『NARUTO -ナルト-』の犯罪組織「暁」のメンバー

『NARUTO -ナルト-』の犯罪組織「暁」のメンバー

『NARUTO』に登場する犯罪組織である「暁」の個性的なメンバーを振り返ってみましょう。うちはマダラとトビ(うちはオビト)でさえも、完全にかませ犬であり、真の黒幕が「カグヤ」や「黒ゼツ」であったのは予想できませんでしたね。


『NARUTO -ナルト-』の犯罪組織「暁」(あかつき)

元々はメンバー10人で構成されていたが、第一部開始の10年前に大蛇丸が脱退し、更に一尾封印の直後にサソリ、木ノ葉隠れ襲撃の際に飛段と角都、うちはサスケとの交戦でデイダラとイタチがそれぞれ死亡、ペインによる木ノ葉襲撃の際にペイン(長門)が死亡し、彼の側近であった小南も脱退(後にトビによって粛清)、更に第四次忍界大戦の前に鬼鮫も死亡した。

サソリ死亡の直後にはトビが後釜となった以外にメンバーの補充はされていないが、「木ノ葉隠れの里を潰す」という目的の一致によりうちはサスケ率いる「鷹」と一時的に組む(後に離散した末、第四次忍界大戦で連合側に参戦)。

また、薬師カブトの禁術「口寄せ・穢土転生」によりサソリ、デイダラ、角都、イタチ、長門が蘇生され、第四次忍界大戦に投入されたが、イタチ以外の全員が敗北した末、穢土転生の制御を逃れ離反したイタチにより他の穢土転生体も含めて昇天させられた。これにより、組織としての「暁」は自然消滅している。

表向きのリーダーとなっていたペイン(長門)の掲げていた目的は「全ての尾獣を手中に収め、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにする」といったものだった。

しかし実際の最終目的は、本来の黒幕であるトビ(うちはオビト)とうちはマダラの二人による「月の目計画」により世界中の人々全てを幻術にかけ、争いのない世界を実現することだった。目的の成就のためには尾獣のチャクラが不可欠であるため、メンバー1人につき1体尾獣捕獲のノルマが課せられており、それぞれが各国で尾獣や人柱力を狩っていた。

各国が警戒するほどの犯罪組織の「暁」(あかつき)

元々暁は雨隠れの弥彦が結成した現在とは全く間逆の非暴力的手段で和平を結ぶ事を訴えかける穏健派の組織であった。

暁を最初に設立したメンバー:左から長門、小南、弥彦

当時の雨隠れの長半蔵の裏切りによりリーダーの弥彦が死亡、後任となったリーダー長門(後のペイン)がトビと手を結んだ事により現在の武力を行使する過激派集団になり果ててしまった。 

さらにそうなる事もうちはマダラ(本物)の計画の内で、あらかじめ長門の目に自分の輪廻眼を移植しタイミングを見計らって輪廻転生で現世に甦るつもりでいた。

雨隠れの弥彦が結成した穏健派の組織「暁」

尾獣狩りで捕らえた人柱力から、暁のメンバー全員で尾獣を抜き取り外道魔像に封印する

暁のメンバー全員で人柱力から尾獣を抜き取り外道魔像に封印する

我愛羅(があら)から一尾(守鶴)を引き抜き、外道魔像に封印している。

(表向きの)暁のリーダー「ペイン」 ペインとは「長門」(ナガト)が操作している死体を改造した操り人形。

長門(ナガト)は暁のリーダー格。雨隠れの里の所属で、半蔵亡き後の同里の支配者の地位にある。35歳。身。9月19。血液型A型。

少し長めの赤髪で右目を隠している。三大瞳術の一つである輪廻眼を持つ忍。額当てに傷を入れているものの、抜け忍とはされていない。何らかの発表は全て代役である小南によって行われ、公には姿を現すことがなく、一部の忍には神のように崇められている。

「ペイン」と呼ばれている人物は全て死体を改造した操り人形であり、里のどこかにいる長門がチャクラで操作している。そのためペインは顔中、或いは体中の至る所に高周波チャクラを受ける復調装置(いわゆるチャクラの受信機)をピアスのように刺している。

