を残して彼の前から去った後、グレイに看取られながら竜を想いつつ涙を流し、息を引き取った。

出典 鳥人戦隊ジェットマン - Wikipedia

次元戦団バイラムの幹部の一人である「マリア」(鳥人戦隊ジェットマン)

まさに外道のラディゲに人生を踏みにじられた悲劇のヒロインの藍リエ(マリア)。

油断したラディゲの隙をつき、背後から剣を突き刺すマリア(リエ)。

リエに付けられた背中の傷が巨大化したことで開いてしまい、その部分が巨大獣ラゲム(ラディゲの最終形態である巨大怪獣)唯一の弱点となる。

マリア(リエ)「せめて一太刀、お前に浴びせたかった!ラディゲ!!」

グレイに看取られながら竜を想いつつ涙を流し、息を引き取った。グレイもロボットなのに何故か涙を流していた。

ホワイトスワン・鹿鳴館香に対し、ブラックコンドル・結城凱とイエローオウル・大石雷太が恋愛感情を抱く→しかし、香はレッドホーク・天堂竜に好感情→だが、竜は洗脳されて敵組織「次元戦団バイラム」の幹部マリアとなったかつての同僚にして恋人・藍リエが忘れられない、という四角関係がストーリーの重要な部分を占めていた。

最終回にはレッド(天堂竜)とホワイト(鹿鳴館香)が結婚

長田結花(仮面ライダー555)

「仮面ライダー555」は平成仮面ライダーシリーズの中で、最もシリアスでハードな展開ですが、大人でも楽しめるストーリー性溢れる作品だと思います。過酷な運命を生きた長田結花の最期などは感動の涙でいっぱいになります。

長田結花(演:加藤美佳) 「仮面ライダー555」(2003年~2004年、東映)

長田結花は第3話で陸橋の階段からの転落事故により死亡し、クレインオルフェノクとして覚醒する。

啓太郎は結花がオルフェノクであるという事実を受け容れ、結花への恋心を伝える。

警察内の秘密組織による人体実験の効果によりオルフェノクへの変身能力を喪失した所で、影山冴子(ロブスターオルフェノク)が迫って来る。

影山冴子(ロブスターオルフェノク)に襲われ、致命傷を負う。

死を悟った結花は最後のメールを啓太郎に送る・・・

結花は純白の羽をまき散らして風の中に消えた。

鈴木深央(仮面ライダーキバ)

現代編において「クイーン」の力と称号を受け継いだ少女。紋章の位置は真夜に準ずる。当初は自分がクイーンであることを知らず、襟立が合コンを開いた焼き肉屋「ふじ咲」でアルバイトをしていたことから、渡たちと知り合うこととなる。第21話より登場。

紅渡(仮面ライダーキバ)と知り合ってからは、お互いに惹かれあう仲となってゆく

鈴木 深央(すずき みお)(演:芳賀優里亜) 『仮面ライダーキバ』(2008年、テレビ朝日)

一時は自分の使命に苦悩し、渡が敵である存在のキバである事を知って葛藤するが、渡がファンガイア(と人間のハーフ)であることも知って「渡が太牙を倒して、キングになればいい」という考えを持つようになり、渡に太牙を殺害するように迫る。

更に、自分の愛する対象が人間でないと知ったからか、裏切り者のファンガイアの抹殺を積極的に行なうようになる。

ビショップとの接触や糸矢への憎悪からクイーンとして覚醒してしまう。

駆け付けた渡に看取られ、彼との結婚の幻想に浸りつつ死亡。

そのほか特撮作品の悲劇のヒロイン

それまでの東宝作品は健康的な娯楽映画というイメージの作品がほとんどであったが、本作は暴力的な描写や性描写、斬新な映像演出などによりそのイメージを覆し、ヤングアダルト層からの支持を集めた異色作である。

犬神明役の志垣太郎本人が着用する狼男のマスクは、本物のシベリアオオカミの毛を一本一本植毛して作られた。

美人教師の青鹿晶子はシリーズ第1作『狼の紋章』(1971年)の原作(および漫画)の作中では何度も強姦されるなど、不遇のヒロインのような位置づけである。犬神をおびき出す材料として羽黒によって拉致される。

市地洋子は安芸晶子と改名して出演し、映画初出演の羽黒獰役の松田優作に、レイプを受ける教師を演じた。

青鹿晶子(演:安芸晶子(市地洋子)) 映画「狼の紋章」(1973年・ウルフガイ・シリーズ) この作品は特撮には入らないかもしれない。

アキラ(壊滅した「ダーク」の首領プロフェッサー・ギルの次男)を影から守る女性。ダークではアキラの教育係をしていた。変装の名人。イチローに好意を寄せるが、第24話で自分がロボットであることを明かして爆死した。

隅田和世は1970年代の特撮にも数多く出演しており『キカイダー01』のリエコ、『ダイヤモンド・アイ』の蘭花、『イナズマンF』の大橋あけみ役など、悲劇的な結末を迎える薄幸のヒロイン役でも知られる。

リエコ(演:隅田和世) 「キカイダー01」(1973年、NET / 東映)

