【坂本龍一】教授が中咽頭がんに?!反原発と治療法、彼の生き方について

【坂本龍一】教授が中咽頭がんに?!反原発と治療法、彼の生き方について

2014年7月に病状を公表し、療養中の音楽家坂本龍一さん。彼は今、中咽頭がんを患い治療に専念しています。坂本は「順調に回復していて、仕事を始めるのはもう少し先ですが、体調を戻せました」と笑顔で語っているそうです。突然のがん宣告をどう受け止めたのか?反原発の立場から、放射線治療についてをどう考えたのか?病気や治療は人生観や音楽活動にどのような変化をもたらしたのか、見ていきたいと思います。


坂本龍一、中咽頭がんの病状

自覚症状が以前からあったようです。のどに異物感というか不快感があり、2014年3月ごろに日本で人間ドックに入って検査を受けました。その時点では特にのどに異常は見つからなかったそうです。

しかしその後、のどの異物感が増してきたのでニューヨークの専門医で検査してみたら、中咽頭がんだと宣告され、健康には人一倍気を使ってきたのでかなりのショックを受けたそうです。

もともと健康には自信があったが、のどに異物感があり検査をしました

公式サイトにUPされた文面

健康にはもともと自信があったんです。そう坂本龍一は言います。それまで大病をしたこともないし、若いころは暴飲暴食して、徹夜しても全然平気で、自分の体は頑丈にできているんだと思い込んでいたとか。

40歳を過ぎて目が遠くなってきたので初めて老化を自覚しはじめ、食事管理など、人に説教をするくらいに健康には気を使ってきており、まさかそんな自分ががんになるなんて考えもしなかったそうです。がんになった原因を彼なりに調べてみましたが、それは無数にあって特定はできませんでした。免疫力は高い方がいいけれど、それだけではがんは防げない。そうも語っています。

健康には気を使っていた

2015年、インタビューに答える坂本龍一

中咽頭がんを患い療養中の音楽家坂本龍一(63)が、2014年7月に病状を公表後、初めて公の場に姿を現したのが、その翌年の2015年5月のことでした。自身が関わる『札幌国際芸術祭』のゲストディレクターとしての立場で、インタビューにも答えています。

「順調に回復」と本人は近況報告していますが、病気でげっそりした姿に、世間からは心配の声があがっています。

10分ほどの対話中に暑くなったのか、首にかけていたマフラーを外し、何度かお茶でのどを潤したそうです。「今まで大病をしたことがなかった。人一倍健康優良児で、まさかという思いですが、天が与えてくれた充電期間だと思って(休養期間を)大事にしています」と話しました。

少し痩せたように感じます

中咽頭がん 基礎知識:[がん情報サービス]

反原発貫き放射線治療を拒否しているのは本当なのか?

咽頭がんに効果があるとされる放射線治療については、反原発運動の先頭にたってきた立場から拒否する考えを主治医に伝えているそうです。自らの命にかえても「反原発」だけは譲れないという不屈の精神で、世界の“教授”が闘病生活に入っています。

一般的に咽頭がんの治療は、手術のほか、抗がん剤などが用いられます。坂本龍一がどのような治療法を選択したかは明かされていません。やはり、がんに効果的とされる放射線治療については、反原発運動の先頭にたってきた立場から主治医に拒否する考えを伝えています。

本人は否定しています。

本人は、「どうしてそうなるんでしょうね。笑ってしまいますが、まったく誤解です。」と語りました。ニューヨークの病院で治療を数カ月受け、患部がのどのため、うまく食事ができず、体重が最も多いときよりも10キロ以上減ったそうです。ヒゲや髪の毛も部分的に抜けてしまったとか。

しかし治療効果が良好で、集中治療は予定通りで終わり、いまは経過を観察中です。通院で治療しました。その方が入院するよりも病気からの回復が早いような気がしたそうです。

放射線治療を拒否するという報道について、はっきりと否定しています

経過は良好で、今ではベジタリアンになっているとか

ニューヨークの病院で治療を数カ月受けた坂本龍一さん。いまも経過は良好のようです。しかし、やはり再発や転移は怖いですね。彼自身は、食事やライフスタイルを大幅に変えてきました。癌治療で傷ついた身体を癒すために完全にベジタリアンになり、食事には非常に気を使っているそうです。とはいえ、いくらマクロビ、ロハスといっても、身体に体力をつけなくてはいけません。ですから現在は魚介系は食べているようです。

復帰

中咽頭がんの治療のため療養中だった坂本龍一(63)が、山田洋次監督(83)の83作目となる最新作『母と暮せば』(12月12日公開)の音楽を担当し、仕事復帰することが2日、わかりました。

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