デギン・ソド・ザビ
ザビ家当主

デギン・ソド・ザビ
悲哀を感じさせる敵役ボスキャラ
人を見る洞察力、未来をみる予見の力、全体を見据える広い視野、バランス感覚、そして胆力において息子、娘たちに比べると格の違いを感じさせるものがあったような・・・ジオン・ズム・ダイクンの右腕として非合法活動、政治活動、革命活動、戦略、策謀、陰謀、はたまた実際の戦闘と数々の修羅場を踏んだ経験がそれらを作り上げ、支えているんだろう。公王となり実権を子供たちに譲ると、優しさや愛情を求め始めているんだと思う。特にガルマに対しての溺愛に強くそれを感じるんだよね~。もし孫のミネバと直接会っていたらもうデレデレのおじちゃんだったろうな。
ギレン・ザビ
ザビ家長男

ギレン・ザビ
IQ240って超天才でしょ!
アインシュタインやホーキングよりもはるかに高いIQなんて歴史上そう何人もいないはずだよね。
そんな未知の領域を描き切れるはずもないけど、ストーリー上では普通に妄想癖の強いおバカに見えちゃったのは僕だけでしょうか?・・・政治家っていうより科学者になっていればとてつもない功績をあげられたんじゃないかな。監督はヒトラーをイメージしていたようだけど実際開戦当初の電撃作戦や地球侵攻作戦は数ではなくタイガー戦車に代表される個体の戦闘力とスピードに根拠があったナチス・ドイツ軍の戦法を彷彿させるし、孤立無援の戦いを強いられたソロモン戦はスターリングラードの戦いに見えるし、ア・バオア・クーはD・DAY・ノルマンディー上陸作戦に見えたな。でもヒトラーはホントに用心深くて暗殺の危険をことごとく回避してゴルゴ13のように人に背中の見せるような真似はしなかったらしい。それを考えるといくら兄弟でも内部対立の一軸であったキシリアに背中を見せて射殺される最後というのは、あまりに人をなめ切った傲慢な性格の故か・・・しかしながらこの後長くこのギレンの思想がネオ・ジオンに引き継がれていくというのは、やはりカリスマ性を持っていたというここか…
サスロ・ザビ
ザビ家次男

サスロ・ザビ
アナザーストーリーにしか登場しない人物。コメントは無し。
キシリア・ザビ
ザビ家長女

キシリア・ザビ
女を捨ててます・・・
この人、政治家っていうより策謀家のイメージがあるな~。軍事を任されてるんだけど軍人気質ではないよね。ところで軍装(画像)で顔の下半分をマスクのようなものでいっつも覆ってるんだけどそれって「息苦しくね?しゃべりずらくね?」と突っ込みたくなるんだよね。(笑)第一次地上降下作戦の時の兵士を鼓舞し、士気向上のための演説なんかは結構雄弁で誰が原稿を書いたのかは別にしても十分アジテーターとしての才能も見せています。(声優さんの演技力というのは毎度舌をまかされます)オデッサから月に上げた資源で「これでジオンは十年戦える」と自信を見せていましたが、ちょうど一年しか戦えなかったのはザビ家の問題だけでなく人材の消耗を全く考えておらず最後には年少兵まで駆り出さざるを得なかったことでこの人の先見性の無さを露呈してます。
ドズル・ザビ
ザビ家三男

ドズル・ザビ
ザビ家の中で唯一まともな軍人
まともすぎたため兄弟たちからも孤立していった寂しい男。長期的な戦略眼ははともかく、局面局面での見通しや判断、行動力はソロモン攻防戦を見れば指揮官として優秀だったと思うな。自身を犠牲にしても戦力をいかに温存するかなんてこともちゃんと分かってるんだな~。アナザーストーリーでは優しくて一本気で家族愛もしっかり持っていた剛直な人間像に表現されているんだけど本編でもなんとなく想像できる。
ガルマ・ザビ
ザビ家の四男(末弟)

ガルマ・ザビ
ザビ家 - Wikipedia
この歳になっても髪の毛をいじる癖は治っていない。典型的お坊ちゃん育ち。深窓の令嬢イセリアとの恋、ガルマ戦死後のイセリアの復讐劇、少女漫画か宝塚の題材になりそうなストーリーだったけどいかにもガルマならではの話として違和感なく見てたな~。それでも最期を迎える時に見せたザビ家の男としてのプライドの高さは立派立派。
ミネバ・ラオ・ザビ
ドズルの一人娘

ミネバ・ラオ・ザビ
本編ではまだ赤ちゃんだったのでコメントのしようもないけど以降の続編で少しづつ育っていくのがうかがえる。また最新の続編においてはヒロインとして立派に育った彼女の凛々しい姿が見れます。もし興味のあるかたは是非一度ご覧になってみてください。一見の価値あります。ほんとに美しくなりました。お父さんに似なくてよかったよかった。
ナルス・ザビ
画像なし
デギンの妻でガルマの母。ガルマを産んだ時亡くなった
あまりに記録がなさ過ぎてコメントできず・・・
ゼナ・ザビ

ゼナ・ザビ

若き日のゼナ・ラオ・ザビ (旧姓ゼナ・ミア)

ドズルにプロポーズされた時のゼナ
ザビ家 - Wikipedia
ドズルとの最期の別れのシーンにはちょっとホロっときたな~。流石に元士官学校生。士官学校生蜂起事件に参加したぐらいだから軍人の妻として最期を共にする覚悟は決めていたのかもしれない。その故最終局面直前までソロモンに残っていたんだろうな。ただ一子ミネバの行く末を考えると他人に預けることもできず、かと言って運命を共にさせるのも不憫だし・・・一緒に脱出することになるのだが。本編では優しく柔らかい印象に描かれていた(本気でこんな人を嫁にほしいと思った)。ホンの数カットしか登場しないので誰も印象に残っていないのかコスプレイヤーの人もゼナのコスプレやってるの見たことないしフィギュアもないみたいだし、でもアナザーストーリーでのチョットきつい感じのゼナを見てますますファンになっちゃいました。(笑)
最期に・・・
ドズルをのぞいて・・・

ザビ家

ザビ家続き
ドズルをのぞいてザビ家の兄弟姉妹は決まった伴侶を持たなかったようだ。故にミネバのみがザビの血統を継ぐただ一人となって後継者問題も無くネオ・ジオンの統率者(傀儡だとしても)となったんだね。でも本当に皆、愛人や恋人(ガルマは例外)がいなかったってちょっとどうよ?隠し子の一人ぐらいいても不思議じゃないんだけどな~。グレミー・トトはどう考えても本物っぽくないし・・・いずれにしても「驕れる平家久しからず」の言葉通り栄華を極めた時間は短かったなぁ。