暁のリーダーとして姿を見せるペイン(このペインの正体は長門が操るペイン六道の天道)

まだ暁のメンバーがシルエットだけで、正体不明の謎の存在として描かれていた時のペイン。

長門の輪廻眼による秘術「ペイン六道」で「山椒魚の半蔵」を倒す。

謎の存在のペインは雨隠れの長「山椒魚の半蔵」も倒していた。

自来也先生が暁のリーダー・謎の存在「ペイン」と戦う

ペイン「弥彦・・・ああ、いたなそんなヤツも。とっくに死んだよそんな奴」

自来也「一体何があった?昔のお前は・・・・」

ペイン「何も・・・ただ戦いたいだけだ。ここでは人が死にすぎる。それらの痛みがオレを成長させた。先生・・・アナタはまだ人でしかない。だがオレは無限に続く痛みの中で人からさらに成長したのだ。そう・・・人から・・・神へとな」

ペイン「そうか・・・自来也先生か・・・懐かしい」

ペインは輪廻眼を持っているカメレオン風の動物を口寄せする。透明になって消える。

二大仙蝦蟇の一人でフカサクの妻「シマ」の生体探知で、見えなくなっているカメレオンを発見する

口寄せされた動物が攻撃された場合、頭部が増殖し、その数だけ複数の個体として分裂する。

増幅口寄せの術。殴ると頭が増える犬の口寄せ。このペインは口寄せ攻撃しかしてこない。

輪廻眼を持つ別の「ペイン」を2体口寄せする。

この3体のペインは視界が共有されているようである。

輪廻眼を持つ「ペイン」がなんと3体もいる・・・太ったペインは忍術を吸収し無効にする能力を持っている。

フカサクとシマの合唱で初めて成立する幻術。

妙木山に伝わる幻術の楽譜に基づいて合唱することで、対象者が複数でも金縛りを掛けることができる。

魔幻・蝦蟇臨唱

魔幻・蝦蟇臨唱

イメージは4体の「不動蝦蟇」に囲まれ、水の中に閉じ込められている様子であり、最後は現実世界にて妙木山に伝わる秘伝の石剣によって止めを刺す。

魔幻・蝦蟇臨唱

ペイン「やられたか・・・自来也先生にこんな幻術があったとはな・・・」

魔幻・蝦蟇臨唱で3体のペインを倒した・・・

6体のペインが現れる。倒したはずの3体も復活している。

自来也先生「ペインとは一体何者なんだ・・・」

ペイン六道(人間道、修羅道、天道、地獄道、畜生道、餓鬼道)

雨隠れの里長とされる人物。基本的に輪廻眼を持った6人を指し、それらを「ペイン六道」と総称する。6体には六道の能力を指し示す名が割り当てられ、1個体1系統の能力を持ち、視野を共有し合っている。

その正体は特殊な調整を加えられ蘇った死体であり、身体に大量に埋め込まれた金属棒で長門のチャクラを受信し、遠隔操作される。再度死亡した場合でも、地獄道の術で他人から抜き取った魂を死んだペインの個体に移すことで蘇生に至る。

また、肉体の損傷部分も修復が可能であり、天道は「我々にこのような秘密が無ければ自来也に勝てはしなかっただろう」と述べている。

死体を操る場合は、術者の能力を六つに分割しなければならず、本体が直接能力を使うより精度が落ちるというデメリットを持つ反面、輪廻眼同士の視界の共有によって互いの死角をカバーできるという利点がある。

この視界共有の理屈は永らく不明であったが、「口寄せ輪廻眼」という輪廻眼の応用術がこの視界共有を担っていたことが後に明らかとなった。意識を消されているとはいえ曲がりなりにも蘇生した人柱力たちもこの共有を行っていた。

ペイン六道(人間道、修羅道、天道、地獄道、畜生道、餓鬼道)

