スタジオジブリ作品のヒロイン(20作品)

スタジオジブリ作品のヒロイン(20作品)

ジブリ作品の主人公の多くは女性であり、それぞれが個性的で魅力的なヒロインです。ジブリ作品を彩る魅力あふれるヒロインたちを振り返ってみましょう。


梅雨の季節となったある夜、サツキとメイが森にあるバス停で父の帰りを待っていると、そこにトトロがやって来る。

サツキがトトロに傘を貸してやると、トトロはお礼に木の実を渡し、バスの姿をしたネコ(ネコバス)に乗って行ってしまう。

二人は木の実を庭にまいたが、なかなか芽が出ない。すると二人はトトロの夢をみる。夢の中で木の実は巨木へと育ち、二人はトトロと共に空を飛ぶ。目が覚めると巨木は消えていたが、かわりに小さな芽が生えていた。それを見た二人は、夢だけど夢ではなかったと大喜びする。

サツキとメイが森にあるバス停で父の帰りを待っていると、そこにトトロがやって来る。サツキがトトロに傘を貸してやる。

夏となったある日に、二人がトウモロコシを収穫していると、病院から突然の連絡が入る。母が体調を崩してしまい退院が延びるというのだ。不安になったサツキは母が死ぬかもしれないと泣き出し、それを見たメイは1人で病院に向ってしまう。村中でメイを探すが見つからない。途方にくれたサツキがトトロに助けを求めると、トトロがネコバスを呼んでくれる。サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷っていたメイを見つける。メイは母にトウモロコシを持って行きたかったという。

ネコバスは二人を病院に連れて行く。そこには元気そうに父と話す母の姿があり、それを見た二人は安心する。母が二人の気配に気づくと、そこにはメイが持ってきたトウモロコシが置かれていた。

サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷っていたメイを見つける。ネコバスはサツキとメイを母が入院する病院に連れて行く。

節子 『火垂るの墓』(ほたるのはか)(1988年)

『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、野坂昭如の短編小説。野坂自身の戦争原体験を題材した作品である。兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、戦火の下、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わずに栄養失調で悲劇的な死を迎えていく姿を描いた物語。愛情と無情が交錯する中、蛍のように儚く消えた二つの命の悲しみと鎮魂を、独特の文体と世界観で表現している。

同名のアニメ映画『火垂るの墓』(英題:Grave of the Fireflies)が、新潮社の製作で1988年(昭和63年)4月16日から東宝系で公開された。制作はスタジオジブリ、監督・脚本は高畑勲。挿入歌としてアメリータ・ガリ=クルチの「埴生の宿(原題:Home, Sweet Home)」が使われた。

原作同様に清太の死が冒頭で描かれ、幽霊になった清太の「僕は死んだ」というナレーションから始まってカットバックしていき、神戸大空襲から清太が死地となる駅構内へ赴くまで原作の構成をほぼ忠実になぞっているが、後半部分の演出、特に節子の死のシーンの描写(原作では清太が池で泳いでいる間に死んでいる)や、ラストで清太が去って行った後の山から見える景色が現代の神戸の街のシルエットに繋がる構成などはアニメオリジナルである。

『火垂るの墓』

節子
声 - 白石綾乃
4歳。清太の妹。母の言葉や着物のことを覚えている。清太から母が亡くなったことは聞かされず、病院に入院していると誤魔化されていたが、中盤で、実は叔母から母が既に亡くなったことを聞き、知っていたことが判明する。

栄養失調のため体に汗疹や疥癬ができ、髪には虱がついていた。その影響で徐々に目も虚ろになり焦点もあっておらず、死の直前は清太の言葉もほとんど通じていなかった。

この際、おはじきをドロップと思って舐めたり、石を御飯だと勘違いするほど思考力が落ちていた。スイカを食べた後、目を覚ます事はなく遺体は清太によって大事にしていた人形、財布等と共に荼毘にふされ、遺骨はドロップの缶に納められた。

