ロト伝説がよみがえる!SFCでリメイクされた「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ」の世界

ロト伝説がよみがえる!SFCでリメイクされた「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ」の世界

日本を代表するRPG「ドラゴンクエスト」。1986年に発売された第1作、翌1987年に発売された第2作を合わせてスーパーファミコンでリメイクしたものが、この「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ」だ。容量のなかったファミコン版から大きくバージョンアップしたこのリメイク版。その変更点を紹介しよう。


SFCでリメイクされたドラゴンクエストⅠ・Ⅱ

ファミコンで一世を風靡したRPG「ドラゴンクエスト」がスーパーファミコンに帰ってきた。
しかも、Ⅰ・Ⅱを両方パッケージングしたリメイク版だ。
ファミコンよりもグッと容量が増し、大幅に遊びやすくなったこの「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ」。
オリジナル版との違いを見ていこう。

Ⅰ・Ⅱ共通の変更点

まずはドラゴンクエストⅠ・Ⅱに共通する変更点から見ていこう。
どれも現在のドラゴンクエストの形により近付いていく変更点ばかりだ。

ふっかつのじゅもんからセーブ機能へ

ファミコンのⅠとⅡにはセーブ機能がなく、続きからプレイするには王様から教えてもらう「ふっかつのじゅもん」が必要だった。
ひらがな数十文字で構成されるパスワードを写し間違えて、涙を飲んだプレイヤーも多いことだろう。
リメイク版では、Ⅲから導入された冒険の書にセーブする機能が備わっている。

難易度が全体的にやさしめに

オリジナル版は難易度が高かったことで有名だ。
とりわけⅡは後半の敵が鬼のような強さを発揮してハーゴンの神殿への道を阻んでくる。
これは、納期が差し迫っていたために通しでのテストプレイができず、開発中に想定していたレベル設定と実際にプレイヤーが到達するレベルに差がありすぎたことが原因であると言われている。
つまり、リメイク版はやさしくなったというより、適正なバランスに調整されたと言った方がいいかもしれない。

便利ボタンで遊びやすく

現在では当たり前になった便利ボタン。
ドラゴンクエストで初登場したのはⅤの時だ。
ファミコン版のドラゴンクエストⅠ・Ⅱではコマンドからの入力だった「はなす」や「しらべる」といった操作も、このリメイク版では便利ボタンひとつで選択できるようになっている。

ドラゴンクエストⅠの主な変更点

続いてはドラゴンクエストⅠの変更点の紹介だ。
ハード面での制約が多かったこともあり、リメイク版ではUIなどに大きな差異がある。

カニ歩きだった勇者が4方向に向く

ファミコン版のⅠでは容量がギリギリだったために、勇者の横向き・後ろ向きのグラフィックが存在しなかった。
そのため、常に正面を向いているカニ歩きでフィールドを移動していたのだ。
リメイク版ではちゃんと移動する方向へ向くようになり、「はなす」コマンドで東西南北を選ぶ必要もなくなった。

「かいだん」や「とる」コマンドの省略

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