工藤静香が愛人役で出演!「ゆずれない夜」主題歌は自身が歌う【激情】

工藤静香が愛人役で出演!「ゆずれない夜」主題歌は自身が歌う【激情】

工藤静香さんが女優さんとして活躍していたのは、1980年~90年代。1986年にフジテレビで放送された、賀来千香子さん主演の「ゆずれない夜」では、愛人役を演じています。また、このドラマの主題歌も歌っています。工藤静香さんが過去に出演していたドラマをまとめてみました。


ゆずれない夜とは

料亭に嫁いだ通子は、先代の女将から「家庭を守るのが仕事」だと言われ、17年間主婦として過ごしてきました。しかしある日突然彼女の元に、夫の愛人・多衣が現れ離婚を切り出されます。夫との離婚を条件に通子は女将になりますが、多額の負債を抱えていた店は倒産してしまうのです。夫の愛人との駆け引きを通して、女性としてどんどん強くなっていく姿を描いた作品。女性同士の感情が入り乱れた大人のドラマです。

原作は連城三紀彦の「隠れ菊」

「ゆずれない夜」の原作は、連城三紀彦さんの「隠れ菊」です。

主なキャスト

立石通子(賀来千香子) 

上島通子
17年間平凡で幸せ日々を送る主婦
夫に愛人がいたことがわかり、突然訪ねてきた愛人から夫の名前が書かれた離婚届けを見せられます。離婚を条件に愛人からお金を借りて、夫を板前として雇い、料亭「名月」の女将になります。

上島旬平(神田正輝)

上島旬平(通子の夫)
料亭「名月」の板長
多衣と不倫関係の末、通子と離婚。
料亭を継いだ通子の元で板長として働くことに。

矢場耕一(松岡昌宏)

矢場耕一
料亭「名月」の板前
多衣に想いを寄せている役でした。

笠井芯太郎(中谷彰宏)

笠井芯太郎(笠井建業・二代目社長)
通子の兄の友人
通子を陰ながら応援しています。

工藤静香が愛人役

工藤静香さんが演じていた役は、金沢の酒蔵「笹流酒造」の社長・矢萩多衣。不倫関係の続けていましたが、先代の女将の死をきっかけに、妻の元に乗り込みます。元妻との間で、女のバトルを繰り広げるのです。元妻が優位に立ったり、愛人が優位に立ったり、毎回ドロドロの駆け引きが展開されていました。工藤静香さんとしては、こういう役は初めてだったのではないでしょうか。

主題歌は工藤静香が歌う「激情」

1996年11月7日にリリースされた「激情」は、ドラマ「ゆずれない夜」の主題歌でした。作詞は中島みゆきさん。今まで、工藤静香さんに提供していた曲は、すべて作詞のみでしたが、この曲で初めて作曲も手掛けます。私はこの曲が好きで、あの頃よくカラオケでも歌っていました。工藤静香さんが歌う中島みゆきさんの曲は良い曲が多いですよね。

松岡昌宏が語るドラマ「ゆずれない夜」

松岡昌宏さんは、2007年12月8日放送「TOKIOナイトCLUB MABO」というラジオ番組で、このドラマはすごく好きだったと語っています。ドラマが終わってからも、共演の神田正輝さんの食事に連れて行ってもらい、色んな話をしたそうです。交流があった頃、「松は変わんねぇなー」と言われたとか。あれから、9年くらい経ちますが、今でも交流はあるのでしょうか。

「隠れ菊」の意味とは

「隠れ菊」の意味を調べた人がいて、その人によると、「喪服用の帯の裏に鮮やかに刺繍されている菊の花」にちなんでいるそうです。「喪服用の帯の裏」しかも「鮮やかに刺繍されている」なんて、何かとても意味深ですよね。

初回と最終回は拡大版

このドラマの放送時間は火曜日の22時からでした。初回と最終回は22:20~ 23:24の繰り下げ拡大版を放送しています。繰り下げて放送したということは、野球が延長にでもなったのでしょうか。よくあることですが。