ドロップが好きで全てなめ終わり、衰弱し何を食べたいかを聞かれ最後に「またドロップ舐めたい」と語っていたが叶うことはなかった。アニメ絵本で清太は節子を荼毘に付す直前、「もう一度ドロップ舐めさせてあげたかった」と述壊している。モデルは、戦時中に栄養失調で亡くなった原作者の妹である。

節子 『火垂るの墓』(ほたるのはか)(1988年)

清太
声 - 辰巳努
主人公。14歳(中学3年〔旧制〕)。劇中で、通っていた神戸市立中〔旧制〕は空襲で全焼したことが清太により言及。家も焼け出され、母も死去し、幼い妹・節子と共に西宮の親戚の家に行くが、叔母と折り合いが悪くなり自由を求めて節子と共にその家を出る。衰弱する節子に食べ物を与えるため必死になるが、栄養失調で節子を失い、清太自身も三宮駅構内で衰弱死した。同時に節子の遺骨が入ったドロップの缶は駅員に放り投げ出されていった。

清太は衰弱する節子に食べ物を与えるため必死になるが、栄養失調で節子を失い、清太自身も三宮駅構内で衰弱死した。

キキ 『魔女の宅急便』(1989年)

『魔女の宅急便』(まじょのたっきゅうびん、英題:Kiki's Delivery Service)は日本で1989年にスタジオジブリで制作された長編アニメーション映画作品である。監督は宮崎駿。宮崎が監督を務めたスタジオジブリの長編映画としては初の、他者の原作による作品であり、宮崎が『ハウルの動く城』の監督に就くまで15年間にわたって唯一の作品であった。主題歌には荒井由実の楽曲が採用された。

アニメ版では、原作に見られた童話ならではのファンタジー性は抑えられ、作中における魔法はあくまで「個人の特技の一種」という位置づけで描かれている。「田舎から都会へ上京してきた少女が特技を活かして独り立ちしていく」という点を強調して前面に押し出しており、その中で思春期を迎えた少女の感情の機微を描写していく現実味漂う作風となっている。

『魔女の宅急便』(1989年)

キキ
13歳になり魔女の掟である独り立ちの日を迎えた活発な女の子。飛ぶことだけが魔女としての唯一の取り柄。

おソノの店で「魔女の宅急便」を開業し、様々な経験を通じて成長していく。原作ではロングヘアーであったが、こちらはショートヘアーで、原作よりも快活さやオテンバな一面が強調されている。

キキのモデルとして宮崎がヒントを得たのは、当時ちょうど13歳だった鈴木の娘とされている。また、キキの髪型については当初原作のイメージを重視しロングヘアーであったが作画が難しいという事で様々な髪型が試され、最終的にはショートヘアーとなった(初期イメージボード等では髪を2つに分けていたり、三つ編み等もあったほか金髪もあった)。

赤い大きなリボンについて、後年に鈴木が製作当時、宮崎と共に「思春期」というイメージに迷っていた最も初期にとある喫茶店で宮崎が手近にあった紙ナプキンに大きなリボンを描き、「これだ!」と形のない思春期を具体化したところからすべてが始まったと語っている。

キキ

キキの相棒の黒猫の「ジジ」
ちょっぴり生意気な性格。喋れる猫というわけではなく、キキが魔法の力でジジと会話をしている。

原作によると、魔女の家に女の子が生まれると同じ月日に生まれた猫を探し、大切なパートナーとして共に育てるという風習がある。

映画版では後半からキキの魔法の力が弱まって会話が不可能になる(原作では最後まで可能)映画版終盤では鳴き声で話すジジにキキが微笑みで返す描写がされているが、明確に会話ができるようになったのかどうかはハッキリしていない。

