作品紹介
1976年公開。
社会派作家・山崎豊子原作の映画化。
大戦後、シベリア抑留という想像を絶する過酷な経験をした将校が主人公。
帰国後の商社入社に始まり、政財界の癒着(汚職)、アメリカの航空機メーカーをめぐるライバル会社との汚職事件等をシリアスに、そして鋭角に描いた大作。
俳優陣もオールキャストで豪華なメンバーが出演しています。
原作が連載中(サンデー毎日)だったことから、航空機事件までを描いていますが、それでも上映時間180分という長編映画となっています。
(原作では、このあと自動車、石油発掘等に関する描写が続きます)

【あらすじ】
解説・あらすじ - 不毛地帯 - 作品 - Yahoo!映画
【予告】
キャスティングと関連シーン
敗戦の将

晴れて帰国し、数年経ったころ、壱岐の運命の歯車が動き出します。
商社へのスカウト、嫌っていた軍事に関する仕事、政財界との関係。
意に反しながらも、歩み始めざるを得ない壱岐でした。
商社へ



戦友にして親友


川又の天敵
防衛庁の予算と人事を握る貝塚官房長は川又空将補を空将に昇格させて、西部航空方面隊に追い出す計画だった。
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社内のライバル

ライバル会社の雄
映画 不毛地帯 ★★☆☆☆ - pole_poleのブログ


目には目を
東京商事の政界との癒着打開のため、近畿商事は壱岐と面識のある大物政治家にアクションを起こします。相手は久松経済企画庁長官。
そして、幹事長、政調会長をも味方につけ、盤石の布陣としていくのでした。


妻と娘


家族の思い


熱き友情
お互いがお互いを思い、目に見えぬ熱き友情を感じるシーンです。


友よさらば

組織としては勝利しながらも、かけがえのない友人を失い虚無感に覆われる主人公。
このあと壱岐は会社を去る決断をするのでした。
3時間というロングシネマではありますが、権力と金を赤裸々に描いた本作は一見の価値ありです。ぜひ本編をご覧ください。
あとがきレビュー
後半も映画化が企画されていたらしいんですが、 山本監督がすい臓がんになってしまって、 実現されなかったんだとか。 仕方ないですね。。。
http://pole-pole.hatenablog.com/entry/2014/06/09/185510映画 不毛地帯 ★★☆☆☆ - pole_poleのブログ
【News】1/11−1/26『追悼 小説家・山崎豊子』@川崎市民ミュージアム | neoneo web