ペインは生き返る。補充できる。

ペインは死亡しても、地獄道の術で他人から抜き取った魂を死んだペインの個体に移すことで蘇生に至る。

「長門」(ナガト)が「ペイン六道」を遠隔操作していた

「ペイン」と呼ばれている人物は全て死体を改造した操り人形であり、里のどこかにいる長門がチャクラで操作している。

長門の輪廻眼による秘術「ペイン六道」

「長門」(ナガト)は、木ノ葉侵攻時は既に痩せ細り、また半蔵の火遁の術により両足を負傷し、歩く事ができなくなったため、機械を使わなければ移動もままならない状態だった。

長門は、「外道」としての真の力「外道・輪廻天生の術」を使い、襲撃により死亡した者達を蘇生させたが、自身は体に多大な負荷が掛かり命を落とした。

小南(コナン)

ペインと行動を共にする、暁の紅一点。35歳。身長169cm。体重45kg。2月20日生まれ。血液型O型。
冷静沈着で抑揚のない喋り方をしており、青紫の髪に幼少時に紙で作った花のコサージュをつけている。

戦争孤児だった幼少期に弥彦、長門と一緒に行動していたが、後に自来也に師事することになる。忍の才能と同時に優しき心も持ち合わせ、戦闘能力は未知数であるが実力者なことは確かで、自来也に図星をさされ言い返すことができなかったりと幼い頃の優しさは今でも内に秘めていることを窺がう事が出来る。

公式ガイドブック『者の書』によると装束の中にはかなりセクシーな肉体が隠れているという設定でありその様子を示した原画も収録されているが、同著では作者の岸本が「エロいんだけど…服着るから(笑)」となかなか本編でそれを披露する機会がないことを悔やんでおり、実際本編ではその種のサービスカットが披露されなかった。

ペインのことを「神」と呼ぶ雨隠れの里の人々は、ペインと共にいる彼女を崇敬の念を込め「天使」と呼ぶ。ペインこと長門とは昔からの付き合いのため、ペインの仕組を知っている。

幼少の頃から折り紙が得意で、戦闘でも紙を用いた術を使う。これらの紙は炎や水も押し返すことが可能。自らの体を無数の紙に分解することで、偵察・敵の拘束(無数の紙を敵にまとわせ身動きを取れなくする)・飛行・武器の生成・殺害が可能。ちなみに、本体そのものは長門の護衛についており表向きの行動は紙分身にやらせていた。

小南

ペインのことを「神」と呼ぶ雨隠れの里の人々は、ペインと共にいる彼女を崇敬の念を込め「天使」と呼ぶ。

小南(コナン)

小南(コナン)の本体そのものは長門の護衛についており表向きの行動は紙分身にやらせていた。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

トビ(正体は「うちはオビト」) 暁の真のボスとも言える存在。

死亡したサソリの代わりに補充されたメンバー。13歳(波風ミナト班時代)→31歳。身長182cm。体重70kg。2月10日生まれ。血液型O型。
頭髪は黒髪で、右目付近の穴を中心に捻れ模様の施された仮面を被っている。ツーマンセルのパートナーであるデイダラを「先輩」と呼んではいるものの本心から敬意は込めていないようで、デイダラのやられっぷりを冗談交じりに皮肉ったり調子のいいことを言ってはデイダラの癪に触れたりと、腰が低いように見えていてはふてぶてしく、飛段とは違う意味で序列に囚われない性格。

しかしその性格は偽りであり、実際は暁の真のボスとも言える存在であることが後に明かされる。当初は「トビ」、イタチの死後は「うちはマダラ」を名乗っていたが、その理由は本物のマダラの復活までの代行者として名乗っていたためで、真の正体はかつて四代目火影の波風ミナトの班でカカシとチームメイトだった木ノ葉の忍のうちはオビトである。

トビ(正体は「うちはオビト」)

マダラを名乗っていたころから、右眼の写輪眼で視認した対象範囲を強制的に異空間へと飛ばし逆に出す術、および攻撃を受ける際にすり抜けて無効化してしまう術といった不可思議な術を使っていたが、これらは彼の万華鏡写輪眼の瞳術「神威」の1つの効果で、別の時空間に転送したことによるものである。

しかし欠点である「自分が片眼を譲ったカカシの神威と時空間を共有している」ことを最終戦でカカシに見抜かれたことで、それを逆手に取った戦法で面を砕かれ正体をさらす羽目になった。

