学級王ヤマザキ

単行本
全12巻。第1巻のみ『熱血!!コロコロ伝説』(コロコロ30周年記念本)vol.10(最終巻)付録で復刊されています。
ストーリー
ヤマザキ家の跡継ぎヤマザキは、「学級王」になるべく冠町にある冠学園の6年3組に転校しました。彼がクラスメートや教師、おかしなヤマザキ家の家族と共にさまざまな騒動に巻き込んだり巻き込まれたりするギャグ漫画です。1995年9月号から連載されました。

連載初期にはヤマザキによるおかしな行動や状況に拓也たちが巻き込まれるパターンが多かったですが、物語の中期からは排泄物ネタが多用されるようになりました。また、ヤマザキが金儲けを企んだり、他の人物の珍妙な行動に巻き込まれていくという小学生らしからぬパターンが定着していきました。

登場人物
ヤマザキ
主人公。ヤマザキ王国の王子です。冠学園の征服を考えています。頭のてっぺんを王冠に見立てて、三本のとんがりカットにしています。初期の作画は太い眉毛に分厚いたらこ唇と異様に濃い顔でした。

時々普通では考えられないような事業を成功させて金持ちになるが、調子に乗りすぎて最終的に失敗するのがオチ。周りを振り回して迷惑をよくかけるが、自分も他のキャラから理不尽なツッコミや暴力を受けて、流血沙汰になることがよくある。基本的にボケ役だが、家族やワタナベ軍団、苦院エリカ等に対してはツッコミ役に回る事が多い。下ネタとくだらない駄洒落が好きで、挨拶は専ら「オッパイよー(おはよう)」・「パイなら(さいなら)」である。スケベな一面があり、学校の地下にヤマザキ床下王国をつくった際には女子更衣室覗き部屋を用意したほど。

「月刊快便の友」という本を製作していたり、金持ちになった際に王国に様々なバリエーションのトイレを作るほどウンチを重要視しているようで「脱糞王」とも呼ばれる。悪巧みをする時はおっさん眼鏡をかけていることが多かった。

ワタナベ軍団
ヤマザキの家来の動物の軍団。ワタナベがリーダー。すべて人間に使用される4文字の名字で名づけられています。ヤマザキに内緒で慰安旅行に行ったり、会社を興したりもしている知恵者揃い。なぜか、ヤマザキには言葉がわかる。500円という薄給であり、さらに待遇はおおむね劣悪なため、しばしばヤマザキに反乱を起こすがなんだかんだ忠誠心はある模様です。終盤では全員いつの間にか結婚して、子供がいることが明らかになりました。

ワタナベ
茶色の犬、ワタナベ。ブロータイプの眼鏡をかけているのが特徴で、モデルは作者が飼っていた「ロン」と言う柴犬です。アオ(オにアクセント)と鳴く。美人なメス犬の奥さんと自分にそっくりな子供達を持つ父親としての顔を持っています。

ヤマザキがピンチのときに駆けつけるが役には立ちません。また、ヤマザキに扱き使われることが多く、それに嫌気が指すと、ヤマザキに反抗して裏切ったり、酷い目に遭わせることもあります。一度はエリカに改造されて、プー助とドラゴンボール並みの死闘を繰り広げたこともあります。
冠学園小学校(かんむりがくえんしょうがっこう)のみんな

■下部拓也(しもべ たくや)
ヤマザキのクラスの学級委員長。
端整な顔立ちで優等生。基本的に常識人ですが、ヤマザキの変装を見抜けなかったりと少々抜けているところもある。ヤマザキへのツッコミの際は頭部へのエルボー、ピコピコハンマーなどをよく使用している。
■姫野きさき(ひめの きさき)
ヤマザキのクラスの副学級委員長。拓也とは恋仲で、彼のことは「タックン」と呼んでいます。家は大金持ちで、親から一回に貰うお小遣いは鞄に札束が目一杯詰め込まれているほどです。胸に対するセクハラには本気でキレる。
■ブタ田ヒカル(ブタだ ヒカル)
ヤマザキのクラスメイト。ボケキャラです。鼻が豚の鼻のような形状をしていて、とても大きいです。語尾に「ブヒ」が付く。食いしん坊で、食事をするたびに便意に見舞われるというナイスキャラ。

■苦院エリカ(くいん エリカ)
きさきの実家に匹敵する超巨大企業「クイーン商事」の令嬢です。文通でヤマザキと知り合って結婚の約束まで取り付けますが、その容姿は強烈に不細工であり、当然ヤマザキから激しく嫌われてしまいました。口癖は「おけけ」で、怒ると「エリカショーック!」と叫びながら鼻毛を引っ張り、喜ぶと耳毛を引っ張る奇行を。霊感が強く、幽体離脱したヤマザキの姿を見抜いたことがあります。

物語後半で、幼少期のエリカはツインテールの超美少女で、ヤマザキとは幼馴染だったことが判明しました。そして本当は美人であり、父親の命令により不細工なお面をかぶっているだけでしたが、結局輪郭は大きく、控えめながら鼻毛も健在であるため、いずれにせよ幼少期とは程遠かったのです。最終回にはなぜか再び仮面をかぶって登場し、ヤマザキに強烈に拒絶されました。
ヤマザキ語
劇中中盤から登場する挨拶言葉。こどもが喜ぶ、おっぱいを混ぜた言葉です。おっぱいを胸元に持ちながら発言します。おっぱいは挨拶によって替えて、どおやら乳首の色が違うらしいです。アニメでは大人の都合により発言のみとなりました。
オッパイよー(おはよう)
パイなら(さいなら)
ごめんなパイ(ごめんなさい)
まかせなパイ(まかせなさい)
オーパイゴット(オーマイゴッド:読者公募の作品)
じゃんけんパイ(ジャンケンポイ:読者公募の作品)
発明品
おじじ様の発明した品々。くだらないものが多いが、たまに役に立つものもある。

■大人のちん○ライト
懐中電灯と同じ仕組みでライトを当てることによって物体のサイズを大きくしたり小さくしたりできる。原作では「ドラえもんのスモールライトのパクリ」と伏せ字なしで明言されています。その外見は名前とは裏腹に、幼児のものであるが、作者によると少年誌で大人のものを描く訳にはいかないと単行本のあとがきで述べています。
■便器自動車
おじじ様の発明品で最初に出てきたものです。シートが全て洋式便器になっており、風防は和式便器をあしらっています。
■毛いたい電話
頭髪に挟んで固定する電話です。
■ゴキブリパイパイ
オッパイを付けたゴキブリホイホイ。ゴキブリだけでなくエッチな親父も取れます。
■舌じき
牛の舌を引き伸ばして作った下敷き。
念土
作ると念が宿って一人で動くことができる粘土。ここからクーちゃんが誕生した。

アニメ化もされています。
アニメ『学級王ヤマザキ』下ネタと駄洒落が炸裂!個性的な登場人物が多かった! - Middle Edge(ミドルエッジ)
山崎邦正さんの登場ソングにもなっていましたね。
いかがでしたでしょうか?
こんなうんちぐっつもありますよ

きさきちゃんのパンチラ