ローラーボール
ローラーボール
メインキャスト
ジョナサン・Eを演じるジェームズ・カーン
バーソロミューを演じるジョン・ハウスマン
エラを演じるモード・アダムス
ムーンパイを演じるジョン・ベック
ストーリー(ネタばれ)
西暦2018年、世界は6つの大企業(エネルギー、食糧、住居、輸送、娯楽、通信)に管理コントロールされていた。もはやその時代には飢え、環境汚染、人口増加の危機もなく、戦争、犯罪なども存在しえない。
物質的には満足した人類は、その精神的虚脱感と闘争心のはけ口をローラーボールという残酷なゲームに向けていた。
ジョナサン・E(ジェームズ・カーン)は、エネルギー部門ヒューストン・チームを代表する天下無敵のスーパー・ヒーローだった。全世界中継のマルチビジョンに今年のローラーボール・チャンピオンシップをめぐる準準決勝戦、ヒューストン対マドリッドのゲームがうつし出されていた。
ゲームは鉄フックのついたグローブで重装備した各々10名のプレイヤーで争われる。全長535フィールの円形トラックに向けて大砲から重さ10キロの鋼球が発射される。
そのボールを拾って自チームのマグネット・ゴールにシュートしたとき得点となる。
その間、選手はキック、ボディ・ブロー、空手などあらゆるラフな手を用いて敵選手を妨害する。
肉が裂けた死傷者がトラックに横たわるのはしばしばという残酷な競技がローラーボールだった。
ジョナサンは豪華な屋敷をさずけられ最高の待遇を得ていたが、かつて企業の命令によって、妻エラ(モード・アダムス)と離婚させられていた。
彼はエネルギー部門の管理者バーソロミュー(ジョン・ハウスマン)にすべてが管理されていることの疑問をぶつけた。