「こんにちはマイコン」(1982年)
爆発的人気を誇った「ゲームセンターあらし」のキャラクターが、マイコンについて教えてくれる学習マンガ。
マンガだと思って購入して「え?」ってなった人もいることでしょう(笑
「こんにちはマイコン」は当時のコンピューターの歴史や仕組み、PC-6001やMSXを用いたBASICによるプログラミング方法を学んでいく学習マンガでした。
「こんにちはマイコン」
1979年にマイコンを購入した作者が「ゲームセンターあらし」のヒットで仕事が多忙になっていく中でプログラミングにも熱中し、身体を壊します。
そのため妻が母と共謀してマイコンを隠してしまった事から、「マイコンを仕事にすれば、家族も文句が言えない」と思い立って自ら企画書を作成、1982年に出版に至ったそうです。
登場するキャラクター
あらし
さとる
【ゲームセンターあらし】マネしたくても出来なかった必殺技の数々! - Middle Edge(ミドルエッジ)
子供向けとしつつも大人もターゲットに
作者は「子供むけの本のふりだが、大人も買う」と予測。
実際に、本書のアンケート葉書は小学生から中年まで幅広い年齢層から集まり、街中でカバーをかけ本書を読む大人を何人もいたといいます。
すがやみつる作画、当時東京大学名誉教授だった渡辺茂による監修
「こんにちはマイコン」
「学習マンガ」は学研のひみつシリーズでも親しまれていましたよね。
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マイコンで変わる10年後の東京
作中では、マイコンの登場で変わる10年後の未来生活が予測されています。
10年後ということで1992年なのですが、92年時点では未実現だったとしても、2016年時点ではコンピュータの小型化やインターネットの普及などにより実現できているものもけっこうあるんです。
そこで、「未来予測」についてみていきたいと思います。
会社のコンピュータと家にある小型コンピュータを電話線でつなぎ、家にいたまま仕事ができる
これは在宅勤務ですよね。
会社と自宅のコンピュータを繋ぐ、というよりもインターネットの普及によってすでに実現しています。
掃除、炊事、洗濯がみんな自動化
掃除も炊事も洗濯も勝手にやってくれる