万華鏡写輪眼の瞳術「神威」

自身の万華鏡写輪眼の脅威的な能力や雨隠れで回収した長門の遺体から入手した左眼の輪廻眼の力は絶大

長門の遺体から入手した左眼の輪廻眼の力を使って外道魔像や一尾、八尾、九尾以外の人柱力を「ペイン」として巧みに操っている

第599話「うちはオビト」にて衝撃的な再登場を果たす。 
これまでトビと呼ばれた仮面の男は、過去の伝説的人物・うちはマダラだと思われてきた。 

しかし第559話にて薬師カブトが穢土転生で本物のうちはマダラを転生させ、仮面の男=マダラ説は消えて一層その正体を巡り、読者の間で話題が沸騰した。 

そして、第599話の終盤うずまきナルトによって面が破壊され、遂に正体が露呈。 
その正体は神無毘橋の戦いにて死亡したと思われていたはたけカカシの親友、うちはオビト本人であった。

トビと呼ばれた仮面の男の正体は「うちはオビト」

ゼツ(黒ゼツ・白ゼツ) 黒ゼツの真実の正体は、かつて息子のハゴロモとハムラによって封印されたカグヤがその寸前に産み落とした存在。

草隠れの抜け忍。身長177cm。血液型B型。
黄色い眼と緑の髪の風貌で身体を巨大なハエトリグサの様なもので包まれているという非常に人間離れした外見をしている。

捕食好みで、象転の術で鬼鮫の身代わりとなった男性の死体を食べて処理するという場面が見られたため、能力は人を食べて力を吸収していくというものである。

暁の構成員として活動するゼツは2人のゼツが合わさった状態であり、左半身と右半身とでは肌の色が異なり、互いに異なる人格を持っている。左右半身はそれぞれ片半身と会話をすることが出来るが、性格が異なるため、意見の食い違いがよくある。

暁は本来二人一組で任務を遂行するが、ゼツ自身のみ単独で行動している。また、暁のメンバーの中では最古参の存在なためにトビ(うちはオビト)との付き合いも最も長く、それ故にトビが世界に絶望して「月の眼計画」を実行に移そうとする理由についてもよく知っているといえる。

うちはマダラは、ゼツが外道魔像と千手柱間の細胞を遣って造り出した人造生命体(実質的なクローン)であると語っているが、それは全くの勘違いである。

黒ゼツの真実の正体は、かつて息子のハゴロモとハムラによって封印されたカグヤがその寸前に産み落とした存在。

白ゼツ達の正体は、カグヤが発動した無限月読に取り込まれた人々の成れの果てあり、黒ゼツがそれを外道魔像から抽出して見せ掛けたに過ぎなかった。それ故に、「ゼツ」という名前も個人をさすわけではない。草隠れの抜け忍であるというのは、正体を隠す為の偽りといえる。

ゼツ(右半身:黒ゼツ・左半身:白ゼツ)

ゼツ(右半身:黒ゼツ・左半身:白ゼツ)

黒ゼツは、六道仙人化した「うちはマダラ」を触媒に遂に「大筒木カグヤ」を復活させる

黒ゼツの本当の正体は大筒木カグヤが封印される際に産み落とした存在。

黒ゼツ「俺の意志はカグヤだ」 黒ゼツは真の黒幕の一人。

マダラが無限月読を発動させた後はマダラを背後から襲い、自分の意志はマダラの意志ではなくカグヤの意志だと告げて六道仙人化したマダラを触媒に遂にカグヤを復活させる事に成功する。

黒ゼツは、六道仙人化した「うちはマダラ」を触媒に遂に「大筒木カグヤ」を復活させる

大筒木カグヤが復活する

うちはマダラや暁でさえも、「大筒木カグヤ」と「黒ゼツ」のかませ犬に過ぎなかったのだ。

ラスボス・真の黒幕の「大筒木カグヤ」

ラスボス・真の黒幕の「大筒木カグヤ」

うちはイタチ

木ノ葉隠れの抜け忍で、サスケの兄。17→21歳。身長175→178cm。体重57→58kg。6月9日生まれ。血液型AB型。

黒髪に黒い眼の風貌。目の辺りの皺も特徴の一つであり、アニメスタッフが公式ブログで原画を公開した際には「お父さんよりしわ深いって・・・兄さんはなんでそんなになるまで悩むかなぁ」と感想を述べていた。

