Buzzcocks
ピート・シェリー
ピート・シェリーと言っても日本では知らない人が多いのではないかと思います。多いというよりも、むしろ誰も知らないという状態に限りなく近いのではないでしょうか?
ピート・シェリーはバズコックスでボーカル&ギターを担当しています。と言ったところでバズコックスがこれまた知られていませんよね。
曲を聴けば「テレフォン・オペレーター」という曲が携帯電話のCMや番組のテーマソングとして使われていたたけにピート・シェリーの方が日本では認知されているのかもしれません。
日本においてピート・シェリーは「テレフォン・オペレーター」だけが多少なりとも知られているマニアックな、もしくはカルトな存在といってもいいかと思いますが、一部のファンだけのものにしておくには余りに惜しい存在です。
今でも現役で活動を続けているピート・シェリーの歴史を振り返ってみます。
バズコックス
1976年にロンドンでセックス・ピストルズのライブを観て感銘を受けたピート・シェリーがハワード・ディヴォートと一緒につくったバンドがバズコックスです。
先ず2人は地元マンチェスターでセックス・ピストルズのライヴを企画し開催しています。当時の観客はわずか42人だったそうですが、その中にはニュー・オーダーを後に結成することになるバーナード・サムナーとピーター・フックやザ・スミス結成前のモリッシーがいたというから驚きです。
翌月に行われた2回目のセックス・ピストルズのマンチェスターでのライブには、前座をバズコックスが務めています。
これらのイベントは当時のマンチェスターの音楽シーンを活性化させたと言われています。
1978年にファースト・アルバム「Another Music in a Different Kitchen」を発売。同年に発売されたシングル「What Do I Get 」は全英37位、「I Don't Mind 」は55位となっています。
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Homosapien
1981年、バズコックスは解散し、同年、ピート・シェリーはバズコックスのプロデュースもしていたマーティン・ラシェントとほぼ2人でアルバム「ホモサピエン」を作成しています。
収録曲は全てピート・シェリー作成しており、ベースにマガジンのバリー・アダムソンとドラムで元カーヴァド・エアーのジム・ラッセルが何曲かに参加しているようです。
ホモサピエン
ピート・シェリーがテクノへ変貌した’81年のソロ・アルバム | イケそでイケないオヤジの独りゴト | 青森県弘前市鍛冶町 酔喰遊処 音食(トーン)| 80's Bar
「ホモサピエン」と「アイ・ドント・ノウ・ホワット・イット・イズ」がシングル・カットされています。
Xl1
1983年発売のセカンド・アルバムです。ピート・シェリーの代表曲「テレフォン・オペレーター」を収録しているということだけでも価値のある1枚です。
それにしても「テレフォン・オペレーター」はいつ聴いてもカッコいいですね。
コンピューターワールド