世紀の芦毛対決と言われたオグリキャップとの初対戦。葦毛のライバルのタマモクロスに惜敗するオグリキャップの1988年天皇賞秋
「1988年白い秋」葦毛同士の宿命の対決!オグリキャップとタマモクロスの激しい叩き合い
1988年10月30日
第98回天皇賞・秋(GI) 東京 芝2000m・良
第98回天皇賞・秋(GI)レース結果
[6] 9 タマモクロス 牡5 58南井克巳 1.58.8
[1] 1 オグリキャップ 牡4 56河内 洋 1.1/4
[8] 12 レジェンドテイオー
昭和最後の名勝負!宿敵タマモクロスにリベンジを果たした第33回有馬記念
年が明けた1989年1月7日、昭和天皇が崩御したため、この第33回有馬記念が“昭和最後のGI競走”となった。このことからオグリキャップ、タマモクロス、サッカーボーイ、スーパークリークが唯一対戦したこのレースは中央競馬“昭和最後の名勝負”と語られるようになった。
「オグリキャップのベストバトル」また「1989年のベストマッチ」ともいわれる第40回毎日王冠。史上初の毎日王冠連覇
平成三強(へいせいさんきょう)の時代。平成初頭に中央競馬で活躍した3頭のサラブレッド競走馬(オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン)は平成三強と呼ばれた。
オグリの南井騎手、イナリワンの柴田政人騎手は前哨戦とはいえ、負けることが許されず、お互いの馬、自身のプライドをかけてのゴール前のたたき合い。
堺アナの実況もすばらしい。「3頭並んだ! そして2頭になった!」
「奇跡の復活」「感動のラストラン」と言われる第35回有馬記念
タマモクロス、オグリキャップ、メジロマックイーン世はまさに空前の芦毛ブーム。
日刊競馬の出走表:1990年12月23日第35回有馬記念
1990年12月23日
第35回有馬記念(GI)レース結果
中山 芝2500m・良
[4] 8 オグリキャップ 牡6 56武 豊 2.34.2
[3] 5 メジロライアン 牡4 55横山典弘 3/4
[7] 13 ホワイトストーン 牡4 55柴田政人 クビ
大川慶次のレース分析
大川慶次郎は、有馬記念はレースの流れが非常に遅く推移し、優勝タイムが同じ日に同じ条件(芝2500m)で行われた条件戦よりも遅い「お粗末な内容」であったとし、多くの出走馬が折り合いを欠く中、オグリキャップはキャリアが豊富であったためにどんな展開でもこなせたことをオグリキャップの勝因に挙げている。