アニメでは同じく暁に所属しているデイダラから「顔もイケてるし」と称されるほどで、弟サスケと良く似た風貌の美青年。なお眼は写輪眼を常時使用しているため、その影響でいつもは赤く見える。

うちは一族の血継限界「写輪眼」の究極形で、過去に数人しか開眼させた者がいないという「万華鏡写輪眼」を持つ。

忍術・体術・幻術全てにおいて秀でており、大蛇丸は「私よりも強い」とカブトに語っている。その事が大蛇丸がイタチの肉体を諦めて、暁から脱走せざるを得ない起因にもなっている。

性質変化においてはうちは一族が得意とする火遁系や水遁系を使用し、写輪眼でも追いきれないほどの印の速さなど忍としてのあらゆる能力が最高水準に達している。写輪眼による金縛りや幻術返し、高い殺傷力を誇る万華鏡の瞳術を使いこなす他、それ以外の術のレベルも高い。

特に幻術を得意としており、指一本で幻術を発動したり、そのまま効果を返したりするなども出来る。また少年期から突出していた手裏剣術のキレは健在で、死角から長門の輪廻眼の共通視界を全て封じてしまうほどの凄腕。

うちはイタチ

幻術「月読」でカカシを昏睡状態に追い込んだ。

万華鏡写輪眼「月読」

うちはイタチの右目の万華鏡写輪眼に宿った術「天照」(アマテラス)

うちはイタチの「須佐能乎」(スサノオ)

十拳剣(とつかのつるぎ)

八坂ノ勾玉

干柿鬼鮫(ほしがき キサメ)

霧隠れの抜け忍。29→32歳。身長195cm。体重83kg。3月18日生まれ。血液型AB型。
名前の通りサメのような顔立ちで、肌の色は青黒く、髪は藍色、小さい瞳はアニメでのアップ時に黄色で描かれる。

自身の里のある水の国の大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯した危険な忍。口調は慇懃・紳士的で丁寧語だが、性格は冷酷極まりない。

その凶悪な犯罪歴から「霧隠れの怪人」と呼ばれており、「霧の忍刀七人衆」の一人であった西瓜山河豚鬼を殺して奪った大刀・鮫肌を所有する。本来の霧の忍刀七人衆から殺して鮫肌を奪っているので、厳密には正式な霧の忍刀七人衆とは言い難い。

「霧の忍刀七人衆」だった「霧隠れの鬼人」こと桃地再不斬を「小僧」と呼んでいるが、詳しい関係は不明。暁のメンバーの中では、目的を語ることなく任務を遂行するタイプである。

チャクラを吸う愛刀の鮫肌を振るい、敵やそのチャクラを削り取る肉弾戦の他、自力で大量の水を発生させるほどの高位の水遁忍術を操る。

また、「鮫肌」と融合して半魚人のような姿になることもでき、水遁を応用した水中戦も得意とする。「鮫肌」の能力と、相手のチャクラを自分のチャクラとして還元できる能力から、暁の中でも莫大なチャクラを持ち、白眼で経絡系を透視したネジの見立てでは、元の三割のチャクラでも普段のナルトに匹敵する程で、そのチャクラ量故に、霧隠れでは「尾のない尾獣」とも呼ばれる。 

干柿鬼鮫

干柿鬼鮫のチャクラを吸う愛刀の鮫肌

大刀“鮫肌”(だいとう“さめはだ”)
暁の一員、干柿鬼鮫が持つ大刀。刀自体が意思を持ち、他人のチャクラを削り取り喰らう習性を持つ。使い手と融合して肉体を強化したり、鮫肌が喰らったチャクラを吸収して回復することも可能。

鬼鮫が里を抜ける前に前任の使用者・西瓜山河豚鬼を殺害して受け継ぎ長らく愛用していたが、キラービーとの戦闘中に鬼鮫からキラービーの下へと寝返り、以降は彼が所有している。