第9話は1時間繰り下げて放送

第9話は、1時間繰り下げて23時から放送されました。このときの理由はハッキリしています。なぜなら、「1996 FNS歌謡祭」があったからなのです。

観月ありさ主演でドラマ化

「ゆずれない夜」から時を経て、2016年9月タイトルを原作「隠れ菊」として、観月ありささん主演で放送されています。愛人・矢萩多衣に緒川たまきさん、夫・上島旬平は前川泰之さんです。今までの観月ありささんのイメージとは随分かけ離れた役だと思うのですが。新しい役に挑戦して、女優さんとしての幅を広げているのでしょうか。

「ゆずれない夜」のドラマに関してはあまり情報がないので、主要人物の設定などは「隠れ菊」を参考にしました。好きなドラマで見ていて、ビデオにも録画し何度も見ていたのですが、もうビデオは見れないし、どんなドラマだったのかは、ふんわりとしか覚えていません。

工藤静香ドラマ作品

歌手のイメージが強い工藤静香さんですが、1984年~1999年にかけて、約20本のドラマに出演していました。その中から、いくつかご紹介します。

中卒・東大一直線 もう高校はいらない!

工藤静香さんのデビュー作です。
中学校の管理教育に失望して、実子を高校に通わせず、大学入学資格検定合格後の大学入学を勧めた磯村懋の手記を元にしたストーリーだそうです。
主演は菅原文太さんでした。
ドラマでは「磯村」ではなく「磯田」に変更されています。

君の瞳をタイホする!

陣内孝則さん、柳葉敏郎さん、三上博史さんが出演した警視庁・道玄坂警察署・刑事課に勤務する刑事を中心としたラブコメディ。
トレンディードラマの走りです。
刑事ドラマなのに、事件を追っているのではなく、女性を追っているという、刑事ドラマらしからぬドラマです。
工藤静香さんは「筒井静香」という役でした。
浅野ゆう子さんがシングルマザーを演じ、三田寛子さんや石野真子さんも出演していました。

熱っぽいの!

南野陽子さん主演。病院の一人娘である主人公が親の勧める縁談に反発し、身分を偽って違う病院で働くホームコメディー。
工藤静香さんは、夜間の看護学校に通う東北出身の見習い看護婦・森 雪子という役でした。

君が嘘をついた

脚本家・野島伸司さんの連続ドラマデビュー作品です。
同じ大学出身のヨット仲間で「弁護士」だと嘘をついてパーティーに参加した日高涼(三上博史)、山下克巳(大江千里)、戸田輝也(布施博)と「横浜のお嬢様」だと嘘をついているイベントコンパニオンの渡辺亜紀子(麻生祐未)、坂本恵美(鈴木保奈美)、中村美佐(井上彩名)ラブストーリー。工藤静香さんは、丹羽 加奈子という役でした。

世界で一番君が好き!

恋人に振られたOL(向井華・浅野温子)と、帰りの新幹線の中で大喧嘩したサラリーマン(山村公次・三上博史)が、いつからか互いを意識し始めるというラブストーリーです。工藤静香さんは、杉本ちひろ という役でした。このドラマは、2013年1月7日(月)22時よりBSフジで再放送されました。

あの日に帰りたい

姉の千夜子(菊池桃子)と妹の一夜子(工藤静香)が同じ男性を好きになってしまうというストーリーです。父親役は大林宣彦監督でした。劇中に登場する千夜子・一夜子姉妹の成長を綴ったフィルムは、実際に大林宣彦監督撮り下ろした物だそうです。オープニングこのドラマの主題歌は工藤静香さんの「慟哭」です。菊池桃子さんと工藤静香さんの、とても可愛らしい貴重なNGシーンをご覧ください。

サイコメトラーEIJI2

サイコメトリー能力を持った少年・明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していくというミステリードラマ。
主演は松岡昌宏さん。
工藤静香さんは、警視庁の女性刑事・志摩亮子役でした。工藤静香さんが刑事役とは意外ですね。

まとめ

いかがでしたか。
工藤静香さんは、なぜか1999年以降ドラマには出演していません。今振り返ると、ファンの人にとっては貴重なものだったのではないでしょうか。

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