【第10位】Baby Love / Regina

Baby Love / Regina
Baby Love (Regina song) - Wikipedia, the free encyclopedia
ブロンディを育てたリチャード・ゴッテラーのプロデュースでデビューしたものの、鳴かず飛ばずだったレジーナですが、この曲で遂にブレイク!
当時流行っていたマドンナっぽい!と思ったら、それもそのはず、「トゥルー・ブルー」や「イントゥ・ザ・グルーヴ」をはじめ、マドンナと多くの楽曲を共作していた(マドンナの元恋人でもある)スティーヴン・ブレイがバック・アップしていたのでした。
この曲も、最初はマドンナ(もしくは他のアーティスト)へ提供するつもりで作られたものの、レコード会社からレジーナ自身でリリースするよう勧められたのだとか。結果、ヒットして良かったですね~。と言っても、この曲だけの一発屋とのイメージが強いのが残念ですが・・・
【第9位】Walk This Way / Run-D.M.C.

Walk This Way / Run-D.M.C.
Walk This Way - Wikipedia, the free encyclopedia
当時、Run-D.M.C.(ラン・ディーエムシー)で、ラップ/ヒップホップを知ったという方も多いのではないでしょうか?この曲がヒットしていなければ、ヒップホップがメインストリームで流行るまで、もっと時間を要していたことでしょう。
ヒットした大きな要因は、やはりエアロスミスの原曲が持つキャッチーなリフ&メロディーが挙げられます。それによって、一般的なロックのリスナーにも、すんなり受け入れられたことは、想像に難くありません。
この曲はサンプリングではなく、エアロスミスのメンバー(ジョー・ペリー&スティーヴン・タイラー)が実際にレコーディング&PVに参加していることでも話題に。結果、当時低迷していたエアロスミス自身も復活するきっかけとなり、双方にとってメリットの大きなコラボだったと言えますね。
【第8位】Words Get In The Way / Miami Sound Machine

Words Get In The Way / Miami Sound Machine
Words Get in the Way - Wikipedia, the free encyclopedia
リード・ヴォーカリストであるグロリア・エステファンの名前をバンド名に大々的にフィーチャーする前の、「マイアミ・サウンド・マシーン」としてのヒット曲。キューバ系アメリカ人ということで、初期の頃はモロにラテン系のレコードをリリースしていたのですが、80年代になると英語詞によるポップ路線へと舵をきって、ワールド・ワイドな成功を収めました。代表曲「コンガ」をはじめとした、ノリの良いナンバーの印象が強い彼らですが、この「Words Get In The Way」はしっとりと歌い上げるバラード。
【第7位】Sweet Freedom / Michael McDonald

Sweet Freedom / Michael McDonald
AOR路線のドゥービー・ブラザーズといえば、このマイケル・マクドナルドですよね!
80年代には、ソロでもヒットを連発しましたが、この曲は映画『Running Scared』サントラからのシングルでした。
作詞・作曲は、マイケル・ジャクソンのヒット曲(「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」など)でお馴染み、ロッド・テンパートンということで、当時はまさに飛ぶ鳥を落とす勢い!ヒットしないわけがありませんね!
【第6位】Higher Love / Steve Winwood

60年代に天才少年と称され、あのエリック・クラプトンをも魅了した、スティーヴ・ウィンウッド。スペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィック、ブラインド・フェイスなどでも、白人とは思えぬソウルフルな歌唱を披露し、さらには様々な楽器もプレイするマルチ・プレーヤーぶりを発揮する等、ある意味玄人ウケするアーティストであったわけですが。ソロとなって80年代に突入すると、遂に時代がウィンウッドに追いつき、この「Higher Love」のビッグ・ヒットが生まれたのでした!チャカ・カーンとのかけあいも必聴です!
【第5位】Venus / Bananarama

Venus / Bananarama
UKのニュー・ウェイヴ・シーンで活躍していたバナナラマが、まさかのユーロ・ビート路線へ転身を遂げた、ビッグ・ヒット!ストック・エイトケン・ウォーターマンがプロデュースしたことで、この時代を象徴するサウンドとなっております!原曲はショッキング・ブルーなのですが、バナナラマでこの曲を知った世代にとっては、ディスコ調のサウンドの方が、しっくりきますよね。ちなみに、当時日本では、演歌に転身する前の長山洋子が同じくディスコ調でこの曲をカバーし、ヒットしてましたっけ。
【第4位】Friends And Lovers / Gloria Loring and Carl Anderson

Friends And Lovers / Gloria Loring and Carl Anderson
Friends and Lovers (song) - Wikipedia, the free encyclopedia
今回のチャートの中で、日本ではイマイチ知名度の低いアーティスト及び楽曲かもしれませんね。カール・アンダーソンは、ミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター 』のユダ役でも知られるヴォーカリスト。
この曲、最初は1985年にアメリカのテレビドラマ用にレコーディングされ、レコードはリリースされてなかったのですが、その翌年に遅れてリリースしたところ、実に14週にわたってTOP40内にランクインし、年間チャートでも13位に食い込む大ヒット・ナンバーとなったのです。
【第3位】Stuck With You / Huey Lewis and the News

Stuck With You / Huey Lewis and the News
Stuck with You - Wikipedia, the free encyclopedia
前作のアルバム『スポーツ』がモンスター・ヒット、さらには映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』主題歌となった「ザ・パワー・オブ・ラヴ」も全米No.1ヒットということで、名実ともにアメリカを代表するバンドとなった、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。満を持してリリースされたこの曲も、勢いに乗って、最終的には1位を獲得するヒットになったのでした!
【第2位】Dancing On The Ceiling / Lionel Richie

Dancing On The Ceiling / Lionel Richie
全米No.1ヒット「Say You Say Me」に続いてシングルとなった、ウキウキするような明るいナンバー!
「We Are The World」のレコーディングでマイケル・ジャクソンと共に中心的な役割を果たしたこともあり、日本でも認知度の高いアーティストでしたが、当時とんねるずが「ライオネル・リチオ」というキャラでモノマネしたことで、お茶の間レベルでもさらに爆発的に人気が出ましたよね。
【第1位】Take My Breath Away / Berlin

Take My Breath Away / Berlin
バンド名がドイツの都市名なので、ドイツのバンドかと思いきや、実はアメリカのバンドだったという、意外な事実に驚かされました!
「愛は吐息のように」という邦題がつけられたこの曲、トム・クルーズ主演による大ヒット映画『トップガン』のサントラからシングル・カットされ、見事全米1位!この年のゴールデン・グローブ賞で主題歌賞も獲得!
何年経っても忘れられない名曲ですね~
※おまけ 【第29位】Twist and Shout / The Beatles

Twist and Shout / The Beatles
Twist and Shout There's A Place The Beatles 1986 Capitol 45 Single B 5624 | eBay
さて、この週のベスト10圏外で注目したいのは、
ご存知、60年代にビートルズが放ったこの曲!
「フェリスはある朝突然に」
「バック・トゥ・スクール」
という2つの映画で、この時期に使われたことによって、
86年にリバイバル・ヒットしたんですね!
以上、今回は1986年9月のヒットチャートを振り返ってみましたが、
いかがでしたか?
The Billboard Hot 100 | Charts | Billboard JAPAN