干柿鬼鮫の大刀・鮫肌使い

イタチの天照を使用して脱出している。

自来也先生の口寄せ・蝦蟇口縛り(くちよせ・がまぐちしばり)

デイダラ

岩隠れの抜け忍で、暁の最年少メンバー。爆破部隊に所属していた天才粘土造形師。19歳。身長166cm。体重50kg。5月5日生まれ。血液型AB型。

青い眼に長い金髪の風貌で、左眼は髪で隠れているがスコープがついている。一人称は「オイラ」だが、稀に「オレ」になることもある。語尾に「○○だ、…うん」と付けるのが癖。「芸術は爆発だ」や「儚く散りゆく一瞬の美」など、岡本太郎を意識したセリフが要所に見られ、「CO」最後の忍術も太陽の塔のような光を放ち爆発していった。

黒ツチや赤ツチからは「デイダラ兄」と呼ばれ慕われていたらしく、その彼や彼女の兄貴分的存在だった模様。ちなみに、土影であるオオノキの事は「俺の芸術をバカにしくさったじじい」として恨んでいる。

両手の平にある口で喰った粘土と自身のチャクラを混ぜて作った「起爆粘土」を用いる。なお、本人はこれを「爆遁」と称している。これにより様々な造形品を作り、粘土に混ぜるチャクラはC1からC4まで上げることができる。

爆発の威力は混ぜたチャクラの種類や量で調整可能となっており、花火程度の爆発力から最大級で小さな集落も吹き飛ばせるほどの破壊力を持たせることができる。これらの能力は元から彼に備わっていた能力ではなく、彼が岩隠れ在籍時に伝わっていた物質にチャクラを練りこむ術という禁術であり、彼が更なる美の高みを追求するあまりにその禁術を渇望し、禁忌を犯してまで手に入れた能力である。

その結果、追われる身となってしまい、その際に追手に放った起爆粘土に己の求めていた芸術を見出した後、抜け忍として暁に参加し、今に至る。

デイダラ

蛇を率いてイタチを捜していたサスケに遭遇・交戦となり、「C1」「C2」「C4」を使用後スコープで幻術を看破し、直接「C4」を食らわせて倒したかに見えたが、写輪眼で起爆粘土が土遁系統の術であり、故に雷遁系の術を受けると起爆しなくなる欠点を見破られた挙句自身の芸術を一蹴されて逆上、身体に起爆粘土を取り込むことで自らを強力な爆弾「CO」に変え、サスケと心中を図る。

しかし、サスケはマンダを口寄せしての間接的な時空間忍術で逃げてしまい、結局、自分だけが大爆発と言う名の「究極の芸術」となって死亡する。

彼が死亡したことに対して、仲間たちからは「惜しかった」、「彼は結構強かった」と述べられている。

デイダラ

一尾を狙って侵入した【暁】の一員・デイダラと戦い彼の左腕を潰すも、里を狙った攻撃を防いだ際に隙を見せてしまい、自身の砂の盾に仕込まれた起爆粘土の爆発の衝撃をまともに受けて敗北。気絶したところをそのまま暁に連れ去られ、守鶴を抜かれたことにより一度は息絶えたものの、救援に来たナルト達に身体を回収され、相談役・チヨの転生忍術により息を吹き返した。

デイダラは我愛羅(があら)を倒す。

暁の中でも人気のあるキャラクターの1人であり、第6回人気投票では主人公のナルトを抑えて3位、第7回では6位を記録している。

サソリ

砂隠れの抜け忍。砂隠れ所属当時は傀儡部隊の天才造形師と謳われ、「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。35歳(外見年齢15歳)。身長164cm。体重47kg。11月8日生まれ(作者の岸本斉史と同じ)。血液型AB型。

普段は傀儡ヒルコの中に潜み行動、戦闘を行う。カンクロウの所有している3つの傀儡人形「烏」「黒蟻」「山椒魚」を作ったのは彼である。自身の作った作品には「赤砂のサソリ」を思わせるサソリのラベルが付けられている。