とあるのどかな田舎町に住むキキは、魔女の血を受け継ぐ13歳の女の子。古くからのしきたりに従って旅立ち、海の向こうの町コリコにたどり着く。

キキは、おソノさんの好意でパン屋の2階に居候し、空飛ぶ魔法を活かして『魔女の宅急便』を開業する。

そんなある日。キキは突如、魔法の力を失い、飼い猫のジジとも会話を交わすことができなくなってしまう。魔女の証である魔法の力、唯一のとりえである空を飛ぶ能力を失い途方に暮れる中、かつて森の中で出会った絵描きの女性ウルスラと再会したキキは、少しずつ元気を取り戻していく。

ある日、キキは突如、魔法の力を失う。

そんな時、飛行船『自由の冒険号』の航海開始の生中継を放映していたテレビで、トンボが暴風に煽られて吹き飛ばされた飛行船のロープにしがみついたまま空中にさらわれてしまったところを目撃したキキは、無我夢中で現場へと急行する。

現場の近くにいた掃除夫のデッキブラシを借り受け、必死の思いで魔法の力を奮い起こし、キキはついに再び大空へと飛び出した。しかし、戻ったばかりの魔法の力と乗りなれないデッキブラシに翻弄されて思うようにトンボに近づくことができず、ついにトンボがロープから手を離してしまう。後を追うようにキキはデッキブラシに乗ったまま急降下し、見事トンボをキャッチして救出することに成功した。

キキは、デッキブラシで飛び、トンボをキャッチして救出する

再び魔法の力を取り戻したキキは街の人たちともすっかり打ち解け、今日も元気にコリコの街を飛び回りながら、宅配業に精を出すのだった。

岡島タエ子  『おもひでぽろぽろ』(1991年)

『おもひでぽろぽろ』(英題: Only Yesterday)は、岡本螢・刀根夕子の漫画および、それを原作としたスタジオジブリ制作の劇場アニメ作品。

1982年の夏。27歳になるOL岡島タエ子は、勤務先で休暇を取得。姉、ナナ子の夫の親類の家に2度目の滞在をさせて貰う事になった。

タエ子は、山形へ向かう寝台特急「あけぼの3号」の車中で、田舎が無いことで寂しい思いをした小学5年生の自分を思い出す。その後、滞在先の家の息子、トシオや農家の人々と交流するうちに次々と幼いころのおもいでがよみがえる。

淡い初恋の記憶、分数の割り算、パイナップルの味、たった一度だけお父さんに殴られたこと、同級生の「あべくん」―――。そんな中でタエ子は農家の人々の暮らしに強い魅力を感じるようになり、少しずつトシオにも惹かれ始めていた。

タエ子の心境を見抜いたトシオの祖母は、トシオとの結婚を思わせる発言をするが、タエ子は自分の本当の気持ちを言うことができない。そのまま東京に帰ってしまおうと列車に乗ったタエ子だったが、車中で今までの人生の記憶があふれる中で、トシオともっと話がしたいと思ったタエ子は、途中で列車を降り、トシオの元へと戻っていく。精神的に自立し始めたタエ子を小学5年生のタエ子とその同級生たちの面影がしずかに見守るのであった。

27歳のタエ子は、山形に行くにあたって、10歳の頃の自分を思い出す・・・

タエ子は、山形へ向かう寝台特急「あけぼの3号」の車中で、田舎が無いことで寂しい思いをした小学5年生の自分を思い出す。

淡い初恋の記憶、分数の割り算、パイナップルの味、たった一度だけお父さんに殴られたこと、同級生の「あべくん」―――。

10歳の頃のタエ子と家族の風景

岡島タエ子(小5時代)
声 - 本名陽子
1966年当時のタエ子。岡島家の三女として育った。作文は上手だが、算数(特に分数の割り算の計算)が苦手。ごく普通の明るい女の子だが、やや意固地で我侭な一面も持っており、次姉のヤエ子とは反発し合うことが多い。

小5時代(10歳頃)の岡島タエ子

よそ行きの服を着て家族とおでかけ・・・楽しいはずの日が・・・

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