KSS の紅一点。18歳。 KSS バード3号機のパイロット。元々はおとなしい性格だったが、15歳の時、自分が泳げなかったために眼前で友人を海難事故で死なせた過去を持ち、救助活動に対する強い使命感を持つ。陽とは口喧嘩が絶えないが、内心では彼のことを想っている。

第26話でマッハバロン救出の際に重傷を負うが、それをおしてまでスーカンのアジトへ潜入して彼のヘッドロックで致命傷を負い、弟・健一に後事を託して死亡。

EDナレーション「小杉愛、18歳。ロボット帝国との戦いにその若い命を燃やし、そして散って行った…。だが戦いは終わったわけではない。がんばれKSS!負けるなマッハバロン!」

小杉 愛(演:木下ユリ) 『スーパーロボット マッハバロン』(1974年)

恐龍(チタノザウルス)へ超音波を送る実験を行った際(時系列としては前作以前)に事故死した直後、ブラックホール第3惑星人の手によってサイボーグへ改造された女性。

正体は真船博士の娘であり、当初はチタノザウルスを操る目的のみで改造されたが、メカゴジラIIの完成と同時に再改造され、そのコントロール装置を組み込まれる。

最後は一之瀬の説得で人間の心を取り戻し、メガゴジラIIを止めるべく自決する。

真船桂 / サイボーグ少女・桂(演:藍とも子) 『メカゴジラの逆襲』(1975年)

孔雀の涙は人類の免疫力をも奪ってしまうという副作用を持っていた。そこでクジャクは自己犠牲のような形で孔雀の涙を使ってガラの顔の傷を治し、自らは命尽きて天上界に昇っていった。

第49話では天上界で共に暮らしている本当のガラと現れ、泥人形のガラが崩れた後、大吾とリンに別れと共に、戦いを早く終わらせなければ地球は巨大な力(大神龍)に滅ぼされると告げて去っていく。

クジャク(演:森下雅子) 『五星戦隊ダイレンジャー』(1993年)

グルジェフの監視下におかれた偽りの自由を嫌い、真の自由を夢見る女闘士。自らの夢に度々現れる救世主=黒い馬に乗った黒騎士をハカイダーに見出し、最期の希望と信じて元老員と共に戦うことを願った。

人間以上に人間らしい純粋な心を持つハカイダー=リョウに心惹かれていくが、アジト襲撃の際にミカエルのエンジェルクロウによって瀕死の重傷を負わされ、リョウに看取られながら息を引き取る。

このカオルの死はハカイダーの怒りを爆発させ、元老院本部への攻撃と徹底破壊を決意させた。

カオル(演:宝生舞) 特撮映画『人造人間ハカイダー』(1995年)

神崎 優衣の正体は神崎 士郎同様ミラーワールドの存在である。

実は13年前に一度死亡しており、ミラーワールドにおける彼女が遺体に憑依して蘇生したが、20歳の誕生日(2003年1月19日)までの期限付きの命だった。

そのため、現実世界にいるように見えて本体は鏡の中におり、序盤の時点から時折不可解な現象を見せている。

士郎は優衣に「新しい命」を与えるためにライダー同士の戦いを仕組んでいた。そうやって生き残った最後のライダーをオーディンで倒すことで、新しい命を得る権利を奪い去るというのが本来の計画。即ち、ライダーバトルは主催者による出来レースである。

最後は20歳の誕生日を迎える直前に現実世界から消滅し、ライダー同士の戦いが終わった後、士郎を説得し戦いを完全に終結させたことで、士郎とともに現実世界から完全に消滅した。

神崎 優衣(演:杉山彩乃) 『仮面ライダー龍騎』(2002年)

コヨミ(仮面ライダーウィザード)

正体は不治の病で亡くなった笛木の娘、笛木 暦(ふえき こよみ)。体に生死を逆転させる魔宝石「賢者の石」が内包されており、その力で生きている。

しかし、笛木暦であるのは身体だけであり、人格は新たに誕生した全くの別人である。無愛想であり、当初は晴人にしか笑顔を見せることはなかったが、徐々に感情を豊かに表現するようになっていく。

コヨミ(演:奥仲麻琴) 『仮面ライダーウィザード』(2012年)

そして、自分が幸せだったことを伝え、賢者の石のことを晴人に託して彼の腕の中で消滅した。

操真 晴人(そうま はると) / 仮面ライダーウィザードを「一度死んだ命は取り戻してはいけない」と諭す。

湊耀子 / 仮面ライダーマリカ(仮面ライダー鎧武)

凌馬直属の秘書。彼のボディーガードも務めている。
高い身体能力と格闘技術を持ち、特に蹴り技の切れは非常に鋭く、男性である紘汰や戒斗でさえ生身で一蹴するほどの実力の持ち主である。変装も得意とみられ、晶に化けた際には紘汰でさえ見抜けなかった。洞察力も非常に高く、闇討ちを行おうとした紘汰や戒斗、ザックの行動を見抜き、迅速に対処出来るスキルも持ち合わせている。

湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美) 『仮面ライダー鎧武』(2013年)

湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美) 『仮面ライダー鎧武』(2013年)

捨て身で戒斗を守りビルの屋上から転落。最期は戒斗に見届けられ息を引き取った。

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