人間を傀儡に作り変えた人傀儡を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしている。その中には歴代風影最強を誇る三代目風影も含まれ、人数はチヨとサクラを殺せばちょうど300人になるほどだった。

また、実年齢は35歳だが自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時の15歳のままであり、赤髪に茶色の瞳の風貌である。肉体の性質上永遠に歳を取ることはなく、『者の書』のプロフィールでは食事を摂る必要がないと明かされている。

時間にうるさく、人を待つのも待たせるのも嫌い。やや偉そうな口調で喋るが切れ者で洞察力も高い。砂隠れや音隠れにスパイを放っており、時期がくればスパイ達に自分の部下としての記憶を呼び覚ませる術を使う。「永く後々まで残ってゆく永久の美」を芸術とし、朽ちることの無い傀儡が、後世の操演者に魂として受け継がれることを望んでいた。

サソリ

サソリ

普段は傀儡ヒルコの中に潜み行動、戦闘を行う。

傀儡ヒルコ

磁遁(三代目風影の傀儡人形使用時)

実年齢は35歳だが自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時の15歳のままであり、赤髪に茶色の瞳の風貌である。

チヨバア&サクラとの戦いでは、ヒルコ、三代目風影、本体の順に傀儡合戦を繰り広げたが、チヨバア、及び自らが作った両親を模した傀儡に対する肉親の感情が一瞬攻撃の手を鈍らせたことにより、最後は自分の両親の傀儡に、自分の左胸に唯一残していた生身のパーツを攻撃され、自らを「傀儡になれなかった人間」と自嘲し、草隠れの里にある天地橋でスパイ(カブト)と会う情報を「無駄なこと」と前置きしつつ褒美として言い残し、死亡した。

最後は自分の両親の傀儡に、自分の左胸に唯一残していた生身のパーツを攻撃され死亡。

角都(カクズ)

滝隠れの抜け忍。91歳。身長185cm。体重63kg。8月15日生まれ。血液型A型
白目の部分は赤く、瞳の色は黄緑。普段は頭巾を被り口元はマスクで覆っているのが特徴。普段は冷静沈着だが、トラブルが起こると殺意が湧き仲間であっても容赦なく殺害するキレ癖があるなど、荒っぽい一面も持ち合わせている。

そのため過去にコンビを組んだ者はいずれも死亡しており、またナルトたちと交戦した際には人柱力のナルトは生け捕りにしなくてはならないのにも関らず心臓を奪おうとした。

戦闘時には飛段に油断しないよう常に忠告している。「信じられるのは金だけだ」と豪語するほど金銭に対する執着心が極めて強く、その性分なのか本人曰く「暁のサイフ役」を担当しており、人柱力捜索の傍ら賞金首を仕留めては換金所に赴いて資金を調達している。

また、質屋を経営している帳簿係の部下がいる模様。尚、ペインに対しては極めて従順で、たとえ賞金首を前にしてもペインの命令があればそちらを優先する。飛段とは価値観の相違はあるものの戦闘時には暁には珍しく協力的である。コンビを組んで行動している理由として、不死身である飛段は殺せないからと発言している。

戦闘における飛段とのコンビネーション技はお互いの類まれな不死身の能力を生かし、ほぼ死角がなく相性がよく、事実、戦闘において追い詰められ窮地に陥っても決して敗れることはなかった。また、角都と飛段のコンビもデイダラとトビのコンビ同様、冗談交じりの会話を楽しんでいる。アニメでは、アスマ班との戦いの終結後に密かに飛段の額当てを拾っていたりと割と面倒見は良い一面もある。

角都

パートナーの飛段と同様、相当の実力者である。「地怨虞」の能力により、体の一部を切り離し黒い繊維状の触手で操ることができ、逆に切り離された体を繋げることもできる。この能力で飛段の切断された首とデイダラのちぎれた両腕を縫い合わせた。他にその繊維で敵を縛り上げたり、心臓を奪ったりすることも可能。

より強い忍の心臓を生きたまま抜き取って経絡系やチャクラの性質ごとに移植し、それらを背中に宿している仮面の化け物4体として分身のように操り、自身と合わせて5種類の性質変化全てを操ることができるほか、己のを含め5つの心臓を補充することができ、一つでも残っていれば補充が効くため、心臓を補充し続ければ寿命をいくらでも伸ばせる。

