「T-BOLAN」が再々結成！リハビリ中のベース上野のために一夜限りのライブが開催決定！！

2014年4月に活動休止した4人組バンド「T-BOLAN」が、昨年3月にくも膜下出血で倒れ、リハビリを続けているベースの上野博文（51）のために、大晦日、豊洲PITでカウントダウンライブを開催することが明らかになった。

ボーカルの森友嵐士（50）は、「ミュージシャンにとって生きがいとしてステージは大きな存在。上野のリハビリへの何よりの力になれば」と当初はライブの開催予定はなかったが、上野の励みとになるよう、一日限定でバンドを再々結成するという。

2015年、上野は自宅で発見された際、クモ膜下出血で倒れ、意識不明の状態だった。頭蓋骨の一部を切除する手術を行い、3週間、集中治療室に入った。長い期間寝たきりの状態の中、意識を取り戻すが高次脳機能障害を発症。
リハビリ期間中に結婚した妻ら家族の献身的な手厚い看護によって、今年1月には奇跡的な回復を遂げ、歩行可能に。
上野は退院し、7月からスタジオに入って指を動かし、今月に入って一人で電話もできるようになったという。

森友は「50%以上弾ける曲もあるけど、まだ完璧なわけではない。絶対に無理をさせてはいけない」とした上で、「上野は『ライブをやりたい！』と意欲をみせているという。

「何より生きる目的に向かって、最後の奇跡を引き寄せるために」上野の挑戦がはじまっている。
どれだけのパフォーマンスを見せられるかは未知数だが、メンバーは完全復活を願っている。
バンドの公式サイト内では、上野に対する応援メッセージフォームが立ち上げられている。

「置き去りにするしかなかったステージに4人でもう一度立とう。だからこそT-BOLANにとって意味のある場所でそのライブを共有したかった。始まりの場所と、あの日時を止めた2つの場所でT-BOLANとして今この2カ所にたどり着きます。」と、2014年3月8日 大阪・オリックス劇場、3月21日 東京･渋谷公会堂のT-BOLAN復活ライブ直前に、ヴォーカルの森友嵐士はこう語り、19年ぶりの単独ライブを行う。
しかし、同年4月26日の追加公演を持って、T-BOLANは再び活動休止に。「何かある時まで、T-BOLANが活動することはない…。」と言い残し、4人はバンド活動にピリオドを打った。