「コント55号 」の特別番組で久米宏と萩本欽一が、「ぴったし カン・カン」以来32年ぶりに共演!!
フリーアナウンサーの久米宏が、1975年から1984年まで司会を務めたTBS「ぴったし カン・カン」で共演したコメディアンの萩本欽一と、32年ぶりにNHK・BSプレミアムの特別番組「コント55号 笑いの祭典」でテレビ再会を果たした。

久米宏(左)と萩本欽一(右)が32年ぶりに特別番組「コント55号 笑いの祭典」で共演!!
今回、萩本欽一と坂上二郎による日本の笑いを一変させた伝説のコンビ「コント55号」が50周年を迎え、特別番組が組まれた。
NHKは、久米が現在も萩本、故坂上二郎さんへの敬意を抱き続けていることを知り、出演を要請。
久米はNHKからの出演オファーに「最初、冗談かと思いました。こんなことは2度とないと思います。事故みたいなものです」と驚いている。また、「オンエアを見たら僕の出演シーンが全部カットされているんじゃないかと、半信半疑ですよ」と弱気な発言をしつつ、「民放出身としては、NHKは人的にも予算的にも余裕があるんだな、と思いました。やや嫉妬です」と遠慮がないコメントをした。
久米とNHKの因縁を聞いて萩本は「よく来てくれたね、倍うれしいよ」と、自分に近い方の久米の腕をギュッと握った。また、「“ぴったし カン・カン”の久米さんのテンポが好きだった。みんなが“萩本さん”と呼ぶ中で“欽ちゃん、ダメ!”と突っ込んでくれて快感もあった」と当時の様子を振り返った。

“ぴったし カン・カン”時代を振り返る萩本欽一。
番組では、コント55号のお宝映像をはじめ、萩本と坂上さんの笑いの秘密を、VTRや年表とともに解説しながら足跡をたどりつつ、その魅力を伝えていく。
コント55号の魅力について聞かれた萩本は「やっぱり坂上二郎さんっていうのは偉大だったなぁ」とつぶやいた。
番組はほかにも、萩本が55号のアドリブ満載のコントをタレントや俳優に徹底指導するコーナーがあり、映像に残っていない幻のコントに、小倉久寛、劇団ひとり、風間俊介、前野朋哉らが挑戦する。
熱く指導する萩本を見ていた久米は「若い俳優さんたちを本気で怒っていましたからね(笑)。でも(コントの)打ち合わせはほとんどないのによくみんな頑張りましたよ」とコントに挑戦した4人に感心。さらに、久米は、「考える間を与えないと人間何するかわからない。人間考えるとダメなんですね。思わずやっちゃったことってとっても面白いですよね」と感慨深げに語った。

「コント55号 笑いの祭典」では、コント55号の魅力を萩本欽一と久米宏と共に紹介して行く!!
コント55号

コント55号
【コントについて】
コント55号 - Wikipedia

『ぴったし カン・カン』
【関連記事】
男だけの笑い声でいい。欽ちゃんと坂上二郎がこだわりぬいた番組”コント55号のなんでそうなるの?” - Middle Edge(ミドルエッジ)
萩本欽一さんは素人を育てる天才だった - Middle Edge(ミドルエッジ)
【1983年のテレビ番組】1983年のテレビを彩った番組たち、アニメやバラエティ、ドラマなどを振り返ってみよう。【懐かしいかつての人気番組たち】 (page 2) - Middle Edge(ミドルエッジ)
欽ちゃんバンド、覚えてますか?「欽ちゃんの週刊欽曜日」 - Middle Edge(ミドルエッジ)