角都(カクズ)と飛段(ヒダン)

飛段(ヒダン)

湯隠れの抜け忍。22歳。身長177cm。体重56kg。4月2日生まれ。血液型B型。
赤紫(ピンク)の眼に髪は銀髪でオールバック。言葉の節々に伸ばし言葉を使うのが特徴。「汝、隣人を殺戮せよ」を教義とし、殺戮をモットーとした新興宗教ジャシン教を信仰しており、その教義に沿って戦闘前や戦闘が決着した後も儀式のために時間を割く程の熱狂的な信奉者である。

同じく暁メンバーの角都とツーマンセルを組みながら二尾の人柱力・ユギトや、元・守護忍十二士の忍僧である地陸、木ノ葉隠れの上忍・アスマを圧倒した。

彼の使う「呪術・死司憑血」はある条件下で自らが受けた傷を特定の相手にも与えるという能力を持つ。
・陣図(円形の中に三角形)を自分の血で足元に描き、その中に留まること
・対象者の血液を摂取すること
によって能力が発動する。条件を満たすと同時に、身体に骸骨の様な奇妙な紋様が浮き出た状態になる。

この条件を満たし、自分または第三者の攻撃を受けると受けた影響を対象者にももたらす。この効果が発動した状態で己の急所を攻撃すれば相手の急所も破壊されたことになり、確実に相手を殺すことが出来る。

ただし陣図から出てしまうとリンクしなくなり自身にしかダメージを受けないが、陣図の中に戻れば効果は再び発動される。

なお、「死司憑血」の術は忍者ではなく宗教が生み出したものであるため、正確には忍術と言えるかどうかは不明だが、『者の書』では忍術・秘伝として扱われている。特異な能力と術だが、シカマルにちょっとした言動からその能力の仕組みを推測され、ペインの命令により一度撤退したことで対応手段を執る時間を与えてしまったことが敗因となった。

飛段

飛段(ヒダン)

飛段(ヒダン)

ジャシン教で習得した術。飛段の不死身の源である「呪い」はこの術による殺人で持続する。円と三角形の陣図を自身の血で描き、対象者の血を己の体内に取り込むことで発動する。

術者が陣図の中にいる限り術者が受けたダメージとまったく同じ傷を対象者に与えることができる。なお術者自身が傷つかねば発動しないため、この術を何度も使えるのは不死の飛段のみである。地面に陣が描けない場合は使用自体が出来ない、という弱点もある。

飛段の「呪術・死司憑血」(じゅじゅつ・しじひょうけつ)

関連する投稿


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ネメシス』が発売されます。


懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

藤子・F・不二雄による名作の数々を紹介する書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が、8月7日(木)より全国のフェア参加書店にて順次開催されます。


「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

NHK「おかあさんといっしょ」の人形劇コーナーとして1982年から1992年までの10年間にわたり放送され、累計2,000話以上の物語が制作された人気シリーズ『にこにこ、ぷん』が、令和の時代に新たなかたちで帰ってきます。


最新の投稿


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


吉田沙保里  強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

吉田沙保里 強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

公式戦333勝15敗。その中には206連勝を含み、勝率95%。 世界選手権13回優勝、オリンピック金メダル3コ(3連覇)+銀メダル1コ、ギネス世界記録認定、国民栄誉賞、強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子。


消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

昭和から平成にかけて、全国各地で親しまれていた回転寿司チェーンの数々。家族の外食、旅先の楽しみ、地元の定番──いつしか姿を消したあの寿司屋は、なぜ消え、どこへ行ったのか。本記事では、現在は閉店・消滅した地域密着型の回転寿司チェーンを、当時の特徴やSNSの証言とともに記録として振り返る。


【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

昭和の歌謡曲には、現代ではお蔵入りしてもおかしくないほど、ありえないシチュエーションを描いた詞が数多くあります。その中には、残酷な人物像や露骨な情景描写もあり、思わず笑ってしまうような歌詞もありました。今回は、筆者の独断と偏見で、歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲を5曲ご紹介します。