作品紹介
五社英雄監督作品。1989年公開。
昭和11年2月26日に起きた、日本最後のクーデター事件を元に描いた大作。
若い俳優から熟練俳優まで、オールキャスト的な豪華な出演陣となっています。
単なる軍国主義を描いたのではなく、クーデターを起こした将校たちの家族愛・人間愛にスポットをあてた、ヒューマニズム的な素晴らしい作品となっております。
【あらすじ】
解説・あらすじ - 226 - 作品 - Yahoo!映画
キャスト
三浦友和
萩原健一
本木雅弘
名取裕子
南果歩
安田成美
このほかにも、八千草薫、賀来千香子、勝野洋、佐野史郎、芦田伸介、丹波哲郎、仲代達也等々、まだまだたくさんの有名俳優陣が出演している、超豪華キャストとなっています。
大雪の中に、彼らはいた。
皇道派と呼ばれる軍人たちの決起が始まった
その日、東京は30年ぶりに大雪が降り、帝都の街並は白く、静けさに包まれていた。 深夜、深々と降り続く雪の中を黙々と行軍する姿は何も知らない都民には演習か討ち入る四十七士のようにも見えただろうか。
http://minkara.carview.co.jp/userid/203735/blog/32470326/Empire of the Sun 12 「太陽の帝国」 兵に告ぐ 二・二六事件|Strange Days|ブログ|Mikkola|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)
先頭に立つ青年将校の胸中は、追従する下士官兵達は何を思い暗路を進んだのか。
http://minkara.carview.co.jp/userid/203735/blog/32470326/Empire of the Sun 12 「太陽の帝国」 兵に告ぐ 二・二六事件|Strange Days|ブログ|Mikkola|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)
警視庁占拠
牧野・前内大臣襲撃
首相官邸襲撃
鈴木侍従長襲撃
このほか、陸軍省、内務大臣官邸、陸軍大臣官邸、新聞社等を襲撃し、高橋是清大蔵大臣、斎藤実内大臣、渡辺錠太郎陸軍大将が死亡。
陸軍青年将校によるクーデターが実行されたのでした。
26日早朝から決起した部隊は、数時間のうちに占拠・襲撃を実行し、山王ホテル(現山王パークタワー・永田町)等を宿舎としました。決起将校の誰もが成功するものと考えていたようですが、事態は思いもよらぬ展開をしていきます。
翌27日には奉勅命令(天皇自らのご命令)が下され、部隊は「反乱軍」となってしまいます。
そして、29日の朝を迎えます。
鎮圧、そして収束へ
「兵(つわもの)どもが夢のあと」「三日天下」と揶揄された事件ですが、青年将校たちだけでこれほどの大事件を起こせたでしょうか。
様々な憶測を呼びながらも、この事件の後、軍部が強硬的になり満州、そして太平洋戦争へと突き進んでいったのは事実です。
映画の終盤に決起部隊の家族たちの回想シーンがありますが、痛ましい事件ながらも、人の愛情の尊さを感じさせてくれています。
本編をぜひご覧ください。
二・二六事件とは
29日午前5時10分に討伐命令、午前8時30分には攻撃開始命令が下され、戒厳司令部は近隣住民を避難させ、反乱部隊の襲撃に備え、NHK東京中央放送局を憲兵隊で固めた。
http://minkara.carview.co.jp/userid/203735/blog/32470326/Empire of the Sun 12 「太陽の帝国」 兵に告ぐ 二・二六事件|Strange Days|ブログ|Mikkola|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)
堀丈夫 第一師団長を始めとする連隊の上官達が涙を流して説得に当たり、反乱部隊の下士官兵は午後14時までに原隊に復帰する。
http://minkara.carview.co.jp/userid/203735/blog/32470326/Empire of the Sun 12 「太陽の帝国」 兵に告ぐ 二・二六事件|Strange Days|ブログ|Mikkola|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)
首相官邸、警視庁、新聞社等を何も知らずに襲撃・占拠したにもかかわらず、中には演習だと思っていた軍人もいたそうです。
この事件に参加したほとんどの軍人は、その後、満州の最前線に送られ、その多くが戦死したと伝えられています。